「天雲山物語」のストーリー

1928年の冬。宋薇は恋人、羅群との思い出をふり返っていた……。1957年の反右派闘争の最中、天雲山地質調査隊に参加した宋薇は、新任政治委員の羅群と恋に陥ってしまった。しかし、インテリを擁護した羅群は、やがて解任され、宋薇も尋間にかけられた。やむなく羅群に別れの手紙を書いた宋薇は、前任政治委員、呉遥の力で昇進していった。そして将来有望な呉遥と結婚した。一方、政策の誤りを指摘し続けた羅群は弾圧を受け、社会の隅ヘと押し込まれていった。ひたすら羅群を見守っていた馮晴嵐は、宋薇の親友で、やがて重病の羅群を救い妻になった。貧しいながらも天雲山に踏みとどまった二人は、調査資料整理に生涯をかけゆく。そのことを馮晴嵐からの手紙で知った宋薇は、心を乱した。羅群の名誉回復を邪魔しているのは党組織部部長の夫、呉遥なのだ。悪いことに身体をこわした薇晴嵐の命はもう長くはなかった。宋薇は遂に、すべてを上部に訴えた。やがて羅群の名誉も回復し、人生を取り戻そうとすべて無にして離婚した宋薇は天雲山を訪れ、すでに帰らぬ人となった馮晴嵐を遠く思うのだった。

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