羊とオオカミの恋と殺人

ひつじとおおかみのこいとさつじん
上映日
2019年11月29日

製作国
日本

上映時間
103分

ジャンル
ラブロマンス ホラー コメディ

ここが見どころ

スプラッター・ラブコメディ漫画『穴殺人』を、「居眠り磐音」の杉野遥亮と「4月の君、スピカ。」の福原遥のW主演で映画化。自殺志願の黒須が壁にあいた穴を覗くと、隣人・宮市の生活が丸見えに。宮市の虜になるが、ある日彼女の殺人現場を目撃してしまう。監督は「女の子よ死体と踊れ」やドキュメンタリー「RADWIMPSのHESONOO Documentary Film」などを手がけた朝倉加葉子。自殺志願の男と美しき殺人鬼の恋愛模様を綴る。

映画専門家レビュー

  • 映画評論家

    須永貴子

    殺人鬼のヒロインが魅力的で、彼女が天真爛漫に人を殺す理由が知りたくなる。すると、「なぜ人を殺してはいけないのか?」といった素朴な問が投入され、彼女に恋する人生経験不足の青年と、人心がわからない快楽殺人者のヒロインが、答えを出そうとするが?み合わない。そんな2人が迎える「死にたいくらい(殺したいほど)愛してる」というフィナーレに陶酔。青年がヒロインの手料理に感動するシーンで、出来合いの揚げ物を使っていたのが残念。揚げるカットを入れるべき。

  • 映画評論家

    山田耕大

    何を作ろうとしたんだろう。いや、何を作ったつもりだったんだろうか。ジャンルを問わず、メジャーやマイナーに関係なく、映画は人間を描くもの。ぞんざいな人形を描くものではない。やたら血しぶきが出てくるが、殺人少女もその隣人の少年も、体に血が通っているとは思えない。ホラー映画のつもり? 良いホラーにはエレガンスがあると知ってほしい。究極の愛? 人間が出てこない映画では、愛を語れない。特異な世界観を打ち出すのはいいが、最低限のリアリティくらいはほしかった。

  • 映画評論家

    吉田広明

    壁に空いた穴から覗くと隣の美少女が殺人鬼。そんな壁の薄いアパートで殺しの仕事かと、設定自体も緩いが、以後の展開がまた緩い。殺しに何の痛痒も覚えない、いわばニーチェ的超人たるオオカミと、群れて生きるしかない凡庸な道徳観念の羊の対決。羊がオオカミの倫理観を問う試金石たりえてもいないのに、何故オオカミがオオカミたることを止めるのか。「恋」だからしょうがないにしても、その選択で何か新しい倫理観、世界観が獲得されるわけではないのはどうか。

「羊とオオカミの恋と殺人」のストーリー

大学受験に失敗し予備校をやめてしまい引きこもっている黒須(杉野遥亮)は、ライフラインも止められてしまい、絶望。首吊り自殺を図ったもののあえなく失敗してしまうが、その弾みで壁に穴が開き、そこから隣人・宮市の部屋が見えるようになる。その日から穴から宮市の生活を覗き見るようになり、黒須は彼女の虜になっていった。しかし彼女が部屋で人を殺す凄惨な現場を目撃し、思わず声を上げてしまう。覗き見ていることが見つかり、黒須はつい宮市に愛を告白。殺されるかと思いきや、彼女と付き合うことになる。アルバイトを始め、宮市とデートをし、彼女の手料理を食べ、幸せを噛みしめる黒須だったが、宮市はデート中だろうが構わず殺人を犯し……。

「羊とオオカミの恋と殺人」のスタッフ・キャスト

スタッフ
キャスト役名

「羊とオオカミの恋と殺人」のスペック

基本情報
ジャンル ラブロマンス ホラー コメディ
製作国 日本
製作年 2019
公開年月日 2019年11月29日
上映時間 103分
製作会社 (製作幹事:VAP/制作プロダクション:C&Iエンタテインメント=カズモ)
配給 プレシディオ
レイティング PG-12
カラー/サイズ カラー
公式サイト http://hitsujitookami.com/
コピーライト (C)2019「羊とオオカミの恋と殺人」製作委員会 (C)裸村/講談社

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映画専門家レビュー

今日は映画何の日?

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エイブ・ヴィゴーダ(2016)

アンダーワールド(1996)

自分と父親を陥れた真犯人を見つけるため、正体不明の謎の男に接近する青年のパラノイアックな復讐劇を描いた異色サスペンス。本作の後「マッド・ドッグス」(日本では98年1月公開)で監督デビューも果たしたヴェテラン俳優ラリー・ビショップ(本作で助演も)の脚本を、「スター・ウォーズ」(美術監督としてアカデミー装飾部門最優秀賞を受賞)、『The Sender』(日本未公開、監督作)のロジャー・クリスチャンの監督で映画化。美術はアキ・カウリスマキ監督作品(「ラ・ヴィ・ド・ボエーム」ほか)でも知られるジョン・エブデン。出演は「ネオン・バイブル」のデニス・レアリー、「アンカーウーマン」のジョー・モントーニャ、「フューネラル」のアナベラ・シオラ、「ゴッドファーザー」のアベ・ヴィゴダ、「シリアル・ママ」のトレイシー・ローズほか。

シュガー・ヒル

ニューヨーク・ハーレムの暗黒街で、ドラッグ売買のトップにのし上がった2人の兄弟の葛藤を軸に展開する、愛と暴力に彩られたブラック・ムービー。監督はキューバ出身で、カンヌ国際映画祭で上映された「クロスオーバー・ドリーム」やテレビ映画「心臓が凍る瞬間」(日本では劇場公開)などの作品があるレオン・イチャソ。脚本はバリー・マイケル・クーパー。製作は「ラブ・クライム 官能の罠」のルディ・ラングレイスと、グレゴリー・ブラウン。エグゼクティヴ・プロデューサーは「ザ・コミットメンツ」のアーミヤン・バーンスタインとトム・ローゼンバーグ、マーク・エイブラハムズの共同。撮影は「ディープ・カバー」「カリフォルニア(1993)」のボージャン・バゼリ。音楽はテレンス・ブランチャードで、ジャズ、ファンク、ソウル、ラップ、ヒップホップ、ブラック・コンテンポラリー、アフリカン・ミュージックからゴスペルに至るまで、さまざまなブラック・ミュージックの挿入曲が全編に流れる。美術は「再会の時」のマイケル・ヘルミー、主人公兄弟の人物造形や作品世界の上でも重要な要素を占める衣装は、「ディック・トレイシー」のエドゥアルド・カストロで、ヴェルサーチ、ヨージ・ヤマモトなどのスーツが使用されている。主演は「ニュー・ジャック・シティ」「デモリションマン」「ドロップ・ゾーン」など出演作が相次ぐウェズリー・スナイプスと、「ストリーマーズ 若き兵士たちの物語」『ファイブ・ハートビーツ』(V)のマイケル・ライト。「クロウ 飛翔伝説」のアーニー・ハドソン、「ビバリーヒルズ・コップ3」のテレサ・ランドルらが共演。