みぽりん

みぽりん
上映日
2019年12月21日

製作国
日本

上映時間
124分

ジャンル
ホラー

ここが見どころ

カナザワ映画祭2019で期待の新人監督 観客賞を受賞したホラー。声優地下アイドルユニット“Oh!それミーオ!”の神田優花は、音痴を治そうとボイストレーナー・みほの合宿に参加するが、六甲山の山荘に監禁されてしまう。やがて、みほの異常性が表面化し……。監督・脚本は、本作が長編デビューとなる松本大樹。

映画専門家レビュー

  • 映画評論家

    須永貴子

    アイドルになる夢に破れた30代ボイストレーナーが、「セッション」の鬼教官を超える狂気で、現役地下アイドルを追い詰める。ライトな密室サバイバルホラーという皮をめくると見えてくる、「アイドルはどうあるべきか」というテーマを巡る、新旧の価値観のぶつかり合いに興味を惹かれる。「怪しんでいる人から出されたコーヒーをなぜ飲む?」「5日前に屋外に置き忘れた手袋が同じ場所にあるのは不自然では?」など、ご都合主義のツッコミどころが目立つが、次作への期待が軽く勝る。

  • 映画評論家

    山田耕大

    また楽しみな人が出てきた。メジャー系の売れ筋な人たちの映画に軒並み失望を強いられていた今日この頃、嬉しくて涙が出そうにさえなる。音痴な地下アイドルが怪しげなボイストレーナーに軟禁されるという「ミザリー」的な設定からしてそそられる。“新感覚パニック・ホラー”と言うが、そんなジャンル的な分類を笑い飛ばしているかのよう。爆笑ではなく、ブラックなくすくす笑いのあれこれに、何故だか心が癒される。僕は好きです。こんな映画を心ひそかに待っていた気がする。

  • 映画評論家

    吉田広明

    ホラーというのは安い作りでもアイディアと演出で十分面白いものが作れるので自主作品の枠組みとしてはいいと思う。日常の描写の中に紛れ込む微妙な違和、それが徐々に積み重ねられてゆくと、日常と思っていたものの根底が崩れだす。小さな亀裂が世界をひっくり返す。このダイナミズムがホラーの醍醐味だろう。しかしそれにはアイディアの卓越か観客の意識を操作する演出の腕が要る。その困難に正面から向き合うのでなくコメディに逃げた印象。といってもコメディはもっと難しいが。

「みぽりん」のストーリー

声優地下アイドルユニット“Oh!それミーオ!”でセンターを務める神田優花(津田晴香)は、6ヶ月連続人気投票1位を獲得し、ソロデビューが決定。だが、音痴な優花にプロデューサーの秋山(井上裕基)と、マネージャーの相川(合田温子)は頭を悩ませていた。そんなある日、同じグループのメンバー里奈(mayu)のツテで、優花はボイストレーナー・みほ(垣尾麻美)のボイトレ合宿に参加する事になる。六甲山でみほにピックアップされ、山荘へ連れて行かれる優花。契約書にサインをし、翌日からボイスレッスンが始まった。しかし、レッスンを進めていくなか、みほは優花がアイドルに相応しくないと感じ、怒りを募らせていく。一方、秋山と相川は、優花のソロデビュー曲のPV撮影を優花推しのファンである加藤(近藤知史)に頼む事に。いよいよライブでのお披露目が明日と迫ったその日、秋山と相川、加藤たちは優花が監禁されている事を知り、六甲山へと向かう……。

「みぽりん」のスタッフ・キャスト

スタッフ
キャスト役名

「みぽりん」のスペック

基本情報
ジャンル ホラー
製作国 日本
製作年 2019
公開年月日 2019年12月21日
上映時間 124分
配給 CROCO
レイティング 一般映画
公式サイト https://crocofilm-miporin.com/
コピーライト (C)CROCO

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映画専門家レビュー

今日は映画何の日?

