今日もどこかで馬は生まれる

きょうもどこかでうまはうまれる
上映日
2019年12月28日

製作国
日本

上映時間
94分

  • 手に汗握る
  • 感動的な
  • 怖い
  • おしゃれな
  • 泣ける
  • 可愛い
  • 笑える
  • 重厚感のある
  • かっこいい
  • ほのぼのとした
  • セクシーな
  • スカッとする
  • 親子で楽しめそう
  • 考えさせられる
+ 評価する

ここが見どころ

競走馬を引退したサラブレッドの“その後”を見つめるドキュメンンタリー。天寿を全うする前にその生涯を終えてゆく数多くの馬たち。競馬をこよなく愛するファンや馬主、調教師、生産者、馬関連ビジネスを展開する経営者を訪ね、人と馬が共生する道を模索する。監督・企画・編集は、映像ディレクターの平林健一。

映画専門家レビュー

  • 映画評論家

    川口敦子

    昔、好きだったマイケル・サラザンが出たダンスマラソン映画「ひとりぼっちの青春」。その原作が確か『彼らは廃馬を撃つ』だった、などと思わず勝手な懐かしさに浸り込んだ。観客に脇道にそれるそんな余裕を与えてくれる一作、押しつけがましさのない点がよさでもあり弱さでもあるかもしれない。関係者の意見を奇を衒わず、丹念に並べていく構成で、控えめな問題提起、情報提供の役割を清々しく全うする。その先、例えばJRA中枢部の意見もあったらなどともつい思った。

  • 映画評論家

    佐野享

    時折、JRAのCMを目にしては「競馬のイメージも様変わりしたものだ」と気楽な感想を抱いていた者としては、あの人気者揃い踏みCMの裏に隠された問題を知らしめるこの映画の意義は認めたい。登場する「うまやもん」たちの表情も魅力的だ。だからこそ、ナレーションを全面的に導入して証言を数珠つなぎにするよりも、生きものとしての馬の美しさをじっくり見せてもらいたかった。そうすれば「馬が生まれる」ことの尊さがもっと身に迫って感じられたのではないかと思う。

  • 映画評論家

    福間健二

    競走馬、走れなくなったらどうなるのか。どうなるのがいいのか。ファン、騎手、生産者、調教師、馬主、牧場経営者たちを訪ねて、それぞれの思いと、馬とともに生きる姿をカメラに収めている。対象が変わってもアプローチはほぼ同じ。インタビューでは似た構図の画が反復される。「こうすればいい」と結論を出せないこと。それをこの世の別な場面で起きていることにもつなぐ思考が見えない。平林監督は、馬の美しさ、健気さ、さびしさの奏でる「詩」にも興味があまりなかったようだ。

みんなのレビュー

  • EIGA FAN

    2020年1月9日に投稿
    85
    • 感動的な
    • 考えさせられる

    ネタバレ

「今日もどこかで馬は生まれる」のストーリー

〈SCENE1 競馬を楽しむ人々〉人々はなぜそれほどまでに競馬に魅了されるのか。その理由を、3組の競馬ファンへのインタビューから紐解く。また、数十頭の競走馬を所有するオーナーに、馬主ならではの競馬の楽しみ方を聞く。〈SCENE2 ひとつの現実〉中央競馬の輝かしい舞台で活躍できる馬はごくわずか。それ以外の馬は、地方競馬や乗馬への転向を余儀なくされ、さらにその後は行方がわからなくなるケースが多い。その現実は、需要のなくなった馬を競売にかけるセリ市場、そして、食肉センターの中にあった。〈SCENE3 引退馬を救うには〉走れなくなった馬に生きる価値はないのか。競馬界における長年の課題に取り組む、千葉県の認定NPO法人引退馬協会の沼田恭子さん。「一頭の引退馬を救うには、一人の熱い思いを持った人が必要」と語る。〈SCENE4 「熱い思い」を持った人〉競馬ライターの佐々木祥恵さんとそのパートナー川越靖幸さんは、実際に引退馬を引き取った。その馬は、川越さんが中央競馬で厩務員をしていた時の愛馬“キリシマノホシ”。しかし、そこには幸せと葛藤の日々があった。〈SCENE5 馬は生まれる〉北海道日高にあるコスモヴューファームは、競走馬の生産・育成を行う牧場。多くの繁殖牝馬と仔馬たちが暮らしており、馬の出産は春がピーク。ある夜、初めてのお産となる馬“コスモラパン”が産気付き、痛みにうめく声が厩舎に響く。〈SCENE6 競走馬になるために〉個人で牧場を経営する荒木貴宏さんにとって、馬を売ることは生活の支えの一つだ。だが、彼の馬は特に優れた血統ではなく、体格も小さめ。なかなか思うようには売れず、生産者の苦悩は尽きない。そんなある日、馬主と調教師からなる購買者グループがやって来る。〈SCENE7 勝負の世界〉JRA美浦トレーニングセンターに所属するベテラン調教師・鈴木伸尋さん。結果を出すことが容易ではない厳しい世界、成長途上で現役生活を諦めなければならない状況に陥ることはよくあることだという。〈SCENE8 競馬から乗馬へ〉馬術選手の初田理奈さんは、かつて競走馬だった馬“ウインスプラッシュ”と共に、2年後の競技会参加を目指して練習に励んでいる。「頑張っている姿を見せて、引退馬の存在をたくさんの人に知ってもらいたい……」。〈SCENE9 命の責任〉北海道浦河町にある渡辺牧場では、競走や乗馬で故障し、人を乗せられなくなった馬たちが暮らしている。しかし、一頭を養う費用は年に約100万円。愛情だけでは解決しないこの問題にオーナーが出した答えとは……。〈SCENE10 人を乗せない仕事〉引退して人を乗せられなくなった馬も引き続き経済活動に参加することができる。岩手県八幡平市にあるジオファームでは、馬の糞尿を利用して作られた堆肥とマッシュルームの生産を行っている。人と馬が共生する未来を築くためのヒントがここにある……。

