「WISH 夢がかなう時」のストーリー

カリフォルニアの片田舎。戦争で夫を亡くしたジーン・ホルマン(メアリー・ベス・マストラントニオ)は、トム(ジョゼフ・マゼロ)とガニー(セス・マミー)の二人の息子と3人暮らし。5歳のガニーはガンにかかっていて、ジーンは彼の看病にかかりきり。彼女の望みはガニーのガンが治ることだけ。ガニーは“カーニバルであがる花火の中に入って花火をを見ること”が夢だった。トムはひとりのことが多く、寂しい思いの毎日。「父親が欲しい」といつも願っていた。そんなある日、トムは相棒の犬ベティ・ジェーンを連れた謎の男ジャック(パトリック・スウェイジ)に会う。彼の家にやってきたジャックは、家族3人の夢を聞いて、「願いをかなえてあげよう」と告げる。奇跡は起こった。ガニーはガンが治って、花火の中で花火をみることができた。幸せなホフマン一家だったが、トムの願いである“ジャックが父親になること”だけは叶わず、ジャックは去っていった。……歳月が経って。大人になったトム(マイケル・オキーフ)は今では結婚して子供も一人いる。幸せなはずの毎日だが、どこか満たされないトム。ところが、そんな彼の前にまたジャックが現われた。子供の時と変わらぬ姿のままで。トムは悩みをジャックに打ち明ける。ジャックはトムの夢をかなえるのだった。