「Oh!ベルーシ 絶体絶命」のストーリー

アーニー・スーチャック(ジョン・ベルーシ)は、シカゴ・サンタイムズ紙の特ダネ記者。市の役人を情報源にして、市政界の黒幕ヤブロノビッツの裏工作を連日叩いた。編集長マクダーモット(アレン・ゴーウィッツ)も喜んだが、ある時、ヤブロノビッツの手下に殴られて病院にかつぎこまれた。編集長は彼の安全を考え、出張取材を命じる。それはロッキー山脈の山奥で、絶滅寸前のアメリカ白頭鷲の生態を調査している女性鳥類学者ネル・ポーター(ブレア・ブラウン)のインタビュー記事をとるというものだった。気のすすまないスーチャックだったが、編集長夫人シルビアの熱心なすすめもあって、シカゴを後にした。現地でデイク(ライアム・ラッセル)というガイドをやとい、やっとのことでネルの山小屋についた。デイクはさっさと下山してしまい、1人残されたスーチャックはソファーで眠り込んでしまう。もどってきたネルは彼が新聞記者であることを知り態度を硬化させる。だが、デイクが2週間後にもどってくる迄は、スーチャックを受け入れざるをえない。翌日、ネルは彼を山の頂上に案内し、白頭鷲の巣を観察させた。しだいに、ネルに心が傾いてゆくスーチャック。スーチャックが足をすべらせて背中を痛めると、ネルは手製のソリに彼を寝かせ、危険な山道を山小屋まで引いてもどった。その後、ついに2人の心は通いあい、身体も結ばれた。約束どうり、デイクが現われ、スーチャックはシカゴにもどった。だが、ネルのことが忘れられず、ボーッとした日々が続く。そんな折、情報源だった市の役人が殺されたことを知り、また昔の辣腕ぶりがもどってヤブロノビッツを追求。ついに抗しきれずに、ヤブロノビッツは国外に逃亡してしまう。ネルがシカゴに講演旅行に来て、2人は再会。一緒にシカゴに住もうとスーチャックは言うが、ネルはロッキーが離れられない。列車で去るネルを追って、スーチャックも同乗。ロッキーのふもとの駅までついてきたスーチャックは決意した。2人は駅のそばの雑貨屋で結婚式をあげた。