読まれなかった小説

よまれなかったしょうせつ THE WILD PEAR TREE
上映日
2019年11月29日

製作国
トルコ フランス ドイツ ブルガリア マケドニア ボスニア スウェーデン カタール

上映時間
189分

ジャンル
ドラマ
  • 手に汗握る
  • 感動的な
  • 怖い
  • おしゃれな
  • 泣ける
  • 可愛い
  • 笑える
  • 重厚感のある
  • かっこいい
  • ほのぼのとした
  • セクシーな
  • スカッとする
  • 親子で楽しめそう
  • 考えさせられる
+ 評価する

ここが見どころ

カンヌ国際映画祭パルムドールを受賞した「雪の轍」のヌリ・ビルゲ・ジェイラン監督が父と息子の軋轢と邂逅を描いた人間ドラマ。シナンは処女小説出版を目論み奔走するが、相手にされない。しかし誰にも読まれなかった小説が相容れない父との間を結び付ける。ヌリ・ビルゲ・ジェイラン監督は本作に知人父子の物語や自身の人生を反映させた。第71回カンヌ国際映画祭コンペティション部門正式出品作品。第91回アカデミー賞外国語映画賞トルコ代表作品。

映画専門家レビュー

  • 映画評論家

    畑中佳樹

    二人の人物が投げ合う大量のセリフが、ある時はねっとりとからみ合うように、ある時は口角泡をとばしながら、ある時は一見些末なことをめぐって蜿々と、いわば言葉と言葉がしのぎを削る、これは対話の、議論の映画。この言葉の劇というか、言葉を介してぶつかり合う情念の劇によって、背景に置き忘れられた風景の寒々とした佇い(アンゲロプロスのよう)に打たれる。二種の結末を両方とも放置したまま終わる(エドワード・ヤン風の)突き放したエンディングに唸る。

  • 映画評論家

    石村加奈

    読まれなかった息子の小説も、不毛な父親の井戸掘りも切ない。妻に愛されながらも、犬が唯一の存在と断言する父も、田舎のカフェで一人佇む祖父も、みな歪な野生の梨のようだ。自分勝手で弱くて、矛盾だらけで、近親憎悪的にイライラしながら渋っ面を見つめるうち、3時間経つと登場人物たちが愛おしくなっていた。彼らの言う通り「現実はひとつじゃない」し「時の流れは速い」。最後、息子を父の元へ誘う黒い犬と、バッハ〈バッサカリア ハ短調BWV582〉の余韻。豊かな映画だ。

  • 映画評論家

    佐々木誠

    「何者か」になるため作家を志す大学を出たばかりのシナン。作家で食べている地元のおっさんにナメた態度で偉そうに持論を述べ、相手を怒らせる。どの時代、どの国、どのジャンルでも見られる光景だ。シナンの父親は教師だがギャンブル依存で村人たちの信頼を失っている。短篇連作と見まがうくらい各シークエンスが長く、トータル3時間以上あるが、全てはその誰からも相手にされない親子が繋がるために必要な「物語」だったことが最後に明らかになり、静かに胸が熱くなる。

みんなのレビュー

  • EIGA FAN

    2019年11月26日に投稿
    89
    • 手に汗握る
    • 感動的な

    ネタバレ

「読まれなかった小説」のストーリー

作家志望のシナンは、大学卒業後トロイ遺跡近くの故郷へ戻り、処女小説出版を目指し奔走するが、相手にする人は誰もいなかった。引退間際の教師で競馬好きの父イドリスとシナンは相いれずにいる。父と同じ教師になりこの小さな町で平凡に生きることを受け入れられないシナンは、気が進まぬまま教員試験を受ける。交わらぬように見えた二人を結び付けたのは、誰にも読まれなかったシナンの小説だった。

「読まれなかった小説」のスタッフ・キャスト

スタッフ
キャスト役名

「読まれなかった小説」のスペック

基本情報
ジャンル ドラマ
製作国 トルコ フランス ドイツ ブルガリア マケドニア ボスニア スウェーデン カタール
製作年 2018
公開年月日 2019年11月29日
上映時間 189分
配給 ビターズ・エンド
公式サイト http://www.bitters.co.jp/shousetsu/
コピーライト (C)2018 Zeyno Film, Memento Films Production, RFF International, 2006 Production, Detail Film,Sisters and Brother Mitevski, FilmiVast, Chimney, NBC Film

「読まれなかった小説」のみんなのレビュー

  • EIGA FAN

    2019年11月26日に投稿
    89
    • 手に汗握る
    • 感動的な

    ネタバレ

「読まれなかった小説」の多彩なBlu-ray/DVD