「運転手閣下」のストーリー

テリー・オトゥールはアイランドから移民として米国へ渡って来た。金は所持金とては少なかったが、古い人形を幸運のマスコットとして出世が出来るのを確信していたが、職を得なければ食えないので、或る電車会社の運転手となる。或日彼は社長の息子ボビーが電車に轢き殺されようとしたのを救って、社長の家へ紹介され、ボビーの姉エドナから好意を寄せられる事になった。テリーは父マイクを呼び寄せたが、社長対副社長の間に勢力争いが起こり、会社の株券が2枚紛失したという騒ぎが持ち上がった時、マイクはその株券をかつて自分がテリーに与えた人形の腹の中に入れてある事を発表した。ところが人形は今人形病院に修繕にやってあって、あいにく病院が火災の真っ最中であったので、マイクは果敢にも火中に飛び込んで人形を取り出し、株券を無事提示して社長の養子となりエドナと結婚し、親子夫婦揃って故郷へ錦を飾ったのであった。