「夏に抱かれて」のストーリー

42年の夏、ジェローム(ピエール・アルディティ)は、名目上の妻アリス(ナタリー・バイ)と共に、ドロール県に住む幼友達シャルル(クリストフ・マラヴォワ)のもとを訪ねた。レジスタンス運動に加わっているジェロームは、国外脱出を計画するユダヤ人家族の一時の避難場所としてシャルルの家とその人柄を利用しようとしていた。ジェロームの突然の訪問を歓迎するシャルルは、紹介されたアリスの美しさにこれまで出会った女性にはない魅力を感じ、微妙な感情を抱く。一方のアリスも、ジェロームとは違って陽気でのびのびとしたシャルルに、心惹かれるものを感じるのだった。やがてジェロームがユダヤ人一家をシャルルの家に連れて来た。初めはジェロームの考えに反対していたシャルルであったが、いつしかアリスの失望を恐れ、受け入れる考えに変わっていた。一方自分の地下組織が発覚したことを知ったジェロームは、安全を求めて一家をさらに遠くへ連れてゆかねばならず、地下組織に関する文書類奪還の任務のために、アリスにパリ行きを頼む。そして彼女の同行を言い張るシャルルと共に占領下のパリを訪ねた二人は、ついに激しい恋におちた。旅から無事戻り、やがてそれを知るところとなったジェロームは、怒りから初めて荒々しくアリスを強姦し、パリのレジスタンス運動に身を投じるため二人の前から姿を消した。そして時代は今、大きなうねりを見せようとしている……。

今日は映画何の日?

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