浅田家!

あさだけ
上映日
2020年10月2日

製作国
日本

上映時間
127分

ジャンル
ドラマ

ここが見どころ

家族が様々なコスプレをした家族写真を世に送り出した写真家・浅田政志の実話を二宮和也主演で映画化。家族が“なりたかった自分”のコスプレをした家族写真をきっかけにプロの写真家として軌道に乗り始めた政志だったが、そんなとき、東日本大震災が起こる。監督は、「湯を沸かすほどの熱い愛」の中野量太。出演は、「怒り」の妻夫木聡、「ビブリア古書堂の事件手帖」の黒木華、「糸」の菅田将暉、「マチネの終わりに」の風吹ジュン、「Fukushima 50」の平田満。

映画専門家レビュー

  • フリーライター

    須永貴子

    「家族とは何か」「写真の力」といったテーマと、「写真洗浄」というドラマにおけるフックが明快で、非常に観やすく、のどごしの良い作品になっている。一方で、家族(主人公の実家も夫婦関係も)や写真のポジティブな面ばかりが打ち出されており、実話をベースにしたとは思えない、ファンタスティックな仕上がりに。妻夫木聡が演じる長男が、物語において見せ場がなく、あからさまに観客との懸け橋役を担わされていて不憫。それが長男と言われればそうなのかもしれないが。

  • 脚本家、プロデューサー

    山田耕大

    シャーデンフロイデ。人が不幸になると、脳内物質・オキシトシンの分泌が活発になり、喜びを感じる。人間は因果な生き物。で、浅田家の幸せな模様をいくら見せられても退屈、このままずっとこれが続いたらどうしようと思ったところに東日本大震災。ここから話が始まる。カメラマンが写真を撮らず、洗浄するというのがいい。核となるエピソードは個人的な経緯ですぐにネタバレしたが、やはりいい。黒木の若奈はヒット! でも、浅田氏はなぜこんなに家族にこだわったんだろう。

  • 映画評論家

    吉田広明

    その人を理解しない限り写真を撮らないという主人公が震災で持ち主が分からなくなった写真に関わるから痛ましさが増す。写真はその人そのもの、もっと言えば身体だ。写真を洗う作業はまるで遺体を清める作業を思わせる。物体としての写真は無くなる。それは死に近い。しかし一方で、物体だからこそ残り、また見つかるということもあるわけで、それは蘇りであり、その感動は、クラウド上に保存されたイメージの発見と比ぶべくもない。写真が紙であることの意味を考えさせる映画。

「浅田家!」のストーリー

父(平田満)・母(風吹ジュン)・兄(妻夫木聡)という4人家族の次男として育った浅田政志(二宮和也)は幼いころから、写真好きの父から譲ってもらったカメラで写真を撮るのが大好きだった。どこか個性的でのんびりした家族や、幼馴染で初恋の相手・若菜(黒木華)を撮ってきた政志は、写真専門学校の卒業制作のテーマ「たった一枚で自分を表現すること」にも、迷わず家族を被写体に選ぶ。実際の浅田家の思い出のシーンを当人たちがコスプレして再現した写真は、学校長賞を受賞する。卒業後、政志は地元に戻るも、定職には就かずにパチスロ三昧のまま3年が過ぎる。ようやくもう一度写真と向き合おうとした政志は、再び被写体に家族を選ぶ。家族それぞれが“なりたかった自分”をテーマにコスプレをして、家族写真として撮影した。これをきっかけに家族写真の妄想が広がり、様々なシチュエーションで家族がコスプレをして再現し、写真に収めるようになる。個展を開催すると、写真を気に入った出版社が写真集『浅田家』を出版、第34回木村伊兵衛写真賞を受賞する。プロとして活動を始め、全国の家族写真の撮影も引き受けるようになり、写真家として軌道に乗り始めた政志だったが、その家族にインタビューし、その家族ならではの家族写真を模索・撮影するうちに、戸惑いを感じ始め、写真が撮れなくなってしまう。そんなとき、展示会の準備をしている最中、東日本大震災が起こる。かつて撮影した家族の安否を確かめるために被災地に向かった政志は、家族や家を失った人々の姿を目にする。シャッターを切ることができず、自問自答を繰り返す政志は、津波で泥だらけになった写真を一枚ずつ洗って、家族の元に返すボランティア活動をする人々と出会う。彼らとともに写真洗浄を続け、写真を見つけて嬉しそうに帰っていく人々の笑顔に触れた政志は、徐々に写真の持つチカラを信じられるようになる。そんなとき、津波で父親を失った少女が現れ、家族写真を撮ってほしいと訴える……。

「浅田家!」のスタッフ・キャスト

スタッフ
キャスト役名

「浅田家!」のスペック

基本情報
ジャンル ドラマ
製作国 日本
製作年 2020
公開年月日 2020年10月2日
上映時間 127分
製作会社 「浅田家!」製作委員会(製作プロダクション:東宝映画=ブリッジヘッド=パイプライン)
配給 東宝
レイティング 一般映画
アスペクト比 シネマ・スコープ(1:2.35)
カラー/サイズ カラー/シネスコ
公式サイト https://asadake.jp/
コピーライト (C)2020「浅田家!」製作委員会

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