「追いつめて殺せ!」のストーリー

ニューヨークのイースト・ハーレムで麻薬常用者の手入れがあった時、1人の若者が捕まえられた。ところがこの男はソル・マドリッド(デイヴィッド・マッカラム)という麻薬Gメンで秘密結社マフィアの手に流れる麻薬ルートの捜査にあたっていたのだ。ちょうどこの頃、マフィアの人間コンピューターといわれる男ハリーが、若ボスディノの情婦ステイシー(ステラ・スティーヴンス)と一緒に、組織の金50万ドルを持ち逃げしたというニュースが入った。ソルは2人を追った。まずステイシーをとらえ、ハリーはアカプルコにいることをつきとめた。ハリーは麻薬取引の大物エミル・ディートリッヒ(テリー・サヴァラス)の広大な屋敷にかくまわれていた。ディートリッヒは、かつてマフィアと大きな商売をしていた男だが、2年前にけんか別れして以来、今もいがみあっている。ソルはディートリッヒにとり入り、単独で麻薬の取引きをし、大成功を収めた。これでディートリッヒの絶大な信頼を得るようになった。そして、彼のもとで次の大仕事、300万ドル相当の麻薬を集める仕事をもスタートさせた。この頃、マフィアのディノがアカプルコに乗り込み、ステイシーを拉致し、ヘロイン患者にしてしまった。そして、その夜、ディートリッヒの屋敷を出たハリーが何者かに殺された。翌晩、ディートリッヒの家には多量の麻薬が集められた。だがその時、ソルの合図で警官隊がなだれこみ、この麻薬の本拠は壊滅。直後、ソルは仲間のハリスコと対決した。誰も知らないはずのステイシーの隠れ家やハリーの殺害、ハリスコがマフィアと通じているとしか、ソルには考えられなかったからだ。ソルはステイシーの監禁場所をハリスコから聞き出した後、彼を処分した。翌朝ソルは、ディノの隠れ家を襲い、死闘を演じてついに彼を殺した。そしてステイシーはヘロイン患者として病院に送られた。