「ラピッド・ファイアー」のストーリー

ロサンゼルスの美術学生ジェイク・ロウ(ブランドン・リー)は、CIAのカラテ教師だった父が、天安門前で虐殺される現場に居合わせた過去を持つ。ジェイクは予想もしなかったヘロインをめぐる紛争事件に巻きこまれた。モデルの女の子と行った画廊で、シカゴ・マフィアのボス、アントニオ・セラノ(ニック・マンキューソ)に画廊の主人が殺されるのを目撃したのだ。セラノ一味の追跡を逃れたジェイクはFBIに保護されて証人としてシカゴにやってくるが、なぜかFBIの男たちに狙撃される。騒動を知ったシカゴ警察の女性刑事カーラ(ケイト・ホッジ)と上司ライアン(パワーズ・ブース)と知り合ったジェイク。ライアン刑事はFBIとマフィアの裏取引を突き止め、ジェイクを囮にして一味の麻薬の取引方法を暴く作戦に出るが、それに気づいたセラノたちと銃激戦になる。ジェイクはセラノを追いつめ、カラテで倒すが、留置所の中で、セラノは暗殺されてしまう。東南アジアの麻薬王タゥ(ツィ・マ)がシカゴにいることを知ったライアンは、巨大なランドリー工場がヘロイン供給基地になっていることを知り、変装したジェイクを潜入させた。しかしライアンとカーラはタゥの捕われの身となり、救出に駆けつけたジェイクに助けられるが、ライアンは撃たれてしまう。タウ一味と死闘を繰りひろげたジェイクは、高架線上の闘いで一味を倒し、炎に包まれた場の中からライアンを助け出すのだった。