ガラスの城の約束

がらすのしろのやくそく THE GLASS CASTLE
上映日
2019年6月14日

製作国
アメリカ

上映時間
127分

ジャンル
伝記 ドラマ

ここが見どころ

「ショート・ターム」のデスティン・ダニエル・クレットン監督が、ブリー・ラーソンと再タッグを組む人間ドラマ。ニューヨークに暮らす人気コラムニストが、関係を断った父との再会をきっかけに、今まで隠して生きてきた子供時代の想い出を呼び覚ましていく。共演は「スリー・ビルボード」のウディ・ハレルソン、「インポッシブル」のナオミ・ワッツ。原作は、衝撃的な自身の半生を綴ったジャネット・ウォールズの自叙伝『ガラスの城の約束』。

映画専門家レビュー

  • 映画評論家

    金子遊

    現政権が長々と続くなか、国内の年金や生活保護の給付額は減らされ、貧困率は上昇している。それに比べても、国民健康保険のないアメリカのプア・ホワイトの貧困生活と育児放棄は、ちょっとスケールの違いを感じる。アルコール中毒の父と自称画家の母、四人の子どもたちが借金と夜逃げをくり返す。最後にはNYでホームレスまでする父母には、時代的に何か思想的背景があったのか。ハワイ出身の沖縄系三世というデスティン・ダニエル・クレットン監督の、今後の作品にも期待したい。

  • 映画評論家

    きさらぎ尚

    W・ハレルソンが出演していると知れば、条件反射的に不穏なドラマを想像する。と同時に、達者な演技に感心すること多々。今回の毒親ぶりは、嘘で親を美化する利発な子供のキャラとの相乗効果によって、同情はできないが、善悪を超えて哀れを誘う。子供は親を選べない。自伝が原作のこの映画を、苦境を克服して成長した娘の美談、あるいはケシカラン親に振り回された子供の悲劇と見るかはともかく、子供をめぐるむごい事件の報道に接することが多い現実に思いが至り、ヒリヒリ痛い。

  • 映画評論家

    那須千里

    ウディ・ハレルソン&ナオミ・ワッツの両親がさすがの域。親としても人間としても問題だらけで、「憎めない」範疇はとうに超えているが、どこかチャーミングなものを感じてしまう。それは彼ら(特にハレルソン)が常に本気だからだ。経済的にも精神的にも子供が親に依存せざるを得ない幼少時の体験がそのベースとなっていることを考えると、チャーミングさを感じてしまうことが、ストックホルム症候群的な現象であるかもしれないうしろめたさも含めて。親子という関係の妙と罪深さ。

「ガラスの城の約束」のストーリー

1989年。『ニューヨーク・マガジン』で活躍する人気コラムニストのジャネット・ウォールズ(ブリー・ラーソン)は、富裕層が集まるマンハッタン、パークアベニューの瀟洒なアパートメントにファイナンシャル・アドバイザーである恋人デヴィッド(マックス・グリーンフィールド)と暮らしながら、順風満帆な毎日を送っている。そんなある日、ジャネットは車道に飛び出してきたホームレスの男性に遭遇。彼はストリートで自由気ままに暮らす彼女の父・レックス(ウディ・ハレルソン)だった。ジャネットは知らないふりを装いながらも、何もかもが規定外だった父と母との記憶を呼び覚ましていくのだった……。レックスはいつか家族のために“ガラスの城”を建てるという夢を持つエンジニア、母親のローズマリー(ナオミ・ワッツ)は売れない画家。彼らは定職につかず理想や夢ばかりを追い求め、自由気ままに暮らしていた。物理学や天文学などを教えてくれるレックスは、幼い頃のジャネットたち兄弟にとってカリスマ的な存在であり、聡明なジャネットのことを彼は“チビヤギ”と呼び、愛情を注いでいた。だが、仕事が上手くいかないレックスは次第に酒の量が増え、家で暴れるようになっていく。やがて、高校生になったジャネットは大学進学をきっかけに、ニューヨークへと旅立ち、両親との関係を断とうとするが……。

「ガラスの城の約束」のスタッフ・キャスト

スタッフ
キャスト役名

「ガラスの城の約束」のスペック

基本情報
ジャンル 伝記 ドラマ
製作国 アメリカ
製作年 2017
公開年月日 2019年6月14日
上映時間 127分
配給 ファントム・フィルム
レイティング 一般映画
アスペクト比 シネマ・スコープ(1:2.35)
カラー/サイズ カラー/シネスコ
音量 5.1ch
公式サイト http://www.phantom-film.com/garasunoshiro/
コピーライト (C)2019 Lions Gate Entertainment inc. All Reserved.

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