NEW今日誕生日の映画人 1/21

永田雅一(1906)

地獄門 デジタル復元版

第7回カンヌ国際映画祭グランプリ、第27回アカデミー賞最優秀外国語映画賞、衣装デザイン賞を受賞した大映の第一回天然色映画「地獄門」のデジタル復元版。撮影助手として本作に関わった森田富士郎氏の監修の元、オリジナル・ネガより三色分解したマスター・ポジなどを素材に当時の色彩を復元している。東京国立近代美術館・フィルムセンターと角川映画の共同事業。2011年5月2日NHK・BSプレミアムで放映。2012年4月28日、東京・京橋フィルムセンターにて特別上映。

日蓮

古代王朝から新興武士へと政権が移りつつあった承久四年(一二二二年)に生まれた日蓮の、言語を絶する迫害をはねのけての布教活動の生涯を描く。原作は川口松太郎、脚本監督は、「遺書 白い少女」の中村登、撮影は「俺は田舎のプレスリー」の竹村博がそれぞれ担当している。
神尾楓珠(1999)

裏アカ

TSUTAYA CREATORS' PROGRAM FILM 2015準グランプリを受賞した人間ドラマ。どこか満たされない真知子は、SNSの裏アカウントを作り際どい写真を投稿。思わぬ反響に快感を覚える中、フォロワーの一人ゆーとと一度限りの関係を持つが、彼に惹かれてしまい……。木村大作、降旗康男、原田眞人、成島出といった監督のもとで助監督を務めてきた加藤卓哉が本作で監督デビュー。やり場のない気持ちを抱えSNSの裏アカウントにハマっていく伊藤真知子を「火口のふたり」の瀧内公美が、表の顔と裏の顔を使い分ける年下の男をドラマ『左ききのエレン』に主演した神尾楓珠が演じる。2020年6月12日より公開延期。

樹海村 じゅかいむら

NEW今日命日の映画人 1/21

セシル・B・デミル(1959)

クレオパトラ(1934)

セシル・B・デミルが「新世紀」「恐怖の四人」に次いで監督製作した映画で、「喇叭は響く」「恐怖の四人」の脚色者バートレット・コーマックが史実に取材して組立てた物語で「路傍」「夜毎来る女」のヴィンセント・ローレンスと「坊やはお休み」「暴君ネロ(1932)」のウォルデマー・ヤングが共同脚色したもの。主役は「暴君ネロ(1932)」「或夜の出来事」のクローデット・コルベールが勤め、「一日だけの淑女」のウォーレン・ウィリアム、英国劇壇から招聘されたヘンリー・ウィルコクスンが共演するほか、「絢爛たる殺人」のガートルード・マイケル、「薫る河風」のジョセフ・シルドクラウト「クリスチナ女王」のアイアン・キース及びC・オーブリー・スミス、「妾は天使じゃない」のアーヴィング・ピチェル等が助演している。撮影は「生活の設計」「恋の凱歌」のヴィクター・ミルナーの担当である。

十戒(1957)

1923年、今回と同様セシル・B・デミルが監督した「十誡(1923)」の再映画化で、製作費1350万ドルを費やしたというスペクタクル宗教史劇、イーニアス・マッケンジー、ジェン・L・ラスキー・ジュニア、ジャック・ガリス、フレドリック・M・フランクの4人が脚本を書き、「胸に輝く星」のロイヤル・グリグスが撮影監督をつとめた。特殊撮影を受け持ったジョン・P・フルトンは1957年度アカデミー賞を受賞した。音楽は「最前線」のエルマー・バーンスタイン。主演は「三人のあらくれ者」のチャールトン・ヘストン、アン・バクスター、「追想」のユル・ブリンナー、「地獄の埠頭」のエドワード・G・ロビンソン、「勇者カイヤム」のデブラ・パジェット、そのほか「裸の天使」のジョン・デレク、「重役室」のニナ・フォック、「南部の反逆者」のイヴォンヌ・デ・カーロ、「放浪の王者(1956)」のサー・セドリック・ハードウィック、「サヨナラ」のマーサ・スコット。231分版もあり。