瞽女 GOZE

ごぜ
上映日
2020年10月23日

製作国
日本

上映時間
114分

ジャンル
伝記 ドラマ

ここが見どころ

最後の瞽女(盲目の女旅芸人)といわれた小林ハルの苛酷な人生を映画化。生後3ヶ月で失明したハルは7歳で瞽女になり、8歳のときに初めて巡業の旅に出る。だがその年、病が悪化して母トメが他界。ハルは鬼の様に厳しく躾けられた母に涙一つ流すことはなかった。出演はTV『グランパ2』の川北のん、「罪の余白」の吉本実憂、「小さな恋のうた」の中島ひろ子。監督は「少女戦士伝シオン」の瀧澤正治。2020年8月8日より新潟県先行公開。

映画専門家レビュー

  • 映画評論家

    北川れい子

    水上勉原作の「はなれ瞽女おりん」で“瞽女”と出会ったこちらとしては、実在した瞽女さんをモデルにしたという本作、彼女の一代記に終わっているのがものたりない。前半は、盲目の幼い娘が自立できるようにと心を鬼にして瞽女修行に出す母親の心情が、後半は親方と巡業の旅に出る若い主人公のエピソードになるが、格別に時代や因習が絡んでいるわけでもない。野や雪山を往く瞽女たちの姿を絵葉書化した映像も逆に安っぽい。子役・川北のんの『おしん』もどきと成人後の吉本実憂は健闘賞。

  • 編集者、ライター

    佐野亨

    小林ハルの幼少時代を演じた川北のん、成長してからの吉本実憂、いずれもみごと。表情にも所作にも嘘がなく、この時代を生きた女性のたたずまいをいまに伝える。ほかにも中島ひろ子、宮下順子、草村礼子、左時枝、渡辺美佐子、さらには語り部の奈良岡朋子まで、女性陣の自然な存在感と口跡に感嘆した。豊かな黒の使い分けで時代の色を再現した撮影、峠越えのシーンはじめロケーションも圧巻だが、その画にここぞとばかり「感動的」な音楽をかぶせるのはいただけない。

  • 詩人、映画監督

    福間健二

    最後の最後に小林ハルさん、九〇歳のときの歌声が流れる。天まで響くとは、これを言うのだと思う。地を這うようにして修練を積み重ねた末に身につけたその芸と人柄のよさ。彼女がどう育ち、どう努力してそういう人となったのか。瀧澤監督を本作へと突き動かしたものはよくわかる。瞽女になる。その大変さとそれだけでは片付けられない側面。ハルさんの歌がそうであるような、突き抜けた表現に至らないとはいえ、幼い時期の川北のん、青春期以降の吉本実憂、ともに共感を呼ぶ演技だ。

「瞽女 GOZE」のストーリー

生後3ヶ月で失明したハルは、2歳で父と死別、7歳で瞽女になる、母親のトメ(中島ひろ子)は、それまで優しくハルに接していたが、瞽女になった時から心を鬼にしてハルを厳しく躾けるのだった。それは母親が子を思う愛情の深さであった。しかし、その優しさに気がつかないまま、ハルは8歳でフジ親方(冨樫真)と共に初めて巡業の旅に出る。同年、病が悪化してトメが他界。死別の際、ハルは自分を虐めた鬼である母親に涙一つ流さなかった……。意地悪なフジ親方からは瞽女として生き抜く力を、サワ親方(小林綾子)からは瞽女の心を授かり、成長したハル(吉本実憂)。「いい人と歩けば祭り、悪い人と歩けば修行」とハルは言う。やがて、様々な困難を経て親方になったハルは、幼い弟子ハナヨを受け入れることに。瞽女として生きていけるように何も知らないハナヨを厳しく躾けるハル。その時、自分が幼い頃母から鬼の様に厳しく躾けられる姿が走馬灯のように浮かび上がる。ハルは自分を愛してくれた母トメの慈愛の深さを知り、涙を流すのであった……。

「瞽女 GOZE」の写真

「瞽女 GOZE」のスタッフ・キャスト

スタッフ
キャスト役名

「瞽女 GOZE」のスペック

基本情報
ジャンル 伝記 ドラマ
製作国 日本
製作年 2019
公開年月日 2020年10月23日
上映時間 114分
製作会社 キッズ
配給 エムエフピクチャーズ
レイティング 一般映画
アスペクト比 アメリカンビスタ(1:1.85)
カラー/サイズ カラー/ビスタ
公式サイト https://goze-movie.com/index.html
コピーライト (C)GOZE MOVIE Production Committee.

「瞽女 GOZE」のみんなのレビュー

「瞽女 GOZE」のレビューを書く

映画専門家レビュー

今日は映画何の日?