王様になれ

おうさまになれ
上映日
2019年9月13日

製作国
日本

上映時間
115分

ジャンル
ドラマ

ここが見どころ

ロックバンドthe pillowsの結成30周年記念プロジェクト『Thank you, my highlight』の一環として制作された青春ドラマ。カメラマン志望の祐介を主人公に、厳しい現実や想いを寄せる女性とのすれ違いなど、彼らがこれまで音楽で描いてきた世界観が展開される。主演は「新聞記者」の岡山天音。原案・音楽をthe pillowsのボーカル・山中さわおが担当、監督・脚本は、俳優・演出家として活躍するオクイシュージ。

映画専門家レビュー

  • 映画評論家

    川口敦子

    バンド結成30周年の記念映画、それもドキュメンタリーや実話ベースの物語ではなく、オリジナルの青春映画  というセールス・ポイントを除外しても何者かになろうとあがく青年の腐臭すれすれの上昇志向のしぶとさは“いまさら感”を徐々に蹴散らし、奇妙な捨て難さに手をかけていく。そのじわじわとした磁力のようなもの。それは背景をとばして人の顔に肉薄する撮影福本淳+照明市川徳充の力に因るところ大だろう。あるいはそれなしではうんざりだけが降り積もった!?

  • 映画評論家

    佐野享

    型通りの葛藤、型通りの挫折、型通りの恋愛劇……驚くほど陳腐なストーリーと人物造形のうえに、過度なモノローグはじめ延々と説明的な演出がつづく。the pillowsの歌が好きな人なら、合間に挟まれるコンサート場面や音楽場面で持ち直すのだろうが、そうでない評者のような観客にはひたすら退屈。ファン映画であるとしても、もう少し趣向を凝らしたフックがなければ、あまたある青春映画のなかに埋もれてしまうだけだろう。主演の岡山天音の嫌味のない朴訥さがせめてもの救いか。

  • 映画評論家

    福間健二

    カメラマン志望の、ラーメン屋で働く青年。人との関係のなかで助けられ成長していくが、演じる岡山天音が弱い心をいい感じで出していて、身につまされた。ラーメンの葱をまちがえて入れたあとの対応の拙さからの流れなどだが、そこに登場もした原案者山中さわおとオクイ監督の、たぶん人生経験に培われたものが味になっている。写真の出てくる作品にふさわしく、撮影もていねいだ。ただ、せっかくの音楽を活かしきっていなくて、時折まじめさに沈み込む調子になるのが惜しい。

「王様になれ」のストーリー

カメラマン志望の祐介(岡山天音)は、自分の夢を叶えるために日々奮闘中。だが現実はあまりに厳しく、崖っぷちの状態が続いている。成功していく同期への嫉妬、ほのかな想いを寄せる女性とのすれ違い……。それでも自分のやり方を貫こうとする祐介であったが、ときに孤独感や絶望感にぶち当たる。そんななか、祐介の前に微かな光が見え始め……。

「王様になれ」のスタッフ・キャスト

スタッフ
キャスト役名

「王様になれ」のスペック

基本情報
ジャンル ドラマ
製作国 日本
製作年 2019
公開年月日 2019年9月13日
上映時間 115分
製作会社 「王様になれ」フィルムパートナーズ (企画:バッド・ミュージック・グループ音楽出版/制作プロダクション:ブースタープロジェクト)
配給 太秦
レイティング 一般映画
カラー/サイズ カラー/ビスタ
音量 5.1ch
公式サイト http://ousamaninare.com/
コピーライト (C)2019「王様になれ」フィルムパートナーズ

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今日は映画何の日?

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ジャック・リヴェット(2016)

アニエスの浜辺

「落穂拾い」のアニエス・ヴァルダ監督による自伝的ドキュメンタリー。生い立ちや家族、友人、思い出の地、亡夫ジャック・ドゥミ、ヌーヴェル・ヴァーグ、ハリウッド等、彼女自身が語り、過去の作品やインタビュー、心象風景を交えながら現在と過去を繋いでいく。出演はアニエス・ヴァルダ、ジャック・ドゥミ、マチュー・ドゥミ、ジャン=リュック・ゴダール、ジェーン・バーキン、カトリーヌ・ドヌーヴ、ハリソン・フォード、ジム・モリソンなど。まもなく81歳になるアニエス・ヴァルダがベルギーの浜辺に立ち、鏡を並べる指示を出している。その鏡には海やアニエス自身、人影等が映りこむ。振り返ると彼女の人生には、いつも浜辺があった。子供時代を過ごしたベルギーの浜辺に始まり、戦火を逃れて疎開した南フランスの港町セート、夫であるジャック・ドゥミと渡ったアメリカ・西海岸……。自身、家族、友人、そして夫について思いを馳せながら続ける旅は、アニエスの個人史であると同時に、第二次世界大戦、戦後、ヌーヴェル・ヴァーグ、フラワーチルドレン、ウーマン・リヴ……、さながら現代史、そしてフランスの芸術史でもあった。

ランジェ公爵夫人

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