「レイテ沖海空戦 永遠の海原」のストーリー

1942年秋、連合軍が南太平洋で反撃に出たころのこと。休暇でメリーランド州の自宅へ帰ったジョン・M・ホスキンス大佐(スターリング・ヘイドン)は愛妻スー(アレクシス・スミス)に、今度航空母艦ホーネット号の艦長に任命されたことを知らせた。しかし、ホスキンスが任務につく前に、ホーネット号はソロモン水域で撃沈されていた。ホスキンスの失望は大きかったが、センプル少将(ディーン・ジャガー)に慰められ、ロードアイランド州クォンセット基地で訓練指導任務についた。そして指導の成果を認められ、空母プリンストン号の艦長に任じられた。今までの艦長ウィリアム・バラッカーは愛妻の待つ故国へ帰ることになっていたが、フィリピン進攻作戦開始直前のことであり、太平洋水域総指令官ウィリアム・ハルゼイ提督は、ホスキンスに艦長補佐として乗り組み、作戦終了後に交替するよう命じた。レイテ島上陸作戦に参加したプリンストン号は敵機の集中攻撃を受け、ホスキンスは右脚に重傷を負った。乗組員全員退艦後、艦は沈没、軍医長はホスキンスの命を救うため右脚を切断した。片足を失った彼は、海軍の慣例によれば退役することになっていたが、ホスキンスは血のにじむような数カ月の苦心の末、義足をマスターした。夫の信念を知ったスーの努力もあり、とうとう彼は新プリンストン号の艦長に任命された。すでに第二次大戦は終わっていたが、ホスキンスは以前からの考えであるジェット機を艦載機とする計画を実現した。朝鮮事変で連合軍が韓国に追いつめられたとき、彼のとった海空一体の撤退作戦によって連合軍は危地を脱した。ホスキンスは、軍から与えられる栄誉も辞退し、今度こそ退役してスーや子供たちの待つ故国へ帰るつもりであったが、その途中、負傷兵の本国送還の状況をみて自らその指揮を買って出た。そして負傷兵たちに信念によっていかなる身体的障害をも支配できると教えた。

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