「FBI武装せよ」のストーリー

1920年代後半から30年代初期にかけて、法の盲点をつくギャングの犯罪が各地に発生した。1933年6月、法に対するギャングの挑戦ともいうべきカンサス・シティの大虐殺事件が起こった。護送中の仲間ナッシュを助け出そうと“殺し屋”プリティボーイ、フロイド(ダグ・ウィルソン)の一味は、警官が気をゆるめた一瞬に、FBIや警官4人を即死、2人を負傷させて逃亡した。一方テキサスでは新たなギャング団が組織されていた。殺人を愛するクライド・バロー、金髪と黒い葉巻の好きなボニー・パーカーの殺人狂チームが銀行強盗、殺人等を重ね歩き、遂には仲間のハミルトンが服役している監獄を襲ってハミルトンを助け出したが、怖気づいたハミルトンの密告で、テキサス警備隊に射殺されて短い一生を閉じた。ギャングの母親マー・バーカー(ジーン・ハーベイ)は末子のフレッド(サム・エドワーズ)と“社会の敵No1”アルビン・カーピス(ポール・デュボブ)と組み、銀行強盗、強奪、誘拐等で100万ドルを奪っていた。その後マーは息子や監獄時代に知り合ったカービス、ジョン・デリンジャー、ベビーフェイス・ネルソン、ホーマー・ヴァン・ミーター等をカンサス・シティに集めて大がかりな銀行強盗を企て、大成功に終わった。躍起になったFBIの追跡は激しく、フロリダの海岸近くに隠れていたバーカー一家は、壮烈な機関銃戦の末に射殺された。銀行強盗王デリンジャーもFBIの追及を逃れるため整形手術までしたが、彼の“赤い服を着た女”に密告され、劇場前に張り込み中のFBIに一斉射撃され、短い生涯を終えた。狂犬のような殺し屋カーピスも釣りしているところを急襲されて終身懲役になりさしもの凶悪ギャング連も武装されたFBIの必死の活躍で一掃された。

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