「古井戸」のストーリー

「老井」という村が、山西省太行山の山奥にあった。山に囲まれた石ころだらけのこの村には水がない。何世代にもわたって村人たちが、井戸を掘りつづけ、ついに125もの井戸を掘るが、どこにも水は出なかった。中には50メートルも掘った井戸もあったが、むだであった。村人たちの最大の願いごとは、いつか自分たちの土地から水が得られることであった。都会から帰った青年、孫旺泉(張芸謀)は、何とか井戸を掘りあてようと決意する。彼の一家は極貧であったため、男5人の家族の誰も結婚ができない。旺泉は、娘趙巧英(梁玉瑾)と将来を誓い合っていたが、家に反対され、寡婦の婿にされる。意気地なしと嘲笑されながら、彼は兄弟のことを考え、そして井戸を掘りあてるため、50元で身売りしたのである。彼は井戸を掘り続ける。しかし、作業の途中で、彼は事故にあい、巧英と共に生きうめになってしまう。二人は死を前に真の愛によって結ばれる。やがて、二人は村人に救い出されるが、巧英は村を去る。ひとり残された旺泉は、しかし、村人の力を受けながら、井戸掘りを続け、ついに水の出る井戸を掘りあてるのだった。

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