「愛の琴線」のストーリー

カナダケベックに妹ガブリエーユとただ2人で住むピエール・フールネルはヴァイオリンの名手として、また作曲家として有名であった。彼の弾奏を聞いた富めるニューヨークの娘カスリーン・ノーイスは彼を恋した。彼女の許婚リュパート・ブレークはこれを嫉む。ピエールがニューヨークへ出る機会を得て、出発すべき前の晩に彼は妹ガブリエーユがルージェという放蕩者と恋仲となり、2人の仲には赤児まで生まれるということを知った。深く妹を愛するピエールはこれがために痛くも悶えた。が遂に暗雲晴れて太陽輝く時が来た。ルージェはガブリエーユと正式に結婚し、ピエールも新に見いだした人生の歓びに浸ることができた。