「今日もどこかで馬は生まれる」の映像

「今日もどこかで馬は生まれる」のスタッフ・キャスト

スタッフ
キャスト役名

「今日もどこかで馬は生まれる」のスペック

基本情報
製作国 日本
製作年 2019
公開年月日 2019年12月28日
上映時間 94分
配給 Creem Pan
レイティング 一般映画
アスペクト比 シネマ・スコープ(1:2.35)
カラー/サイズ カラー/シネスコ
公式サイト https://creempan.jp/uma-umareru/index.html
コピーライト (C)Creem Pan

「今日もどこかで馬は生まれる」のみんなのレビュー

  • EIGA FAN

    2020年1月9日に投稿
    85
    • 感動的な
    • 考えさせられる

    ネタバレ


映画専門家レビュー

今日は映画何の日?

NEW今日誕生日の映画人 1/21

永田雅一(1906)

地獄門 デジタル復元版

第7回カンヌ国際映画祭グランプリ、第27回アカデミー賞最優秀外国語映画賞、衣装デザイン賞を受賞した大映の第一回天然色映画「地獄門」のデジタル復元版。撮影助手として本作に関わった森田富士郎氏の監修の元、オリジナル・ネガより三色分解したマスター・ポジなどを素材に当時の色彩を復元している。東京国立近代美術館・フィルムセンターと角川映画の共同事業。2011年5月2日NHK・BSプレミアムで放映。2012年4月28日、東京・京橋フィルムセンターにて特別上映。

日蓮

古代王朝から新興武士へと政権が移りつつあった承久四年(一二二二年)に生まれた日蓮の、言語を絶する迫害をはねのけての布教活動の生涯を描く。原作は川口松太郎、脚本監督は、「遺書 白い少女」の中村登、撮影は「俺は田舎のプレスリー」の竹村博がそれぞれ担当している。
神尾楓珠(1999)

裏アカ

TSUTAYA CREATORS' PROGRAM FILM 2015準グランプリを受賞した人間ドラマ。どこか満たされない真知子は、SNSの裏アカウントを作り際どい写真を投稿。思わぬ反響に快感を覚える中、フォロワーの一人ゆーとと一度限りの関係を持つが、彼に惹かれてしまい……。木村大作、降旗康男、原田眞人、成島出といった監督のもとで助監督を務めてきた加藤卓哉が本作で監督デビュー。やり場のない気持ちを抱えSNSの裏アカウントにハマっていく伊藤真知子を「火口のふたり」の瀧内公美が、表の顔と裏の顔を使い分ける年下の男をドラマ『左ききのエレン』に主演した神尾楓珠が演じる。2020年6月12日より公開延期。

樹海村 じゅかいむら

NEW今日命日の映画人 1/21

セシル・B・デミル(1959)

クレオパトラ(1934)

セシル・B・デミルが「新世紀」「恐怖の四人」に次いで監督製作した映画で、「喇叭は響く」「恐怖の四人」の脚色者バートレット・コーマックが史実に取材して組立てた物語で「路傍」「夜毎来る女」のヴィンセント・ローレンスと「坊やはお休み」「暴君ネロ(1932)」のウォルデマー・ヤングが共同脚色したもの。主役は「暴君ネロ(1932)」「或夜の出来事」のクローデット・コルベールが勤め、「一日だけの淑女」のウォーレン・ウィリアム、英国劇壇から招聘されたヘンリー・ウィルコクスンが共演するほか、「絢爛たる殺人」のガートルード・マイケル、「薫る河風」のジョセフ・シルドクラウト「クリスチナ女王」のアイアン・キース及びC・オーブリー・スミス、「妾は天使じゃない」のアーヴィング・ピチェル等が助演している。撮影は「生活の設計」「恋の凱歌」のヴィクター・ミルナーの担当である。

十戒(1957)

1923年、今回と同様セシル・B・デミルが監督した「十誡(1923)」の再映画化で、製作費1350万ドルを費やしたというスペクタクル宗教史劇、イーニアス・マッケンジー、ジェン・L・ラスキー・ジュニア、ジャック・ガリス、フレドリック・M・フランクの4人が脚本を書き、「胸に輝く星」のロイヤル・グリグスが撮影監督をつとめた。特殊撮影を受け持ったジョン・P・フルトンは1957年度アカデミー賞を受賞した。音楽は「最前線」のエルマー・バーンスタイン。主演は「三人のあらくれ者」のチャールトン・ヘストン、アン・バクスター、「追想」のユル・ブリンナー、「地獄の埠頭」のエドワード・G・ロビンソン、「勇者カイヤム」のデブラ・パジェット、そのほか「裸の天使」のジョン・デレク、「重役室」のニナ・フォック、「南部の反逆者」のイヴォンヌ・デ・カーロ、「放浪の王者(1956)」のサー・セドリック・ハードウィック、「サヨナラ」のマーサ・スコット。231分版もあり。

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