- 手に汗握る
- 感動的な
- 怖い
- おしゃれな
- 泣ける
- 可愛い
- 笑える
- 重厚感のある
- かっこいい
- ほのぼのとした
- セクシーな
- スカッとする
- 親子で楽しめそう
- 考えさせられる
ここが見どころ
日本人の2人に1人が罹患すると言われるがんと向き合うドキュメンタリー。検診で乳がんの疑いありと判定されたことのある女優・鳴神綾香をナビゲーターに据え、がん治療専門の医療従事者やがん経験者ら15人との対話を通し、がんについて一から学んでいく。義妹をがんで亡くしたプロデューサー・上原拓治の、がんに関する基本的な知識や治療をめぐる医療システムや制度の全体像を映画を通して伝えたいとの思いから本作の製作がスタートした。監督は「躍る旅人―能楽師・津村禮次郎の肖像」の三宅流。
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映画専門家レビュー
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映画評論家
上野昴志
映画を期待して見る映画ではない。ただし、タイトルが示している内容を学ぶには、格好のテキストになっている。同じことを書籍の形で出されても、それほど訴求力はないように思う。という点では、一応映画というメディアを使ったのは正解だろう。とすれば、劇場での期限付きの上映もさることながら、各地の自治体の予防医療関係の機関にでも働きかけて、全国の公民館等で上映をするのが、いまだ知識を持たない人々への、がんに対する啓発として大いに役立つのではないか。
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映画評論家
上島春彦
最近盛んに二人に一人がガンになる、と保険のCMで脅かされ、多くの人がそれなりに考えているようだ。この映画のナビゲーターも脅かされたクチで、それが説得力を増している。細かい内容は書かないものの、個人が病気と共に生きる選択をしやすい社会実現に向けて、効果的な情報宣伝になった。特に自身も現在ガンであるという女医さんの生き方が良い模範である。病気を楽しめとは絶対言えない道理だが、にもかかわらず、なったらそれを楽しむしかない。それが病という生の本質である。
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映画評論家
吉田伊知郎
フィクションもドキュメンタリーも、がんとなると情感過多か、さもなくば胡散臭い話になりがち。基本的な知識を教えてくれる教育映画は少ないだけに押しつけがましくない提示には好感。最近も余命1年と宣告されて財産も処分したら5年経っても死ぬ気配がないという話があったが、個々の優先事項に応じたクオリティ・オブ・ライフの話は一聴の価値あり。執筆業も例に挙げられていたが、確かに書くことが出来れば気力は維持できそうな気が。女性の視点を多く取り入れているのが良い。
みんなのレビュー
「がんになる前に知っておくこと」のストーリー
ナビゲーターの鳴神綾香は、乳がん検診の際にしこりがあると言われたことがある。それまで自分ががんになる可能性があることなど考えたこともなかった彼女は、慌ててがんについて調べるが、情報が溢れかえりどれが正しいかわからず、一層不安が募った。再検査の結果は良性。このことをきっかけに結婚や妊娠を意識するようになり、日本人の二人に一人ががんになることも初めて知った彼女が、不安や疑問を素直な言葉で語り、がんについての基本的な知識を一から学ぶ。腫瘍内科医、外科医、放射線腫瘍医ら医療従事者、がん経験者らと、治療法やケア、がんを経ての気付きなどについての対話を通し、がんになったら終わりではなく、一人一人人生が異なるようにがんとの向き合い方は一人一人異なること、そしてがんになった時に一緒に悩み、考え、支えてくれる人たちがいることが見えてくる。
「がんになる前に知っておくこと」の写真
「がんになる前に知っておくこと」のスペック
基本情報 | |
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製作国 | 日本 |
製作年 | 2018 |
公開年月日 | 2019年2月2日 |
上映時間 | 108分 |
製作会社 | 製作:上原商店 制作協力:究竟フィルム |
配給 | 上原商店(配給協力:リガード) |
カラー/サイズ | カラー |
公式サイト | http://ganninarumaeni.com/ |
コピーライト | (C)2018 uehara-shouten |
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