生きちゃった

いきちゃった
上映日
2020年10月3日

製作国
日本

上映時間
91分

ジャンル
ドラマ

ここが見どころ

石井裕也自身によるオリジナル脚本を「静かな雨」の仲野太賀主演で映画化。妻と5歳の娘と共に平凡に暮らしている厚久。ある日、厚久が会社を早退して家に帰ると、妻が見知らぬ男と情事に耽っていた。突然の出来事に厚久は怒ることも悲しむこともできず……。共演は「ロマンス」の大島優子、「愛がなんだ」の若葉竜也。

映画専門家レビュー

  • フリーライター

    須永貴子

    石井裕也監督作品には寡黙な主人公が多い。本作の妻子持ちの主人公・厚久も、英語なら「愛している」と言えるのに日本語だと言えない、と笑う。言語は他者だけでなく、自分を理解するツールであるが、厚久は言葉を飲み込み続けてきたことで、自分の感情にも蓋をする癖がついてしまった。そのことが引き起こす家族の崩壊を、半年刻みの見事な省略話法で、スリリングに描いていく。ミニマムな世界のお話に、日本人が直面している貧しさや孤独、絶望もさり気なく滲ませる。

  • 脚本家、プロデューサー

    山田耕大

    久しぶりに考えさせる映画を観た。夫も妻もものすごくまともに生きている。妻は「女でありたい」ために、夫と別れ、別の男と一緒になるが、相手が悪かった。殺されても仕方ないようなクズ。殺したのは奇しくも引きこもりで大麻癖の夫の兄。その妻もクズが残した借金のせいでデリヘル嬢になり、客に殺される。悲し過ぎるのだ。夫はあまりに真摯なために、本当のことを口にできない。彼女と娘のために家を建てることを夢みていたのに、「愛している」のひと言も言えない日本人なのだ。

  • 映画評論家

    吉田広明

    好きだからこそ大切なことが言えず、大事なものを失ってきた男が、今度こそそれを言うために走り出す。その瞬間で映画が終わる。この前のめり感が素晴らしい。原点回帰、信念と衝動のみに導かれたという監督の熱と、主演俳優三人の存在感が融合して、もはや監督の映画とも俳優の映画とも言い難い作品になった。粗削りな感じはするが、低予算、限定された撮影日数ゆえの切迫がむしろ肯定的に機能している。主演三人(特に大島優子)も監督と正面からぶつかり一段階ステージが上がった。

「生きちゃった」のストーリー

山田厚久(仲野太賀)は、幼馴染だった妻(大島優子)と5歳の娘の3人暮らし。平凡だがそれなりの生活を送っている。だがある日、厚久が会社を早退して家に帰ると、妻が見知らぬ男と情事に耽っていた。あまりにも急なことで、厚久は怒ることも悲しむこともできず、ただ感情に蓋をするしかなかった。その日を境に厚久と妻は、2人の幼馴染である武田(若葉竜也)を巻き込みながら、想像もしなかった未来に飲み込まれていく……。

「生きちゃった」のスタッフ・キャスト

スタッフ
キャスト役名

「生きちゃった」のスペック

基本情報
ジャンル ドラマ
製作国 日本
製作年 2020
公開年月日 2020年10月3日
上映時間 91分
製作会社 (制作:RIKIプロジェクト=ビッグアーチ)
配給 フィルムランド(Presented by Heaven Pictures Hong Kong)
レイティング R-15
アスペクト比 アメリカンビスタ(1:1.85)
カラー/サイズ カラー/ビスタ
公式サイト http://ikichatta.com/
コピーライト (C)B2B, A LOVE SUPREME & COPYRIGHT @HEAVEN PICTURES All Rights Reserved

「生きちゃった」のみんなのレビュー

「生きちゃった」のレビューを書く



映画専門家レビュー

今日は映画何の日?

NEW今日誕生日の映画人 11/27

ジャリール・ホワイト(1976)

キャメロット(1998)

英国で語り継がれてきた『アーサー王伝説』を、ひとりの少女を主人公に再現したドラマティック・アニメーション。ベラ・チャップマン著『The King's Damosel』をもとに、ワーナー・ブラザース・フィーチャー・アニメーションが製作する初の劇場用長編アニメ映画。原案はTVでも活躍するデイヴィッド・サイドラーとジャクリーン・フェザー。製作は「顔のない天使」のダリサ・クーパー・コーエン。音楽は「ハムレット」のパトリック・ドイルで、過去にグラミー賞を14回獲得しているデイヴィッド・フォスターが楽曲を提供。声の出演は「ジャックナイフ」のジェサリン・ギルシグ、「ツイスター」のケーリー・エルウェス、「フィフス・エレメント」のゲイリー・オールドマン、「トゥモロー・ネバー・ダイ」のピアース・ブロスナンほか。また、ケーリーの歌唱部分は「ザ・コミットメンツ」「エビータ」に出演したアンドレア・コーが、ギャレットの歌唱部分は数多くのプラチナ・ディスクを持つカントリー・ミュージックの大スター、ブライアン・ホワイトが担当した。
キャスリン・ビグロー(1951)

デトロイト

「ゼロ・ダーク・サーティ」のキャスリン・ビグローが、1967年暴動発生時のデトロイトで実際に起きた事件を映画化。暴動発生から2日目の夜、銃声の通報があったモーテルに警察が乗り込む。何人かの警官が捜査手順を無視し、宿泊客に不当な尋問を始める。出演は、「スター・ウォーズ 最後のジェダイ」のジョン・ボイエガ、「レヴェナント 蘇えりし者」のウィル・ポールター、「トランスフォーマー ロストエイジ」のジャック・レイナー、「シビル・ウォー キャプテン・アメリカ」のアンソニー・マッキー。

カルテル・ランド

「ハート・ロッカー」の監督キャスリン・ビグローが製作総指揮を執ったドキュメンタリー。麻薬カルテルが蔓延るメキシコで、一人の外科医が市民による自警団を結成する。彼らはギャングたちを追い詰めていくが、やがて組織は思わぬ方向へ暴走する。2015年サンダンス映画祭ドキュメンタリー部門最優秀撮影賞・最優秀監督賞W受賞。第88回アカデミー賞長編ドキュメンタリー賞ノミネート。

NEW今日命日の映画人 11/27

該当する人物がいません


「生きちゃった」を観ているあなたにおすすめの映画