オルジャスの白い馬

おるじゃすのしろいうま HORSE THIEVES
上映日
2020年1月18日

製作国
日本 カザフスタン

上映時間
81分

ジャンル
ドラマ
  • 手に汗握る
  • 感動的な
  • 怖い
  • おしゃれな
  • 泣ける
  • 可愛い
  • 笑える
  • 重厚感のある
  • かっこいい
  • ほのぼのとした
  • セクシーな
  • スカッとする
  • 親子で楽しめそう
  • 考えさせられる
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ここが見どころ

「怒り」の森山未來主演による日本・カザフスタン合作作品。大草原の小さな家に暮らす少年オルジャス。ある日、馬飼いの父親が市場に行ったきり帰らず、母親が警察に呼び出される。平穏だった日常が急展開を迎えるなか、1人の男・カイラートが家族を訪ねてくる。共演は『アイカ(原題)』で2018年カンヌ国際映画祭最優秀主演女優賞に輝いたサマル・イェスリャーモワ。監督は「さまよう小指」の竹葉リサと、第24回(2011)東京国際映画祭で上映された『春、一番最初に降る雨』のエルラン・ヌルムハンベトフ。

映画専門家レビュー

  • 映画評論家

    小野寺系

    カザフスタンの大地で西部劇「シェーン」を再現しているように見える作品。だがそれが様式美にまで昇華されているわけではなく、同様の構図が用意されたニコラス・ウィンディング・レフン監督の「ドライヴ」の洗練にも遠い。ある程度のバイオレンス描写はありつつも、現地と日本、監督二頭体制からくる遠慮が作品に影響を及ぼしている気がしてならない。母親役のサマル・イェスリャーモワの演技は圧倒的で、表情のみでも繊細な感情が手に取るように伝わってきた。

  • 映画評論家

    きさらぎ尚

    養父と実父の、二人の父を亡くす少年の話だが、ストーリーよりも画面に映るカザフスタンの風景、動物、人々に魅入られる。まず、遠くに山並みを望み、朝日を受ける馬の背中から湯気が立ち上る冒頭からして、自然とすべての生命の息づかいを撮り込んだ画面に情感を引っ張られる。もちろんストーリーがどうでもいいというわけではない。こうした美しい村で起こる惨劇を静かだが、きちんと伝える演出が、村の裏面を暴き出す。森山未來が演じるカザフスタン人の父親役は素晴らしい存在感。

  • 映画評論家

    城定秀夫

    森山未來がカザフスタン人役というのにはいささかたまげたが、なにより凄いのが精密な画作りで、美しく広大な風景の切り取り方はもとより、そこに置かれる人物、動物、果てはバスなどの無機物に至るまで、その動きも含めての構図が極限までこだわり抜かれているし、色彩の配置もこれ以上はないと思わせる仕事で、全てのカットでため息が漏れてしまうほどの素晴らしさだったが、穏やかな日常を唐突に襲う西部劇調の物語は小味は効いているものの、少し予定調和なのが惜しいと感じた。

みんなのレビュー

  • EIGA FAN

    2020年1月17日に投稿
    88
    • 感動的な
    • 泣ける
    • 可愛い

    ネタバレ

「オルジャスの白い馬」のストーリー

カザフスタンの広大な空に抱かれた草原の小さな家に、少年オルジャス(マディ・メナイダロフ)は家族とともに暮らしている。父の仕事を手伝いたいがまだ早いと拒まれるオルジャスは、夢見がちで早く大人になりたい年頃であった。そんなある日、馬飼いの父が市場に行ったきり戻らず、雷鳴が轟く夕刻、母アイグリ(サマル・イェスリャーモワ)が警察から呼び出される……。時を同じくして1人の男・カイラート(森山未來)が、突然父を失ったオルジャスの前に現れる。カイラートは、8年前に失踪したアイグリの昔の恋人だった。自分がオルジャスの本当の父親だということを黙っていることを条件に、従兄弟の家まで同行することを許されるカイラート。彼はオルジャスに寄り添い、馬で一緒に草原を駆け抜ける。言葉の少ない2人だったが、お互いに絵の才能を認め合い、いつしか心を通わせるようになっていく。しかし、従兄弟の家に向かう道中、アイグリたちの車が故障してしまう。カイラートとオルジャスは、カフェで従兄弟兄弟に連絡をするように頼まれるが、そこでオルジャスは亡き父の腕時計をした男を目にする……。

