ユーリー・ノルシュテイン「外套」をつくる
ゆーりーのるしゅていんがいとうをつくる YURIY NORSHTEYN MAKING THE OVERCOAT- 上映日
- 2019年3月23日
- 製作国
- 日本
- 上映時間
- 109分
- ジャンル
- アート
- 手に汗握る
- 感動的な
- 怖い
- おしゃれな
- 泣ける
- 可愛い
- 笑える
- 重厚感のある
- かっこいい
- ほのぼのとした
- セクシーな
- スカッとする
- 親子で楽しめそう
- 考えさせられる
ここが見どころ
「霧の中のハリネズミ」などで知られるロシアを代表するアニメーション作家ユーリー・ノルシュテインが、30年以上の歳月をかけて制作しながら未だ完成していない映画「外套」にスポットを当てたドキュメンタリー。彼のスタジオを訪ね、作品への思いを聞く。監督は、「セシウムと少女」の才谷遼。編集は、「おくりびと」の川島章正。撮影は、「ラストソング」の加藤雄大。
今すぐ見る
「ユーリー・ノルシュテイン「外套」をつくる」のストーリー
ロシアを代表するアニメーション作家ユーリー・ノルシュテインは、「話の話」「霧の中のハリネズミ」など数々の名作を生み出し、手塚治虫、宮崎駿、高畑勲監督ら日本の巨匠をはじめ世界中のアニメーション作家たちから敬愛されている。彼はロシアの文豪ゴーゴリの名作『外套』のアニメーション作品の制作に30年以上の歳月を費やしているが、未だに完成に至っていないどころか、近年は撮影が止まっているという。2016年6月、モスクワにあるノルシュテイン・スタジオ“アルテ”に向かったカメラは、おびただしい数のスケッチ、キャラクターパーツ、埃をかぶった撮影台をとらえる。小説『外套』の舞台は帝政ロシア時代のサンクト・ペテルブルグ。真面目で貧しい下級役人アカーキー・アカーキエヴィッチは、生活を切り詰めて貯めたお金で念願の新しい外套を手に入れる。しかしある夜、追剥ぎに外套を盗まれ、彼は失意のうちに死んでしまう。幽霊となった彼は、夜な夜な盗まれた外套を探しに現れる……。未完の映像を織り交ぜながら、「外套」の完成はいつになるのか、なぜ「外套」なのか、ノルシュテインが自身の思いを打ち明ける。
「ユーリー・ノルシュテイン「外套」をつくる」の写真
「ユーリー・ノルシュテイン「外套」をつくる」のスペック
基本情報 | |
---|---|
ジャンル | アート |
製作国 | 日本 |
製作年 | 2019 |
公開年月日 | 2019年3月23日 |
上映時間 | 109分 |
製作会社 | アート・アニメーションのちいさな学校=ふゅーじょんぷろだくと=ラピュタ=ユジク阿佐ヶ谷 |
配給 | ラピュタ(配給協力:ノーム) |
公式サイト | http://making-overcoat.com/ |
コピーライト | (C)ふゅーじょんぷろだくと |
「ユーリー・ノルシュテイン「外套」をつくる」のみんなのレビュー
映画専門家レビュー
今日は映画何の日?
NEW今日誕生日の映画人 1/29
- 宮下順子(1949)
-
新 デコトラのシュウ 鷲
哀川翔主演による人気シリーズが12年ぶりに復活。デコトラのイベント会場に来ていた演歌歌手・高宮すずめに一目惚れしたトラック野郎の鷲一郎。だが彼女は占い師から死を宣告されていた。別れた父親に会いたいというすずめの思いを叶えようと鷲一郎は旅に出る。共演は「L・DK」の剛力彩芽。監督は2003年の第1作「デコトラの鷲 まつりばやし」からシリーズ全作を手がける香月秀之。 -
罪の声
グリコ・森永事件をモチーフにし2016年週刊文春ミステリーベスト10国内部門第1位に輝いた同名小説を映画化。記者の阿久津は昭和最大の未解決事件を追う特別企画班に選ばれ取材を重ねる。一方俊也は事件の脅迫テープに自分の声が使われていたことを知り……。監督は、TBSテレビに所属し『カルテット』など数々のTVドラマの演出をするほか、「映画 ビリギャル」など映画監督としても活動する土井裕泰。「人間失格 太宰治と3人の女たち」の小栗旬と、ミュージシャンや文筆家としても活躍する星野源が、未解決事件に翻弄され人生が交錯する二人の男を演じる。
NEW今日命日の映画人 1/29
- ジャック・リヴェット(2016)
-
アニエスの浜辺
「落穂拾い」のアニエス・ヴァルダ監督による自伝的ドキュメンタリー。生い立ちや家族、友人、思い出の地、亡夫ジャック・ドゥミ、ヌーヴェル・ヴァーグ、ハリウッド等、彼女自身が語り、過去の作品やインタビュー、心象風景を交えながら現在と過去を繋いでいく。出演はアニエス・ヴァルダ、ジャック・ドゥミ、マチュー・ドゥミ、ジャン=リュック・ゴダール、ジェーン・バーキン、カトリーヌ・ドヌーヴ、ハリソン・フォード、ジム・モリソンなど。まもなく81歳になるアニエス・ヴァルダがベルギーの浜辺に立ち、鏡を並べる指示を出している。その鏡には海やアニエス自身、人影等が映りこむ。振り返ると彼女の人生には、いつも浜辺があった。子供時代を過ごしたベルギーの浜辺に始まり、戦火を逃れて疎開した南フランスの港町セート、夫であるジャック・ドゥミと渡ったアメリカ・西海岸……。自身、家族、友人、そして夫について思いを馳せながら続ける旅は、アニエスの個人史であると同時に、第二次世界大戦、戦後、ヌーヴェル・ヴァーグ、フラワーチルドレン、ウーマン・リヴ……、さながら現代史、そしてフランスの芸術史でもあった。 -
ランジェ公爵夫人
19世紀フランスを代表する作家、バルザックの同名小説を「美しき諍い女」のジャック・リヴェット監督が映画化。パリを舞台に繰り広げられる、貴族階級の女性と無骨な軍人の数奇な運命の恋物語。主演は「恋ごころ」のジャンヌ・パリバールと、ジェラール・ドパルデューの息子で「ポーラX」にも主演したギョーム・ドパルデュー。