ミッシング・リンク 英国紳士と秘密の相棒

みっしんぐりんくえいこくしんしとあいぼうのひみつ MISSING LINK
上映日
2020年11月13日

製作国
カナダ アメリカ

上映時間
93分

ジャンル
コメディ ドラマ

ここが見どころ

「KUBO/クボ 二本の弦の秘密」のスタジオライカによるストップモーションアニメ。ヴィクトリア朝時代のロンドン。孤独な探検家・ライオネル卿は、伝説の生物を探し求めてアメリカ北西部へと旅立つ。そこで発見したのは、人間の言葉を話す生きた化石だった。声の出演は「グレイテスト・ショーマン」のヒュー・ジャックマン、「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」シリーズのゾーイ・サルダナ。監督は「KUBO/クボ 二本の弦の秘密」の脚本を手がけたクリス・バトラー。第77回(2019年)ゴールデン・グローブ賞でアニメーション映画賞を受賞。

映画専門家レビュー

  • 映画、音楽ジャーナリスト

    小野維正

    日本に支社のない配給元(フォーカス)の影響もあって、日本ではこれまでその高評価に見合わない不遇をかこってきたアニメーション・スタジオ、ライカの作品。本国ではユナイテッド・アーティスツの配給となったこの新作も、傑作「KUBO/クボ 二本の弦の秘密」同様、子供の観客を見くびらない硬質なテーマ選びとキャラクター、そして何よりも脚本の巧みさに唸らされる。中盤の酒場での乱闘シーンを筆頭に、絶妙なバランスのアクションの押し引きによるリズミカルな表現も見事。

  • ライター

    石村加奈

    冒頭の、きれいな空のパープルと溶け合った湖の描写から、エメラルドグリーンの美しい森等、主人公たちが冒険する、色彩豊かな世界はまさに眼福だ。それぞれの足音や、地図にしるしをつけるペンの音、繊細な音響も、作品の世界観を立体的にしている。小気味よく正論を吐くアデリーナに、ゾーイ・サルダナを起用するセンスも素敵だ。秋色(!)の毛並みのMr.リンクが、氷の谷底で絶望するシーンが印象的だった。〈Do-Dilly-Do〉に乗せて、趣向を凝らしたエンドロールまで楽しい!

  • 映像ディレクター

    佐々木誠

    昔ながらのストップモーションの技法と最新のテクノロジーを融合することで、ライカは新しい世界を構築してきたが、本作は特にキャラクターの温かみが感じられ(主人公がヒュー・ジャックマンにしか見えなかった)、美しく再現された“自然の風景”、ユーモアを交えたアクションも素晴らしく、その没入感が楽しい(視覚効果のデータ容量は100万ギガバイトらしい)。主人公の冒険の動機や?末、Mr.リンクの存在、その運命をシニカルに描き、「現代」が抱える問題にも繋がる。

「ミッシング・リンク 英国紳士と秘密の相棒」のストーリー

ヴィクトリア朝時代のロンドン。風変わりで孤独な探検家・ライオネル卿(声:ヒュー・ジャックマン)は、ある日、伝説の生物の存在を探し求めてアメリカ北西部へと旅立つ。そこで発見したのは、巨体で全身毛むくじゃら、人間の言葉を話す少しおっちょこちょいの生きた化石“Mr.リンク”(声:ザック・ガリフィアナキス)だった。ひとりぼっちで仲間に会いたいと願うMr.リンクと、野心家のライオネルは地球の裏側にある伝説の谷シャングリラを目指すことに。そんな凸凹コンビは、壮大な旅路を経て、人類の《失われた環》(=ミッシング・リンク)の謎に迫る驚くべき真実を発見する……。

「ミッシング・リンク 英国紳士と秘密の相棒」の映像

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「ミッシング・リンク 英国紳士と秘密の相棒」のスタッフ・キャスト

スタッフ
キャスト役名

「ミッシング・リンク 英国紳士と秘密の相棒」のスペック

基本情報
ジャンル コメディ ドラマ
製作国 カナダ アメリカ
製作年 2019
公開年月日 2020年11月13日
上映時間 93分
製作会社 Laika=Annapurna Pictures
配給 ギャガ
レイティング 一般映画
アスペクト比 シネマ・スコープ(1:2.35)
音量 5.1ch
公式サイト https://gaga.ne.jp/missing-link/
コピーライト (C)2020 SHANGRILA FILMS LLC.

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安井昌二(2014)

小梅姐さん

「炭坑節」や「黒田節」など多くの民謡をヒットさせ、NHK紅白歌合戦でも美声を聞かせた芸者出身の歌手・赤坂小梅の生誕100周年を記念して製作されたドキュメンタリー。生まれ育った筑豊や芸者修行に励んだ北九州など彼女ゆかりの地を訪ね、数々の記録映像や関係者へのインタビューを交え、歌一筋に生きた彼女の生涯に迫る。監督は『ハイビジョンふるさと発~有明海に生きるカメラマンの物語~』などのドキュメンタリー番組を数多く手掛けた山本眸古。ナレーションを「悪名」の水谷八重子、作曲・音楽アドバイザーを「上方苦界草紙」の本條秀太郎が担当した。赤坂小梅。本名、向山コウメは明治39年(1906)年4月、福岡県川崎町に9人兄姉の末っ子として生まれる。16歳の時に自ら芸者を志し北九州の置屋「稲本」に。通常1年間の芸者修行を3ヶ月でこなし、1年で芸者デビュー、“梅若”を名乗る。昭和4(1929)年、九州一円の民謡研究のため小倉を訪れていた野口雨情、藤井清水らに認められ、レコードデビューを果たし、同6年に上京。同8年、コロムビアから発売した「ほんとにそうなら」が大ヒット。以来、端唄、舞踊小唄などを含め、多くの流行歌や民謡をレコーディングしヒットさせた。NHK紅白歌合戦にも4回出場、その豪放磊落な性格から多くの文化人や政・財界人などに愛され、大衆から支持された。酒豪でも知られ、恰幅のいい体型が特徴的だった彼女は昭和56(1981)年4月、75歳で引退。晩年は民謡の普及や福祉活動に勤しみ、平成4(1992)年1月17日死去。享年85歳であった。

楳図かずお恐怖劇場 まだらの少女

人の憎しみが生み出す蛇の呪いの恐怖を描いた中篇ホラー。監督は「恋する幼虫」の井口昇。楳図かずお原作の同名コミックを基に、「ホラ~番長 稀人」の小中千昭が脚色。撮影を「着信アリ2」の喜久村徳章が担当している。主演は、「Last Quarter 下弦の月」の中村有沙と「TRICK  劇場版」の成海璃子。尚、本作は「楳図かずお恐怖劇場」の中で、「ねがい」と2本立公開された。楳図かずおデビュー50周年作品。