実りゆく

みのりゆく
上映日
2020年10月9日

製作国
日本

上映時間
87分

ジャンル
ドラマ

ここが見どころ

存在しない映画の予告編だけを制作する第三回未完成映画予告編大賞にて堤幸彦賞・MI-CAN男優賞を獲得した「実りゆく長野」を実際に映画化。実は母の死後父と二人で農園を切り盛りする一方、週末には東京でお笑いライブに出演。彼の胸にはある思いがあった。芸能事務所タイタンでマネージャーを務めるほか、芸人のライブ映像やDVD収録用のショートフィルムを制作、社外のテレビ番組では制作ディレクターを務める八木順一朗が、「実りゆく長野」に続き監督。同作品で主演したお笑いコンビまんじゅう大帝国の竹内一希が続投する。

映画専門家レビュー

  • 映画評論家

    北川れい子

    公園のような建物。周辺の環境との美しい調和——。新校舎の微妙に異なる模型を前にした建築家・妹島和世はその設計意図を語る。けれどもこのドキュメンタリーの意図が分からない。妹島の仕事ぶりを撮りたかったのか。新校舎の基本工事から完成までを定点カメラで撮りたかったのか。あるいは大阪芸大アートサイエンス学科のPR? いずれにしろ中途半端な産業映画という印象で、しかも完成した校舎の中はほとんど撮っていない。あ、妹島和世のファッション・センスには感心。

  • 編集者、ライター

    佐野亨

    他の建築ドキュメンタリーとは一味違い、この映画は建築の工程や建物の造形美ではなく、「建築家がいる時間」をこそ注視する。青々と茂っていた木の葉が紅く染まり枯れていく季節の循環。妹島和世のインタビューも、語られている内容以上に、語っている時間そのものに意味がある(インタビュー中に物音がして「なるべく静かにしててね」と妹島が叫ぶ場面をあえてカットせずに残していたりするのもそのためだろう)。時間を接合すべく全篇に流れる石若駿のジャズドラムも心地よい。

  • 詩人、映画監督

    福間健二

    大阪芸術大学の新校舎を「公園のような建物」にしたい建築家妹島和世。その姿と言葉と仕事場。実際に校舎が作られていく過程。三年半の時間が流れるが、題名に入れた「時間」は何を指すのか。評者が鈍いのか、監督の写真家ホンマタカシが妹島和世にどう挑み、何をつかもうとしているのかも伝わってこない。表現者対表現者という緊張の瞬間がついに訪れないのだ。そんな企画じゃないとしても、遠めの映像の反復は現場での困難さやよろこびも取り逃している。音楽の使い方もよくない。

「実りゆく」のストーリー

実(竹内一希)は長野県のりんご農家の後取りとして生まれ、母を亡くした後は父と二人で農園を切り盛りしている。そしてその傍ら、週末になると東京でお笑いライブに出演。りんごに背を向け夢に突き進む実の胸には、母親が亡くなってから笑わなくなった父親を笑顔にしたいという強い思いがあった。そんな実に、運命の日が訪れる。

「実りゆく」の映像

「実りゆく」の写真

「実りゆく」のスタッフ・キャスト

スタッフ
キャスト役名

「実りゆく」のスペック

基本情報
ジャンル ドラマ
製作国 日本
製作年 2020
公開年月日 2020年10月9日
上映時間 87分
製作会社 「実りゆく」製作委員会(制作プロダクション:geek sight)
配給 ラビットハウス
レイティング 一般映画
アスペクト比 アメリカンビスタ(1:1.85)
公式サイト https://minoriyuku-movie.jp/
コピーライト (C) 「実りゆく」製作委員会

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