「永劫の疑惑」のストーリー

恋人サンツイオ公爵夫人の贅沢のため金に困った米国の青年外交官ハリー・アースロップはロンドン大使の名を用いて小切手を書いたが、早くもこれを知ったオーストリアの秘密探偵は証拠の小切手を写真に撮して置いた。その1人フリッツル伯爵は公爵夫人の許へ立派な数々の贈物をするので、貧乏なハリーは嫉妬を起こし金を得たいと苦心する。そしてついに金に目眩みその上偽造小切手の写真を突き付けて強迫され、ハリーは大使の秘密書類を盗み出して伯に渡した。ハリーの罪は大使の知るところとなったが、一方公爵夫人もすべてを知り、伯爵を恋する風を装って伯爵を殺し、一度奪われた書類を取り戻して大使に返し、ハリーを助けかつ国際上の危機を救った。