「黒豹のバラード」のストーリー

1898年、米西戦争下のキューバ。ジェシー・リー(マリオ・ヴァン・ピーブルズ)率いる小隊は冷酷な連隊長グラハム(ビリー・ゼイン)の指揮で、常に最前線に追いやられ、死を待つ日々を送っていた。ある日ジェシーはグラハムが敵の黄金を隠匿していた事実を知ったために仲間のリトル・J(スティーブン・ボールドウィン)、ウィージー(チャールズ・レーン)、オボボ(ティニー・リスター・ジュニア)、エンジェル(トーン・ロック)と共にグラハムの罠にはまり、絶体絶命の危機に陥った。辛くも脱出に成功した一行は、リバーボードのギャンブラー、タイム神父(ビッグ・ダディ・ケイン)を仲間に引き入れ、アメリカへ戻った。グラハムの執拗な追跡を逃れながら、男たちはジェシーの故郷フリーマンヴィル(自由の町)を目指して西部をひた走る。そこはかつて、アフリカン・アメリカンが自由を謳歌できる場所だった。ジェシーはその町の牧師であった父を虐殺した白人たちに一人ずつ復讐を果たしながら、町へ向かった。だが、町を牛耳る白人保安官ベイツ(リチャード・ジョーダン)を筆頭に黒人たちへの圧力が強まり、町の様相は大きく変わっていた。鉄道が延び、ここに駅ができるため、住民たちを追い出すべく白人たちの横暴が強まっていた。かつての恋人ラナ(サリー・リチャードソン)と再会したジェシーは、この町で静に暮らすことを望む。だが、白人たちはそれを許さず、リトル・Jはベイツに殺されてしまう。ジェシーは仲間たちと立ち上がり、ベイツや到着したグラハムを死闘の果てに倒すのだった。

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