前田建設ファンタジー営業部

まえだけんせつふぁんたじーえいぎょうぶ
上映日
2020年1月31日

製作国
日本

ジャンル
コメディ ドラマ

ここが見どころ

アニメやゲームの世界の構造物を実際に建設したらどうなるかを検証する、実在する企業のブログを映画化。バブル崩壊後の建設業界。広報グループの若手社員・土井は、アニメ『マジンガーZ』の地下格納庫兼プールの実現を検証するウェブ連載を担当することに。出演は、「見えない目撃者」の高杉真宙。脚本は、「ペンギン・ハイウェイ」の上田誠。監督は、「映画 賭ケグルイ」の英勉。

映画専門家レビュー

  • 映画評論家

    川口敦子

    失礼を承知で言えば意外にいいじゃない!! と「『実話』から生まれた積算エンターテイメント!」なる惹句を目にした折の悪い予感をうれしく裏切られた。ファンタジー営業部が実在したという“狐につままれた感”満載の一作だが、嫌々だった部員たちが熱く企画に没入する過程をきちんと捕まえた脚本が勝因だ。昨今の米映画に特徴的なくっきりとショットを成立させない開幕部のオフィス描写と裏腹に、人の心は輪郭を際立たせて描き込む。演劇臭を逆手にとった演技陣も悪くない。

  • 映画評論家

    佐野享

    アヴァンタイトル、スーツを着た小木博明が死ぬほどうざいテンションで「マジンガーZ」の話をし始めた時点で、タクシーの車内でよく観るビジネスマン向けCMを思い起こしたが、驚いたことにタイトルが出たあともそのノリのまま映画は進んでいく。状況をわかりすく戯画化したり、人物のリアクションにいちいち効果音をかぶせたり、一見テンポは速いが実際にはおそろしく弛緩した出来のわるいコントが延々つづきゲッソリ。岸井ゆきのの「間」にかろうじて映画の片鱗が見える。

  • 映画評論家

    福間健二

    やる気のなさそうな連中が徐々に「困難な課題」に対して真剣になっていく。おなじみすぎるパターンであるが、それ以外にも名作の名場面のパロディーかと思わせるものが出てくる。そのあたり、わざとらしさに目をつむって、ショウケース的に楽しめるかもしれない。元は上田誠の戯曲。その元はなんと実話。英監督、演技の均質性が破れるのを回避しているようなのが惜しい。音楽も鳴らしすぎ。おもしろかったのは、岸井ゆきのと町田敬太のカップルと、六角精児の機械グループ部長。

「前田建設ファンタジー営業部」のストーリー

2003年、バブル崩壊後の建設業界である日、アニメ『マジンガーZ』の出撃シーンで目にする地下格納庫兼プールを、マジンガーZが格納されている光子力研究所の所長・弓教授から発注を受けたという設定で、現状の技術および材料で建設するとしたらどうなるかを検証するウェブ連載を広報グループ長が提案する。最初はいやいやながらプロジェクトに携わっていた広報グループの若手社員・土井航(高杉真宙)は、社内外の技術者たちの熱意や、架空のものに対してどこまでも真剣に向き合う姿を目の当たりにするうち、意味がないと思っていた業務に本気で取り組むようになる。

「前田建設ファンタジー営業部」のスタッフ・キャスト

スタッフ
キャスト役名

「前田建設ファンタジー営業部」のスペック

基本情報
ジャンル コメディ ドラマ
製作国 日本
製作年 2020
公開年月日 2020年1月31日
配給 バンダイナムコアーツ=東京テアトル
公式サイト https://maeda-f-movie.com/
コピーライト (C)前田建設工業株式会社/Team F

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映画専門家レビュー

今日は映画何の日?

