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「ミネソタの娘」「愛のあけぼの」のロレッタ・ヤングと「カナリヤ姫」「嵐の青春」のロバート・カミングスが主演するハル・B・ウォリス作品で、ジューン・トルーズデル作の小説を、ケッティ・フリングスが脚色し、「ラブ・レター(1945)」「ゾラの生涯」のウィリアム・ディーターレが監督し、「卵と私」「ミネソタの娘」のミルトン・クラスナーが撮影した1949年作品。
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「美しき被告」のストーリー
未婚の心理学教授ウィルマ・タトル博士は、典型的な淑女で内に秘めた素晴らしい魅力を持っていた。彼女の魅力にビル・ペリーという学生が心ひかれていることは、ウィルマにとって迷惑なことだった。ビルは美男子だがクラス一の性悪な若者だったのである。ある日、ビルに頼まれて、仕方なくウィルマは5時半に彼女の室で会う約束をした。ところが彼女の受持ちの女生徒スーザン・デュヴァルに起こった事件のためにその約束は果たせなくなった。ウィルマはsの旨の手紙を残して帰りかけた時、ビルに行き会ってしまった。ビルは彼女を車に乗せ、6時半に自分の後見人である弁護士を空港に出迎えるのだが、時間は十分だし彼と会う前に先生のご意見を伺いたいからと言って彼女を食事に誘った。海岸に近い静かな料理店で食事をしながら、ビルはウィルマにアワビ取りの話をした。食事の後でウィルマは彼と共に入り江の上の崖へ行った。そこでビルにいきなり抱きしめられた彼女は、かろうじて車の所まで逃げもどったのもの、彼は執拗に迫って彼女をねじ伏せてしまった。ウィルマは夢中で手に触れた何か重い物で、必死に彼の頭を打ち続けた。--翌朝早々ビルの後見人ウォーレン・フォードが彼女を訪れて来た。だが用件はスーザンのことだった。間もなくビルの死体が揚げられ、アワビ取りの最中岩に頭をぶつけてのでき死と考えられたが、ウォーレンの旧友、警部のテッド・ドーガンが調査することになった。ビルの試験答案を読んでから、己が姿を変える必要を感じたウィルマは派手な装いをして、ウォーレンには愛情を、警部には疑惑を起こさせることになった。その夜ウィルマと食事を共にしたウォーレンは、食後彼女をボクシング見物に誘った。彼女はビルそっくりなボクサー・キッドの登場に呆然としてしまい、キッドがノックダウンされてロープにもたれ掛かり、彼女の体に触れた時、彼女は思わずビルの名を口走った。ウォーレンはすべてを知ったが、たかまる愛情を押さえきれず、ウィルマに求婚した。一方警部はようやくウィルマに対する疑惑を深め、ついにビル・ペリーの死因を突きとめた。--ウィルマは殺人被告として公判廷に立ち、ウォーレンが弁護に当たった。彼女の行為は正当防衛であり、ただ恐怖の余りこれを隠していたことが罪であった、と述べるウォーレンをじっとみつめるウィルマの眼は、彼に対する愛と信頼の光で輝いた。
「美しき被告」のスペック
基本情報 | |
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ジャンル | ドラマ |
製作国 | アメリカ |
製作年 | 1949 |
製作会社 | パラマウント映画 |
レイティング |
「美しき被告」のみんなのレビュー
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今日は映画何の日?
NEW今日誕生日の映画人 3/1
- ハビエル・バルデム(1969)
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誰もがそれを知っている
「別離」「セールスマン」のアスガー・ファルハディ監督が、ペネロペ・クルスとハビエル・バルデムを主演に迎えたサスペンス。スペインの故郷で久々に再会したラウラの家族と幼なじみ。しかし、結婚式で起きた娘の失踪をきっかけに、家族の秘密と嘘が綻び始める。共演は「しあわせな人生の選択」のリカルド・ダリン、「マジカル・ガール」のバルバラ・レニー。撮影監督は「エル・スール」「ボルベール 帰郷」のホセ・ルイス・アルカイネ。 -
パイレーツ・オブ・カリビアン 最後の海賊
ジョニー・デップ主演の大ヒットシリーズ第5弾。海の死神サラザールが魔の三角地帯から解き放たれ、ジャック・スパロウへの復讐を目論む。それを阻止するためジャックは、“ポセイドンの槍”を手に入れようと、新たな仲間と大海原へ繰り出してゆく……。共演は「007 スカイフォール」のハビエル・バルデム、「キング・オブ・エジプト」のブレントン・スウェイツ、「メイズ・ランナー」のカヤ・スコデラリオ。メガホンを取ったのは、「コン・ティキ」のヨアヒム・ローニングとエスペン・サンドベリ。
NEW今日命日の映画人 3/1
- ダニエル・フォン・バーゲン(2015)
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ユニバーサル・ソルジャー ザ・リターン
死んだ兵士を戦闘マシーンとして蘇生させるプロジェクト“ユニバーサル・ソルジャー”で甦った男の戦いを描くSFアクション。1992年に公開された「ユニバーサル・ソルジャー」の続編。監督はミック・ロジャース。主演は前作に引き続きジャン=クロード・ヴァン・ダム。 -
ポストマン(1997)
荒廃した近未来のアメリカを舞台に、人々に希望をもたらす郵便配達人(ポストマン)の姿を描いたアクション・ロマン大作。監督・主演は「ウォーターワールド」「ティン・カップ」のケヴィン・コスナーで、「ダンス・ウィズ・ウルブズ」に次ぐ7年ぶりの監督第2作。脚本はデイヴィッド・ブリンの同名小説(邦訳・ハヤカワ文庫)を基に、エリック・ロスと「ライアー」のブライアン・ヘルゲランドの共同。製作はコスナーと彼のパートナーのジム・ウィルソン、「ロング・キス・グッドナイト」のスティーヴ・ティッシュ。撮影は「モアイの謎」のスティーヴ・ウィンダン。音楽は「ファーザーズ・デイ」のジェームズ・ニュートン・ハワード。美術は「ワイアット・アープ」のアイダ・ランダム。編集は「ウォーターワールド」のピーター・ボイル。共演は「追いつめられて」でコスナーと共演した「コピーキャット」のウィル・パットン、英国の舞台女優で本作がデビューとなるオリヴィア・ウィリアムス、「ラブ・ジョーンズ」のラレンツ・テイト、「スネーク・アイズ」「パンサー」のジェームズ・ルッソのほか、ロック・ミュージシャンのトム・ペティが特別出演。