「ルトガー・ハウアー 処刑脱獄」のストーリー

アラスカ。石油会社の依頼を受けた環境調査官として妻アン=マリー(リヤ・キールステッド)と同地で生活中のエリック(ディラン・ウォルシュ)は、ある日彼の地では恐れられるハンター、ベン・コルベット(ルトガー・ハウアー)と彼に従う荒くれの弟たちと知り合う。自分たちが定めた掟に従わない3人の素人ハンターを死なせた彼らは、以前から彼らの乱暴な所業を見かねていた保安官に追われる羽目になる。保安官と親しく、セスナ機のライセンスを持つエリックは、容疑者の代表として捕らえたコルベットを最寄りの裁判所まで送り届ける仕事を引き受ける。ところが、コルベットはスキをついて保安官を死なせ、さらに彼をセスナに乗せたのはいいが、コルベットによって飛行機は雪山に不時着させられてしまう。いがみあいながらも、生きて町へ戻るために、最後には協力関係をとりながら、2人は雪山を強行軍。やっとのことで町に着いたころ、2人の間にはどこかで共感が芽生えていた。しかし彼らが知らぬ間に、コルベットの弟たちはエリックの家を襲い、アン=マリーはからくも逃げた。一方、事件を利用してパイプラインの悪化など自らに都合の悪いことを隠蔽しようと図る議員ルメールが暗躍していた。この混乱に乗じる形で何とか逃げのびようとするコルベットをエリックは説得するが、彼は聞かない。やがてコルベットの仲間たちが彼を取り戻そうと襲撃をかけてくる。エリックは彼らを迎え討つ。その間にアン=マリーの連絡を受けた警察のヘリコプターが到着。そこへコルベットの弟とルモールがやってくる。コルベットは弟ともどもルモールを倒すが、自らも重傷を負う。ヘリコプターに乗りこまされたコルベットは裁きは自分でつけさせてくれとエリックに哀願する。それを聞いたエリックは機を地上に降ろし、彼を解放してやり、アン=マリーに「ここが彼の土地なんだ」と語るのだった。

今日は映画何の日?

注目記事