「とどめの一発」のストーリー

1919年のバルト海沿岸地方。ロシア革命から2年経った今、パルトの男爵と大地主の支配を倒そうと、そこでは内乱が起きている。西欧諸国は旧秩序を救うため義勇軍を送り込む。この地方のクラトヴィーチェ館に住むゾフィー(マルガレーテ・フォン・トロッタ)の生活も内乱のために乱されている。そこには、国籍の異なる義勇軍の一団が出入りしている。ゾフィーの兄コンラートの友人エーリヒ(M・ハービヒ)はプロイセンの将校。村の若い共産主義者などと接触して階級に関する疑問を感じている彼女も、いつしかエーリヒに恋する自分を感じた。愛を告白するゾフィーにしかしエーリヒは冷たかった。彼にとっては、やはり女性は二の次だった。彼はゾフィーの愛に自分の気持ちが動かされないことを示すために好きでもない娼婦を抱く。すっかり絶望したゾフィーは、行きあたりばったりに将校たちを愛人にする。ひたすら軍事行動に専念するエーリヒを忘れようとするかのように、ゾフィーは館を去り反乱軍に寝返り、エーリヒにそむく。彼の軍隊はゾフィーを含む反乱者たちを捕え処刑を行なう。ゾフィーは、その執行人としてエーリヒを名ざすのだった。

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