パピヨン(2017)

ぱぴよん PAPILLON
上映日
2019年6月21日

製作国
アメリカ セルビア モンテネグロ マルタ

上映時間
133分

ジャンル
サスペンス・ミステリー ドラマ

ここが見どころ

スティーブ・マックイーン主演による「パピヨン(1973)」をリメイク。無実の罪で終身刑を言い渡され、周囲を海に囲まれた孤島に送り込まれたパピヨン。自由を求め何度も脱獄を試みる彼は、志を同じくする紙幣偽造の天才ドガと出会い、奇妙な友情で結ばれてゆく。出演は「キング・アーサー」のチャーリー・ハナム、「ボヘミアン・ラプソディ」のラミ・マレック、「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー リミックス」のトミー・フラナガン、「ブリッジ・オブ・スパイ」のイヴ・ヒューソン。監督は、第31回東京国際映画祭コンペティション部門出品の『氷の季節』で審査委員特別賞と最優秀男優賞を受賞したデンマークの新鋭マイケル・ノアー。本作は、アンリ・シャリエールの壮絶な実体験を基にした自伝小説と、ダルトン・トランボによるオリジナル脚本の両方をベースに「プリズナーズ」のアーロン・グジコウスキが脚本を執筆、73年版にはなかったパリでのエピソードも追加されている。

映画専門家レビュー

  • 映画評論家

    金子遊

    映画の製作者たちは、なぜ名作のリメイクを思いつくのか。前作から時間を経て、別の視点でつくれると思うのか。デジタル時代の撮影や編集で、よりリアルに戦前の仏領ギニアを描けると思ったのか。ならば、フランス語映画にしても良かったが。本作の成功の理由は、監督が前作のことを考えず、原作小説から映画を再創造したからだろう。さらに植民地での強制労働や脱獄が、独房や悪魔の島が、すべて実話だという事前の了解があるおかげで、観る者の実存に迫ってくるものがあるのだ。

  • 映画評論家

    きさらぎ尚

    まずは監督、主演の二人の勇気を讃えたい。リメイクはオリジナルと比較されるうえ、オリジナルを超えた、もしくは匹敵するケースは稀。だがこれは稀なケース。第一の要因はオリジナルにはなかったパリの話を加えることで、冒頭でパピヨンへの理不尽な濡れ衣を強調。それによってリメイクは新たな視点を持ち、結果、脱獄そのものが焦点だったオリジナルとは違い、第二の要因としてパピヨンとドガの人間性を軸にした新たな脱獄映画に。隙のない演出と俳優の実力があってこそだ。

  • 映画評論家

    那須千里

    敢えて極上のエンタテインメントと言いたい。観ているこちらが諦めたくなるような途方もない挑戦を繰り返す男たちの闘いに、アクションと心理スリラーの両面から迫る、手に汗握る脱獄劇。しかもこのリメイク版を支えるのは、美談でも英雄譚でもなく、ただただここから抜け出したいという狂気じみた飽くなき本能的欲求。これがエンタメでなくて何だろうか。チャーリー・ハナムとラミ・マレックの、『BANANA FISH』のアッシュと英二みたいなBL感を匂わせる関係もたまらない。

「パピヨン(2017)」のストーリー

1931年、パリ。胸に蝶の刺青を入れていることから“パピヨン”と呼ばれていた男(チャーリー・ハナム)は金庫破りの天才だったが、ある日、身に覚えのない殺人の罪を着せられ、終身刑の判決を受けてしまう。送り込まれた先は周囲を海に囲まれ、脱出不可能な場所として知られる孤島、フランス領ギアナのデビルズ島。そこでは過酷な強制労働が科せられ、横暴な看守たちによって囚人たちは人権をはく奪され、ゴミのように扱われていた。そんななか、パピヨンは自由と希望を求めて脱獄を決意。だがそのためには、ボートや食料を入手するための多額の資金が必要だった。パピヨンは偽造紙幣で逮捕された男ルイ・ドガ(ラミ・マレック)に目をつけ、彼の身を守る事と引き換えに逃亡費用を稼ごうとするが……。

「パピヨン(2017)」のスタッフ・キャスト

スタッフ
キャスト役名

「パピヨン(2017)」のスペック

基本情報
ジャンル サスペンス・ミステリー ドラマ
製作国 アメリカ セルビア モンテネグロ マルタ
製作年 2017
公開年月日 2019年6月21日
上映時間 133分
配給 トランスフォーマー
レイティング 一般映画
アスペクト比 シネマ・スコープ(1:2.35)
カラー/サイズ カラー/シネスコ
音量 5.1ch
公式サイト http://www.transformer.co.jp/m/Papillon/
コピーライト (C) 2017 Papillon Movie Finance LLC. ALL RIGHTS RESERVED.

「パピヨン(2017)」のみんなのレビュー

「パピヨン(2017)」のレビューを書く

映画専門家レビュー

今日は映画何の日?

NEW今日誕生日の映画人 6/13

アリー・シーディ(1962)

うちへ帰ろう

バラバラになっていた家族が、母の死期を間近に再び心を寄せ合う心温まるドラマ。監督はスティーヴン・メイラー。出演はデイヴィッドリー・ウィルソン、アリー・シーディほか。

ハイ・アート

駆け出しの写真誌編集者とドロップアウトした有名写真家のふたりの女性の関係をエモーショナルに描き出した異色ラヴ・ストーリー。監督・脚本は本作が初の長編劇映画となる新鋭のリサ・チョロデンコ。製作は「ジョンズ」のドリー・ホールと、ジェフリー・レヴィ=ヒント、スーザン・A・ストーヴァー。撮影は「2ガールズ」のタミー・レイカー。音楽はオルタナティヴ・ロック畑の新鋭で「ベルベット・ゴールドマイン」にも参加したシャダー・トゥ・シンク。音楽監修はトレイシー・マックナイト。美術はバーンハッド・ブライス。編集はエイミー・E・ダドルストン。衣裳はヴィクトリア・ファレル。スチール写真(ルーシーの写真)は監督の友人でもある写真家のジョジョ・ウィルデン。出演は 「オンリー・ザ・ロンリー」のアリー・シーディ、「ラヴ&カタストロフィー」のラダ・ミッチェル、「ジュマンジ」のパトリシア・クラークソン、「フラート」のビル・セイジほか。サンタンス映画祭98で脚本賞を受賞。
ティム・アレン(1953)

トイ・ストーリー4

おもちゃの視点で描くCGアニメの大ヒットシリーズ第4弾。新たな持ち主ボニーを見守るウッディたち。しかし、彼女の一番のお気に入りで手作りおもちゃのフォーキーは、自分をゴミだと思い、逃げ出してしまう。ウッディはフォーキーを探す冒険に出るが……。監督は、「インサイド・ヘッド」の脚本・原案を担当したジョシュ・クーリー。声の出演は、「ペンタゴン・ペーパーズ/最高機密文書」のトム・ハンクス、「シュガー・ラッシュ オンライン」のティム・アレン、「トラブルINベガス」のアニー・ポッツ、「トランスフォーマー/最後の騎士王」のトニー・ヘイル。

レックスはお風呂の王様

「ファインディング・ニモ3D」の併映作となるディズニー/ピクサー製作の短編アニメーション。「トイ・ストーリー」シリーズに登場するどじな恐竜のオモチャ“レックス”がバスルームを舞台に仲間の玩具たちと繰り広げる活躍をコミカルに描く。

NEW今日命日の映画人 6/13

該当する人物がいません