「愛が微笑む時」のストーリー

1945年、サンランシスコ。オペラ歌手のハリソン(チャールズ・グローディン)、働くシングルマザーのペニー(アルフレ・ウッダード)、泥棒のマイロ(トム・サイズモア)、気のいいウエイトレスのジュリア(キーラ・セジウィック)の4人が乗り合わせたバスが、運転手ハル(デイヴィッド・ペイマー)の脇見運転が原因で、レイリー夫妻の自家用車と正面衡突した。即死した4人の魂は、その時生まれた夫妻の赤ん坊トーマスの周囲にとりついてしまう。幼い頃はトーマスの遊び相手となっていたゴーストたちは彼の将来を考え、彼が5歳の時に姿を消す。だが彼らはずっとトーマスの傍で見守っていた。27年後、トーマス(ロバート・ダウニー・ジュニア)は、やり手の銀行マンに成長していた。そんなある日、ゴーストたちの前に、あの事故のバスが出現。天国の使いとなった運転手の話では、この世に思いを残して死んだ人間は、天国へ召されるまで猶予が与えられるが、その期限が来たと言う。寝耳に水の話にゴーストたちは驚き、急いで生きた人間の肉体を借りて願いを叶えることに。彼らは当然トーマスの前に姿を見せた。突然現われた4人にびっくりする彼を説得し、夢の代行人に仕立てたゴーストたち。マイロはある子供から取り上げて売った切手を取り戻し、ハリソンはB・B・キング(本人)のコンサートに飛び入りして満員の聴衆の前で歌い、ペニーは我が子と感動の再会を果たす。だが、はた目にはおかしな行動が目立つトーマスにあきれた恋人アン(エリザベス・シュー)は、彼とケンカ別れする。残ったジユリアは、目指す恋人が既に死亡していた。ジェリアは、自分の人生で結べなかった夢を、トーマスとアンがまっとうしてくれると言い、迎えのバスに乗って去る。アンに意地を張って生きてきたトーマスは、彼女に初めて素直な思いを告げ、アンも心からの笑みを返した。

今日は映画何の日?

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