NEW今日誕生日の映画人 12/7

香川照之(1965)

99.9 刑事専門弁護士 THE MOVIE

2016年、2018年に放送された人気ドラマの劇場版。99.9%逆転不可能と言われる事件で無罪を勝ち取ってきた型破りな弁護士・深山のもとに、15年前の天華村毒物ワイン事件に関する依頼が舞い込む。その事件には、謎の弁護士・南雲が関わっていた。出演は、「ナラタージュ」の松本潤、「七つの会議」の香川照之、「妖怪大戦争 ガーディアンズ」の杉咲花。監督は、「仮面病棟」の木村ひさし。

バケモン

17年に渡って落語家・笑福亭鶴瓶に密着、その素顔に迫ったドキュメンタリー。コロナ禍でテレビ番組の収録が中止になった2020年、鶴瓶は1時間を超える上方落語の最高傑作『らくだ』をひっさげ、全国ツアーを開始。そこから覗く芸人・鶴瓶の生き様とは。ナレーションを担当したのは、「七つの会議」の香川照之。鶴瓶と交流の深いテレビ番組の構成演出家・山根真吾が演出・構成・撮影・編集を担当。
ニコラス・ホルト(1989)

モンタナの目撃者

アカデミー賞受賞女優アンジェリーナ・ジョリーの『ソルト』以来11年ぶりのアクション映画。アンジーが人間には太刀打ちできない「大自然の脅威」と凄腕の「暗殺者」に行く手を阻まれながらも、少年を守るために戦う森林消防隊員ハンナを演じる。監督・脚本は「ボーダーライン」(2015)で初脚本を務め、監督デビュー作「ウインド・リバー」(2017)で第70回カンヌ国際映画祭ある視点部門監督賞を受賞したテイラー・シェリダン。「木を切り、火をおこす方法から教わった」と語るアンジェリーナ・ジョリーは、森林消防隊員のハンナを演じることは大自然でのサバイバルの連続だったと語る。過去に壮絶な事件を”目撃”したことで心に大きなトラウマを抱える森林消防隊員のハンナは、暗殺者による父の死を間近で“目撃”し、父が守り抜いた“秘密”のために暗殺者に追われる少年コナーとタッグを組む。背後に迫る凄腕の暗殺者、目前に立ちはだかる広大なモンタナの大自然に燃え盛る巨大な炎―2つの脅威に行く手を阻まれる極限状態で、少年を守り戦うサバイバルサスペンス。

トゥルー・ヒストリー・オブ・ザ・ケリー・ギャング

かつてミック・ジャガーが「太陽の果てに青春を」で、故ヒース・レジャーが「ケリー・ザ・ギャング」で演じたオーストラリアの伝説の義賊ネッド・ケリーの生涯を、「1917 命をかけた伝令」のジョージ・マッケイ主演で描くパンク精神あふれる反逆ムービー。豪アカデミー賞12部門のうち主要3部門で受賞、カルト・ムービーの巨匠ジョン・ウォーターズ監督が“2020映画ベスト10”に選出。1855年にアイルランド移民の長男として生まれたネッド・ケリーは窃盗や強盗を繰り返した無法者だが、現代でもオーストラリアに「ケリーのように勇敢に(as game as Ned Kelly)」という表現があるほど英雄として人気が高い。本作ではそんなネッド・ケリーを、悲惨な境遇から抜け出そうと苦悩し、怒り闘うひとりの若者として捉えたピーター・ケアリーのブッカー賞(イギリス最高の文学賞)受賞小説を原作に映画化。腐敗した権力に屈することを拒否し、兄弟や仲間たちと“ケリー・ギャング”を結成、国中にその名を轟かす反逆者となったネッドの姿を壮絶に描き出している。母親がネッドを売り渡すブッシュレンジャー(盗賊)のハリー・パワーにラッセル・クロウ、ネッドに屈折した想いを寄せ執拗に追い詰める警官のフィッツパトリックにニコラス・ホルト、ネッドの家族に横暴を尽くすオニール巡査部長にチャーリー・ハナムと豪華キャストが結集。「アサシン クリード」でハリウッドに進出したジャスティン・カーゼル監督が新たな伝説を誕生させた。

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