ストレイ・ドッグ(2018)

すとれいどっぐ DESTROYER
上映日
2020年10月23日

製作国
アメリカ

上映時間
121分

ジャンル
アクション サスペンス・ミステリー ドラマ

ここが見どころ

ニコール・キッドマンが初の刑事役に挑んだネオ・ノワール。ロサンゼルス市警の女刑事エリンの元に届いた一通の封筒。それは17年前、FBI捜査官クリスと共に犯罪組織への潜入捜査を行った際、ある過ちを犯し取り逃がしてしまった組織のボスからの挑戦状だった。共演は「ワイルド・ストーム」のトビー・ケベル、「ボストン・ストロング ダメな僕だから英雄になれた」のタチアナ・マズラニー、「アイ、トーニャ 史上最大のスキャンダル」のセバスチャン・スタン。監督は「インビテーション」のカリン・クサマ。

映画専門家レビュー

  • 映画評論、アーティスト

    ヴィヴィアン佐藤

    ニコールのここまでの汚れ役「ペーパーボーイ?真夏の引力」以来か。日系監督のクサマの素晴らしい演出は、脚本段階から練り上げられた。ウィリアム・エグルストンやフレッド・ヘルツォークなど一級の写真家の影響が、色濃い撮影。風景や皮膚の肌理によって物語を雄弁に語り尽くそうとする映像。もはやクサマの映像哲学の結晶、集大成とも言える傑作だ。原因(ドキュメント)と結果(痕跡)との因果関係が映像の本質だとすると、映像と記憶を犯罪によって縫合していったようだ。

  • フリーライター

    藤木TDC

    今はなき銀座シネパトスでの上映が似合うB級アウトロー刑事もの。ところが主役は女性、ウィレム・デフォー風に老けメイクしたN・キッドマンがアル中の女刑事役で驚愕のヨゴレ演技。70年代ハードボイルドの無頼な雰囲気が濃く、ジェンダーレス時代を象徴する警察映画としてジャンルのファンは観る価値が充分ある。ただ、私の好みではあと20分カットし100分弱で終了が望ましかった。終盤、流れがダラダラしてイーストウッドの映画みたいに説教くさくなり★ひとつ減らした。

  • 映画評論家

    真魚八重子

    N・キッドマンが刑事役を演じてこなかったのは、美貌が無駄な意味を持ってしまうからだと、険のある顔立ちになった特殊メイクで気づく。色気が必要とされない演技の切迫感に引き込まれ、主人公の幼少時にまつわる駆け足な説明も許せる。のの字を描くような巧みなストーリー展開と、細緻な編集でちりばめられた重要なショットの回収を、観客に委ねたミステリー構造にも虚を突かれた。撮影の苦いような侘しい陽光の効果も大きい。ニューシネマの再来といった感触だ。

「ストレイ・ドッグ(2018)」のストーリー

ロサンゼルス市警の女刑事エリン・ベル(ニコール・キッドマン)。17年前、FBI捜査官クリス(セバスチャン・スタン)と共に砂漠地帯に巣食う犯罪組織への潜入捜査を命じられた彼女は、そこで取り返しのつかない過ちを犯し、捜査は失敗。その罪悪感が今なおエリンの心を蝕み続けていた。今では酒に溺れ、同僚や別れた夫、16才の娘からも疎まれる孤独な毎日を送っている。そんなある日、エリンの元に差出人不明の封筒が届く。その中身は紫色に染まった1枚のドル紙幣。それは行方をくらました17年前の事件の主犯からの挑戦状だった。エリンは過去に決着をつけるため、犯人を追う野良犬=ストレイ・ドッグと化し、灼熱の荒野へと車を走らせる……。

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スタッフ
キャスト役名

「ストレイ・ドッグ(2018)」のスペック

基本情報
ジャンル アクション サスペンス・ミステリー ドラマ
製作国 アメリカ
製作年 2018
公開年月日 2020年10月23日
上映時間 121分
製作会社 Automatik Entertainment=Familystyle Film
配給 キノフィルムズ
レイティング PG-12
アスペクト比 シネマ・スコープ(1:2.35)
音量 5.1ch
公式サイト https://www.destroyer.jp/
コピーライト (C) 2018 30WEST Destroyer, LLC.

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