「丘に叫ぶ声」のストーリー

義理の兄弟であるベンとスティーヴとは全然性格が異なっていた。ベンは乱暴者であったが、スティーヴは気の弱い意気地なしだった。このケンタッキー山村の小学校へ女教師のジャネットは障害者の弟ディービーを連れて赴任して来た。ベンとスティーヴとは期せずして共に彼女に恋した。スティーヴが誰に侮辱されても平気なのがジャネットには歯痒かったが何となく彼女は好ましく思うようになった。この山村は貧しかったので村人は飼犬を悉く放逐してしまっていたが、それ等の野放しの犬は群れをなして時折食物を漁りに村に押し寄せて来た。或時その犬群れの頭梁のグレイ・ゴーストが傷ついてディービー少年に介抱して貰ったことがあった。グレイ・ゴーストは性質が良くその後一再ならずディービーの危難を救った。ところがある日ベンはグレイ・ゴーストを射殺すると言って恋仇スティーヴを射って傷つけた。ジャネットがスティーヴを介抱したため嫉妬に燃えたベンは2人を亡き者にせんと企てた。グレイ・ゴーストは悪い犬と思い誤られて村人に追跡されてジャネットの家に逃げ込んだ。彼女がこの犬を匿ったので村人の怒りを招いたがスティーヴは飽までも彼女を護るべく奮起した。そしてベンのために小舟にのせられて激流を下っているジャネットを助けに向かったスティーヴは危うくみえたが、グレイ・ゴーストが来援したのでジャネットもスティーブも滝壷に落ちるのを免れ、幸福な日を迎えた。

今日は映画何の日?

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