- 手に汗握る
- 感動的な
- 怖い
- おしゃれな
- 泣ける
- 可愛い
- 笑える
- 重厚感のある
- かっこいい
- ほのぼのとした
- セクシーな
- スカッとする
- 親子で楽しめそう
- 考えさせられる
ここが見どころ
音楽を捨てた主人公が、女子高生バンドの指導を通して音楽への情熱を取り戻す青春ドラマ。二人の“JOE”を中心としたバンド・JoKersは、人気絶頂のなか突然解散。1年後、一人のJOEは米デビューを果たし、もう一人のJOEは退屈な日々を過ごしていた。出演は、「ジャンクション29」の福山翔大、ドラマ『仮面ライダーゴースト』の山本涼介、舞台『僕のヒーローアカデミア The “Ultra” Stage』の小林亮太、舞台『あんさんぶるスターズ!エクストラ・ステージ Memory of Marionette』の熊谷魁人、「家族はつらいよ」シリーズの西村まさ彦。監督は、「恋人はスナイパー」の六車俊治。
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映画専門家レビュー
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映画評論家
北川れい子
なんだァ、現役の女子高生バンド“DROP DOLL”の3人は、ほとんど前座扱いじゃないの。しっかりそれぞれの役を演じ、歌って演奏しているのに、物語のトリ(真打ち)は、音楽と仲間から離れていた山本涼介の意地だかプライドっていうのだから、肩すかしもいいところ。本気で音楽をやりたい少女たちに比べたら、一度はバンドを解散した男子たちのゴタクや言い訳などただ面倒臭いだけ、あっちでやってよ。バンドパフォーマンスにしても、DROP DOLLの方が断然上等!!
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映画文筆系フリーライター
千浦僚
親がかりの金持ちを、映画のキャラクターとして良い奴だと素直にうけとめるのに抵抗がある。これって世代的なものか。いまのヤングは平然と、ステキ! あんな外車乗り回してる大学生のケツ舐めたい! ってなるのか。まあ本作はそこからもう半歩ほど踏み込んで、そういう恵まれた奴の頑張りとかそいつでも挫折や屈託があるとかやってたけれど。ヒロインの、ドラムの娘が良い。前回の本欄の対象映画「Bの戦場」にも関係あるが、要するに日本映画は“いい女”というものの定義が狭い。
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映画評論家
松崎健夫
オープニングの演奏とエンディングの演奏を同じ楽曲でブックエンドにすることで、近似した映像でありながらも主人公の心の変化・成長を感じさせている。また、演奏の練習場面を長めのカットで撮影することによって、役者たちが実際に生み出すグルーヴと、劇中の登場人物たちが物語上で生み出すグルーヴとをシンクロさせている。若手とバイプレイヤーたちとの役作りの差が目立つのは痛恨だが、音楽映画として楽曲の質が高い点、音響効果によって音の方向性を表現している点を評価。
「JK☆ROCK」のストーリー
二人の“JOE”を中心に結成した大人気ロックバンド・JoKersは、人気絶頂のなかで突然解散した。1年後、JOE(山本涼介)は米デビューを果たし、もう一人のJOEこと海江田丈(福山翔大)は解散をきっかけに音楽をあきらめ、別の道を進もうと大学で退屈な日々を過ごしていた。JoKersのメンバーだった晴信(小林亮太)と昴(熊谷魁人)は丈ともう一度音楽をやりたいと、ロックカフェオーナー・照雄(西村まさ彦)に相談する。照雄は思い付きで初心者女子高生バンド・DROP DOLLを結成させ、音楽への情熱を取り戻させるため丈に指導を任せる。突然バンドを組むことになった桜、真緒、リナの3人は、丈の厳しい指導に反発しながらも、音楽の楽しさに目覚めていく。丈はそんな真っ直ぐな彼女たちを見ているうちに、徐々に音楽への想いをよみがえらせる。しかし、彼女たちの初ステージが目前に迫ったとき、JOEが帰国し、JoKers解散の本当の理由が明らかになる。
「JK☆ROCK」の写真
「JK☆ROCK」のスペック
基本情報 | |
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ジャンル | 青春 ドラマ |
製作国 | 日本 |
製作年 | 2019 |
公開年月日 | 2019年4月6日 |
上映時間 | 92分 |
製作会社 | KAGEYAMAJUKU ENTERTAINMENT(制作プロダクション:エース・プロダクション/制作協力:東映東京撮影所) |
配給 | ファントム・フィルム |
カラー/サイズ | カラー |
公式サイト | https://jkrock-movie.jp/ |
コピーライト | (C)2019「JK☆ROCK」ビジネスパートナーズ |
「JK☆ROCK」の多彩なBlu-ray/DVD
映画専門家レビュー
今日は映画何の日?
NEW今日誕生日の映画人 1/25
- 森田芳光(1950)
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の・ようなもの のようなもの
2011年に急逝した「家族ゲーム」「それから」の森田芳光監督の劇場デビュー作「の・ようなもの」の35年後を描く青春ドラマ。生真面目で冴えない落語家が、落語を捨てのんびりと暮らす兄弟子と出会い、自分らしく生きる楽しさを知っていく。監督は長年、森田組を助監督として支え続けた杉山泰一。出演は「僕達急行 A列車で行こう」の松山ケンイチ、ピエール瀧、「間宮兄弟」の北川景子、塚地武雅、佐々木蔵之介、「の・ようなもの」の伊藤克信、尾藤イサオ、でんでん、「メイン・テーマ」の野村宏伸、「椿三十郎(2007)」の鈴木亮平、「家族ゲーム」の宮川一朗太、「39 刑法第三十九条」の鈴木京香。 -
僕達急行 A列車で行こう
「うさぎドロップ」の松山ケンイチと「ワイルド7」の瑛太が鉄道マニアに扮し、恋に仕事に奮闘する姿を描いたコメディ。九州ロケを敢行し、合計20路線80モデルにもおよぶ車両の登場が鉄道映画らしいこだわり。共演は「パレード」の貫地谷しほり、「ALWAYS 三丁目の夕日'64」のピエール瀧。森田芳光監督の遺作。
NEW今日命日の映画人 1/25
- 円谷英二(1970)
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ゴジラ 60周年記念 デジタルリマスター版
日本怪獣特撮映画の金字塔“ゴジラ”。その第1作目の公開から60年をむかえ、初回上映状態を再現することを目標に7ヵ月かけて制作されたデジタルリマスター版。4Kスキャンされたデータを元に、ソフトウェアおよび手作業による1コマ1コマのごみ取り処理がなされた。また音声も違和感が生じないよう細心の注意が払われたノイズ除去が行われている。監督は本多猪四郎。特技監督は円谷英二。出演は宝田明、河内桃子、平田昭彦、志村喬ほか。 -
ネオ・ウルトラQ 特別上映 part.II
1966年に放送された伝説のテレビドラマ『ウルトラQ』。その後の「ウルトラマンシリーズ」の礎となった作品。2013年、円谷プロダクション×WOWOWの共同製作による“セカンドシーズン”として全12話のまったく新しいドラマシリーズ『ネオ・ウルトラQ』が最新鋭4Kカメラを導入し、石井岳龍、中井庸友、入江悠、田口清隆ら4人の気鋭のクリエイターたちにより制作された。WOWOWでの放映に続き、2013年より順次、劇場公開される。 TV放映された全12話の内3話に加え、モノクロ作品であったオリジナルの『ウルトラQ』をハリウッドのデジタル技術でHDリマスター&カラー化した『総天然色ウルトラQ』から、選んだ一話を加えた計4話構成で上映。