福島は語る

ふくしまはかたる
上映日
2019年3月2日

製作国
日本

上映時間
170分

ジャンル
社会派
  • 手に汗握る
  • 感動的な
  • 怖い
  • おしゃれな
  • 泣ける
  • 可愛い
  • 笑える
  • 重厚感のある
  • かっこいい
  • ほのぼのとした
  • セクシーな
  • スカッとする
  • 親子で楽しめそう
  • 考えさせられる
+ 評価する

ここが見どころ

「沈黙を破る」の土井敏邦が、福島第一原発事故の被災者たちの証言を集めたドキュメンタリー。原発事故から8年近くが経過し、多くの人が事故を“終わったこと”として忘れ去ろうとする現在。被災者たちの言葉から、今なお疼き続ける心の傷の可視化を試みる。4年の歳月を費やして100人近い被災者に取材し、その中から選び抜いた14人の言葉で構成されている。

映画専門家レビュー

  • 上野昴志

    福島の原発事故から8年経っても、仮設住宅で暮らす人がいることや、遠方に避難したまま帰れない人がいることは、情報としては知っていても、それ以上ではない。だが、この映画が問いかけるのは、そのような情報ではない。真正面から相対するカメラによって、こちらも直に、生活の基盤を根こそぎ奪われた人たちと向き合うことになるのだ。それは自問を促す。お前だったら、どうなのかと。それに応える言葉はない。ただ想像するしかない、地に足がつかぬ暮らしを強いられている苦しみを。

  • 映画評論家

    上島春彦

    ただただ圧倒された。5時間半版をここまで切ったそうだ。語りを撮るという方法は失敗することも多々あるが、これは大正解。被取材者には言葉が武器であり、ジャーナリストは彼らのやむにやまれぬ心情を率直にカメラに収めるのみ。現政権の欺瞞に満ちた復興支援に対する糾弾、というより、ここに聴かれるのは住人同士の絆のもろさだったり、時には夫婦間の気持ちのすれ違いだったりする。空疎な五輪フィーヴァーが福島の現実を押し殺そうとしている、という監督の言葉は鋭くも重い。

  • 映画評論家

    吉田伊知郎

    最初は特定の感情が強く迫ってくるので押し付けがましくも感じるが、その後に続く証言は個々の価値観での決断と迷いが言葉に集約され、それぞれの表情と共に見入ってしまう。海外の原発事故を忌避した自身が逆の立場になったことを率直に語る人、繊細で力強い女性教師の言葉が印象深い。中でも原発事故で全てを失い、やがて息子も亡くした男性の語りには圧倒。訥々と息子が蝕まれていく過程を語る様は息が詰まる。上手く語っているのではなく、キャメラの前に最初は特定の感情が強く迫ってくるので押し付けがましくも感じるが、その後に続く証言は個々の価値観での決断と迷いが言葉に集約され、それぞれの表情と共に見入ってしまう。海外の原発事故を忌避した自身が逆の立場になったことを率直に語る人、繊細で力強い女性教師の言葉が印象深い。中でも原発事故で全てを失い、やがて息子も亡くした男性の語りには圧倒。訥々と息子が蝕まれていく過程を語る様は息が詰まる。上手く語っているのではなく、キャメラの前に宿る語りの力を実感。る語りの力を実感。

みんなのレビュー

  • EIGA FAN

    2020年2月3日に投稿
    88
    • 泣ける
    • 考えさせられる

    ネタバレ

「福島は語る」のストーリー

原発事故から8年が経過しようとする現在。“フクシマ”は、多くの人々から“終わったこと”として忘れ去られようとしている。2020年の東京オリンピックに社会の関心が集まるにつれ、その傾向は強まっている。福島の為政者たちも、“風評被害の払拭”、“復興”の名の下に、“フクシマ”の現実を覆い隠そうとしているかのように見える。しかし、原発事故で人生を狂わされ、夢や未来を奪われ、かつての家族や共同体の絆を断ち切られ、“生きる指針”さえ奪われた被災者たちの“生傷”は癒えることなく、今なお疼き続けている。だがそれは、平穏に戻ったかのような今の福島の光景からはなかなか見えてこない。その“生傷”を可視化する唯一の手段は、被災者たちが語る“言葉”。この映画では、その“言葉”の映像化を試みた。

「福島は語る」の写真

「福島は語る」のスタッフ・キャスト

スタッフ
キャスト役名

「福島は語る」のスペック

基本情報
ジャンル 社会派
製作国 日本
製作年 2018
公開年月日 2019年3月2日
上映時間 170分
配給 きろくびと=ピカフィルム
カラー/サイズ カラー
公式サイト http://www.doi-toshikuni.net/j/fukushima/index.html
コピーライト (C)DOI Toshikuni

「福島は語る」のみんなのレビュー

  • EIGA FAN

    2020年2月3日に投稿
    88
    • 泣ける
    • 考えさせられる

    ネタバレ


映画専門家レビュー

今日は映画何の日?

