「黄金の世界へ」のストーリー

アラスカのクロンダイクに砂金が発見された1898年の夏、ジャック・ロカストを初めとして大勢の鉱夫がサンフランシスコへ帰って来てこの報道を齎したので、ニュースはたちまち全米に広がり、一攫千金を夢見る人々は、あらゆる階級を網羅してサンフランシスコに集まり、そこから極地目指して出発するのであった。バルキー夫妻の親類に当たる貧しいバーナと盲目の祖父とはドウスン市でバルキーがカフェーを開くので連れられてきた。船の中でバーナはらラリーと言う青年とロカストに逢った。ラリーは汽車にすがって無賃乗車を試み、大陸を越えて来た男である。ロカストは好式漢で、美しいバーナを見て心を動かし、バルキー夫妻に物質的援助を約して夫妻の歓心を買い、彼女を掌中のものにせんと企んだ。ラリーは金銭のことでロカストと争った時、老いた試掘者サルベーション・ジムに救われ彼のパートナーと成った。オルスと言うスェーデン人、虫けらとあだ名されるサミュエル・ソートも彼らに加わった。彼らがスカグウェイから奥地に進むに従い、続々倒れるものが増えた。バーナの祖父もその1人であった。チルクート峠で激しい風雪に襲われて敢えない最後を遂げた。目的地に近く一行がユーコン河を下る途中、バーナとバルキー夫妻が溺れようとした所をラリーは身を挺して救う。ユーコン河畔の目的地に到着した連中のうちには、金鉱発見の不可能、食糧の不足を知って帰国するものが続出した。バルキー夫妻もロカストから旅費を貰い、バーナを残して本国に帰る。悲嘆に暮れるバーナに引き換え、ロカストは独りほくそえんで居た。今は恋仲なるバーナとラリーは金を借りて帰国しようと焦ったが、らりーはある男から金銭の発見が用意であることを聞かされ、慾心が燃え立って、無一文のバーナを残し出発する。ロカストは倫落の女マギーを使ってバーナを誘惑する。一方ラリーの一行は困苦と戦って金銭発見に努めるうち、一行中のフートはラリーの犬やマッチを奪って引き返し、吹雪を避けるうち偶然金銭を発見したが、吹雪に埋められ凍死する。引き返す途中でこれを発見したラリーはドウスン市に駆けつけて登記を済ました。ラルスとジムも金銭を発見したが、ロカストと役人の共謀によって奪われてしまう。ラリーは怪しげなサルーンに踊り子と成っているバーナを発見したが、昔の彼女でないバーナは彼の不審を怒り、金塊を投げ捨ててラリーの言葉に耳も貸さない。ラリーは彼女を追って2階に上り、誤解を解くべく努めるうち、ロカストから堪えられぬ侮辱を蒙って激しい闘争と成、ラリーは討たれながらラムプをロカストに投げ付けたため、ロカストは全身焔に包まれて悶死し、サルーンも猛火に蔽われてしまった。辛うじて逃れたラリーとは、燃え上がるドウスン市を前に、新生涯に入るべく誓うのであった。非表 L0010

今日は映画何の日?

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