「オルジャスの白い馬」の映像

「オルジャスの白い馬」の写真

「オルジャスの白い馬」のスタッフ・キャスト

スタッフ
キャスト役名

「オルジャスの白い馬」のスペック

基本情報
ジャンル ドラマ
製作国 日本 カザフスタン
製作年 2019
公開年月日 2020年1月18日
上映時間 81分
製作会社 (制作:Tokyo New Cinema、KAZAKHFILM)
配給 エイベックス・ピクチャーズ
アスペクト比 シネマ・スコープ(1:2.35)
音量 5.1ch
公式サイト https://orjas.net/
コピーライト (C)『オルジャスと白い馬』製作委員会

「オルジャスの白い馬」のみんなのレビュー

  • EIGA FAN

    2020年1月17日に投稿
    88
    • 感動的な
    • 泣ける
    • 可愛い

    ネタバレ


映画専門家レビュー

今日は映画何の日?

NEW今日誕生日の映画人 5/13

キャンディス・アッコラ(1987)

デッドガール(2008)

学生たちが、廃墟となった病院に裸のまま繋がれていたいくら嬲っても死なない女に、凌辱を加える猟奇的なスリラー。2008年トロント国際映画祭などの映画祭で上映され、あまりにも異常な狂気が物議を醸した。監督は「チャーリー 世界一かわいい犬と僕が伝えたいこと」(未)のマルセル・サーミエント。さえない学生を「赤ずきん」のシャイロー・フェルナンデスが、さえない学生が思いを寄せる女子を「オン・ザ・ドール」(未)のキャンディス・アッコラが、何をされても死なない女を本作が映画デビュー作となったジェニー・スペインが、女が死なないのをいいことに好き放題し次第に狂気に陥っていく友人を「LOOPER/ルーパー」のノア・セガンが演じる。
シオバン・ファロン(1961)

ホワッツ・イン・ザ・シェッド

「ブラッドナイト」のフランク・サバテラ監督によるホラー。スタンの家にある小屋から怪しげな声が聞こえてくるようになり、不審者を追い出そうと小屋の中に入った者が次々に八つ裂きに。友人のドマーは、これで嫌な奴らに仕返しができると言い出すが……。出演は「X-DAY 黙示録」のジェイ・ジェイ・ウォーレンほか。特集『未体験ゾーンの映画たち2021』にて上映。

ハウス・ジャック・ビルト

第71回カンヌ国際映画祭に出品され、過激な描写で物議を醸したラース・フォン・トリアーの問題作。1970年代のワシントン州。建築家を志す独身の技師ジャックは、ある出来事をきっかけに、アートを創作するかのように、殺人に没頭するようになる……。出演は「マイ・ライフ・メモリー」のマット・ディロン、「エレニの帰郷」のブルーノ・ガンツ、「ニンフォマニアック Vol.1」のユマ・サーマン。

NEW今日命日の映画人 5/13

ドリス・デイ(2019)

ニューヨークの大停電

クロード・マグニアの舞台劇を、この映画製作者で「マーメイド作戦」のエヴェレット・フリーマンと「ベン・ハー(1959)」のカール・タンバーグが脚色、「恐怖の蝋人形」のハイ・アヴァーバックが監督したコメディ。撮影は「レッド・リバーのガンマン」のエルスワース・フレデリックスのニューヨーク・ロケ、音楽は「卒業」のデーヴ・グルーシンが担当した。出演は「おしゃれスパイ危機連発」のドリス・デイ、「プレイラブ48章」のロバート・モース、「大進撃」のテリー・トーマス、「アルバレス・ケリー」のパトリック・オニールほか。製作は、脚本担当のエヴェレット・フリーマンとマーティン・メルチャー。

おしゃれスパイ危機連発

「独身アパート」のフランク・タシュリンとジェイ・ジェイソンが脚本を書き、タシュリンが監督したコメディ。撮影は「華麗なる激情」のレオン・シャムロイ、音楽は「飛べ! フェニックス」のフランク・デヴォールが担当した。出演は「ただいま熱愛中」のドリス・デイ、「ハワイ」のリチャード・ハリス、「ねえ!キスしてよ」のレイ・ウォルストン、「アパートの鍵貸します」のジャック・クラシェンほか。製作はアーロン・ローゼンバーグとマーティン・メルチャー。

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