メカニカル・テレパシー

めかにかるてれぱしー
上映日
2020年10月9日

製作国
日本

上映時間
78分

ジャンル
SF ドラマ

ここが見どころ

日本芸術センター第10回映像グランプリ優秀映画賞を受賞したSFドラマ。ある大学の研究室で、草一は心を可視化する機械の開発中に事故で意識不明となる。共同研究者で妻の碧が開発を続け、草一の心の可視化を試みるなか、大学側は真崎を研究室に送り込む。出演は、「インフォ・メン 獣の笑み、ゲスの涙。」の吉田龍一、「舞姫 ディーヴァ」の白河奈々未、「ハッピーアワー」の申芳夫。監督・脚本は、本作が初長編監督作品となる五十嵐皓子。

映画専門家レビュー

  • 詩人、映画監督

    福間健二

    人間の心を可視化する。どうするのか。思っていることを隠さないもうひとりの自分の像を出現させる。このコンセプトにも、それを実現する機械にも、なるほどと納得させる力はない。科学、科学者、その愚かさを暴くというモティーフもとくにないようだ。もたつきながらも話は進む。待っているのは、「可視化」がどうこうというよりも、自他の願望が入りくむ関係性の迷路。五十嵐監督、タルコフスキーを意識しているだろうか。心理を異次元に展開する実験の第一歩は踏みだしたと言える。

  • 映画評論家

    北川れい子

    開発された特殊な機械によって可視化された意識不明の研究者の“心”が、まんま、その人自身の姿カタチをしているというのが、いささかイージー。これだと心は身体と全く同じということになる。或いは、本質は現出する、といったドイツの哲学者ヘーゲル理論の実践? シンプルでひっそりとした設定の中で、科学と想念というテーマを同時に描こうとする五十嵐監督の野心は素晴らしいと思うが、観ているこちら側にいまいち伝わるものがないのが残念。音の使い方は効果的。

  • 編集者、ライター

    佐野亨

    ハマー・プロの作品に出てきそうな妙に古めかしい機械、蔦が絡まる外壁にコンクリート打ちっぱなしの空間、キャストの低体温な演技。随所に黒沢っぽさ、高橋洋っぽさがただよう。ダメ押しとしてゴダールのポスターまで映り込んでいるときては、これはもう正しく「映画美学校の映画」であって、部外者としてはそれ以上になにも言うことがない作品と感じてしまう。その外見の奥に仄見える情動や人間観がもっと無邪気にはじけたときにこの作り手は傑作をものすと思う。期待して待つ。

「メカニカル・テレパシー」のストーリー

ある大学の研究室で、心を可視化する機械の開発が行われていた。その実験中に事故が起こり、開発者の三島草一(申芳夫)が意識不明のまま目覚めなくなる。共同研究者で草一の妻である碧(白河奈々未)は開発を続け、草一の心の可視化を試みる。大学側は成果を出さない開発を疎ましく思い、機械の調査という名目で、真崎トオル(吉田龍一)を研究室に送り込む。真崎はそこで、可視化された草一を目の当たりにする。真崎が目にした人物は、可視化された草一の心なのか? それとも碧の願望が可視化されたのか? 真崎は徐々に碧に惹かれながら、本当に重要なことに気づいていく……。

「メカニカル・テレパシー」の映像

「メカニカル・テレパシー」の写真

「メカニカル・テレパシー」のスタッフ・キャスト

スタッフ
キャスト役名

「メカニカル・テレパシー」のスペック

基本情報
ジャンル SF ドラマ
製作国 日本
製作年 2018
公開年月日 2020年10月9日
上映時間 78分
配給 アルミード
アスペクト比 シネマ・スコープ(1:2.35)
音量 ドルビーSRD/ドルビーSR/DTS
公式サイト https://mechatelemovie.wixsite.com/mechatele/
コピーライト (C)Akiko Igarashi

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