NEW今日誕生日の映画人 3/7

チャン・ドンゴン(1972)

王宮の夜鬼

「スウィンダラーズ」のヒョンビン×「V.I.P. 修羅の獣たち」のチャン・ドンゴン共演によるアクション史劇。朝鮮時代、謎の疫病が蔓延して生じた夜鬼の群れと戦う王子イ・チョン。一方、国王の側近キム・ジャジュンは夜鬼を利用して国を掌握しようと企んでいた。「リアル」のチョ・ウジン、「アシュラ」のチョン・マンシクが脇を固め、「コンフィデンシャル/共助」のキム・ソンフンがメガホンをとる。

七年の夜

特集『のむコレ2018』にて上映。
長谷川博己(1977)

サムライマラソン

「超高速!参勤交代」の脚本家・土橋章宏による小説『幕末まらそん侍』を豪華スタッフ・キャストで映画化。幕末。迫る外国の脅威に備え、安中藩主・板倉勝明は藩士を鍛えるため、十五里の山道を走る大会を開催。そんななか、藩士不在の城に刺客が送り込まれる。出演は「8年越しの花嫁 奇跡の実話」の佐藤健、「恋は雨上がりのように」の小松菜奈、「怒り」の森山未來、「きみの鳥はうたえる」の染谷将太、「来る」の青木崇高、「レオン」の竹中直人、「淵に立つ」の筒井真理子、「止められるか、俺たちを」の門脇麦、「海を駆ける」の阿部純子、「リングサイド・ストーリー」の奈緒、「覚悟はいいかそこの女子。」の中川大志、「ワンダーウーマン」のダニー・ヒューストン、「パンク侍、斬られて候」の豊川悦司、「シン・ゴジラ」の長谷川博己。監督は「パガニーニ 愛と狂気のヴァイオリニスト」のバーナード・ローズ。企画・プロデュースは「ラストエンペラー」のジェレミー・トーマスと「おくりびと」の中沢敏明。脚本は「ナミヤ雑貨店の奇蹟」の斉藤ひろし、バーナード・ローズ、「喰女 クイメ」の山岸きくみ。音楽を「めぐりあう時間たち」のフィリップ・グラス、衣装デザインを「乱」のワダエミが担当。

半世界

「エルネスト」の阪本順治が、地方都市を舞台に39歳の男3人の友情物語を綴る人間ドラマ。紘は妻子とともに、父から受け継いだ山中の炭焼き窯で製炭をして暮らしている。ある日、中学からの旧友で、自衛隊員として海外派遣されていた瑛介が町に帰ってくる。出演は、「クソ野郎と美しき世界」の稲垣吾郎、「シン・ゴジラ」の長谷川博己、「きらきら眼鏡」の池脇千鶴、「泣き虫しょったんの奇跡」の渋川清彦。

NEW今日命日の映画人 3/7

スタンリー・キューブリック(1999)

恐怖と欲望

「非情の罠」以前に製作されたスタンリー・キューブリックの劇場デビュー作。自主制作映画であり、わずかなキャスト&スタッフ、低予算で製作されたにもかかわらず、公開時は批評家などからは好評だったのだ。しかし、キューブリック本人が本作を「アマチュアの仕事」と、プリントをすべて買占め封印してしまったため、長らく劇場で上映する機会がなかった。2013年5月3日よりオーディトリウム渋谷ほかにて、日本初公開された。

アイズ ワイド シャット

ある夫婦の愛と性をめぐる心の相克を冷徹に映し出したシリアス・ドラマ。監督・製作は「2001年宇宙の旅」「時計じかけのオレンジ」などの巨匠スタンリー・キューブリックで、88年の「フルメタル・ジャケット」以来11年ぶりとなる本作完成直後死去し、本作が遺作となった。脚本は19世紀末の文豪アーサー・シュニッツラーの『Tarumnovelle』を原典にキューブリックとフレデリック・ラフェエルが執筆。製作総指揮はキューブリック作品の常連であるジャン・ハーラン。撮影(クレジットはライティング・キャメラマン)はラリー・スミス。音楽は英国で活動するジョスリン・プーク。美術はレスリー・トムキンズとロイ・ウォーカー。編集はナイジェル・ゴルト。衣裳はマリット・アレン。出演は実生活でも夫婦であるトム・クルーズ(「ザ・エージェント」)とニコール・キッドマン(「プラクティカル・マジック」)、監督でもある「夫たち、妻たち」のシドニー・ポラック、「ツイスター」のトッド・フィールド、「日曜日のピュ」のマリー・リチャードソン、「ディープ・インパクト」のリーリー・ソビエスキー、「恋のレディ&レディ?・」のヴィネッサ・ショーほか。、
小川真司(2015)

宇宙戦艦ヤマト2199 第七章 そして艦は行く

TVアニメ『宇宙戦艦ヤマト』のリメイク全26話の第23話から第26話を再編集した劇場版最終章。イスカンダルに到達し、地球へ帰還するヤマトの旅程を描く。総監督は、「トワノクオン」シリーズの出渕裕。声の出演は、「機動戦士ガンダムUC(ユニコーン)」シリーズの菅生隆之、「ねらわれた学園」の小野大輔。

宇宙戦艦ヤマト2199 第六章 到達!大マゼラン

SFアニメーション『宇宙戦艦ヤマト』をリメイクした全26話のシリーズを劇場公開。第六章ではガミラス艦隊との決戦を経て、大マゼラン銀河に辿り着くまでの第19話から第22話を上映する。声の出演は『獣電戦隊キョウリュウジャー』の菅生隆之、『進撃の巨人』の小野大輔、「DRAGON BALL Z 神と神」の山寺宏一。

「福島は語る」を観ているあなたにおすすめの映画