- 手に汗握る
- 感動的な
- 怖い
- おしゃれな
- 泣ける
- 可愛い
- 笑える
- 重厚感のある
- かっこいい
- ほのぼのとした
- セクシーな
- スカッとする
- 親子で楽しめそう
- 考えさせられる
ここが見どころ
スタンダードカクテル『雪国』を創作した日本最高齢のバーテンダー、井山計一の半生を辿るドキュメンタリー。『雪国』誕生秘話からグラス越しに映る半生まで、92歳を迎えた現役バーテンダーの型にはまらない人生の輝き、魅力を余すところなく描き出す。「泣き虫しょったんの奇跡」の小林薫がナレーションを担当。監督は「おだやかな革命」の渡辺智史。2018年11月16日より山形先行公開。
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映画専門家レビュー
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映画評論家
上島春彦
どうしてローマ字かというと、これがカクテルの名前だから。考案したバーテンダーと、今は亡きその妻のたどってきた人生を描く。酒を飲まない私でも、説明を聴けばこれがなぜ画期的かは分かるし、定説のちょっとした誤りを微調整する部分も面白い。また、娘さんが少しだけお父さんとお母さんに対して批判的なのも見て取れる。そこを必ずしも強調しているわけではないが、最後に仲直りする場面は効果的。名物カクテルの歴史に注目する当初の案からズレていったようだが、それで正解だ。
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映画評論家
吉田伊知郎
父親がそろそろ自由に動けなくなり始めた頃、もはやこれまで、退屈な残り時間を過ごすことにしたと観念した顔が忘れられない。本作の92歳現役バーテンダーを見るにつけ、仕事を続けているせいか、漲る気力に驚かされる。自転車での走行は危なっかしいが、店に立つ姿は若々しい。幸福そうな一家だが、唯一父のカクテルを飲んだことがないという娘との関係性に目が行くが、大した理由があるわけではない。主人の身体の一部となったかのような味わいの店は確かに行ってみたくなる。
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映画評論家
上野昴志
タイトルになっている雪国というカクテルも美しいが、それを作るときの井山計一さんのシェイカーを振る姿が、御年91歳と思えぬほどしゃきっとして美しいのだ。これは、長年、バーのカウンターに立ち続けたことによるのだろうが、若いときにダンス教師の資格を得たほど、ダンスに打ち込んだことにもよるのかもしれない。そんな井山さんが、ずっと二人で店を守ってきた亡き妻のことを話すとき、思わず涙を流す姿に、胸をうたれた。それにしても、雪国は、どんな味なのか試したくなった。
「YUKIGUNI」のストーリー
“BARは人なり”。あるBAR評論家が残した格言だ。その言葉を体現するように、井山計一のカクテルを飲み、話を聞くため、全国からカクテルファンが訪れる。その姿はまさにカクテル巡礼とも呼べる光景だ。誕生から60年を迎えるカクテル『雪国』の誕生秘話。時代を超えて愛される井山氏の半生。撮影中に最愛の妻を亡くし、別れを機に家族との絆を取り戻していく姿……。激動の時代を経ても古びない“美しさ”、“愛おしさ”を巡る珠玉の物語。山形県在住の映画監督・渡辺智史がメガホンを取り、撮影には2年半を費やし、今年92歳を迎えた現役バーテンダーの型にはまらない人生の輝き、魅力を余すところなく描き出す。
「YUKIGUNI」の写真
「YUKIGUNI」のスペック
基本情報 | |
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ジャンル | 伝記 |
製作国 | 日本 |
製作年 | 2018 |
公開年月日 | 2019年1月2日 |
上映時間 | 87分 |
製作会社 | いでは堂 |
配給 | いでは堂 |
カラー/サイズ | カラー |
公式サイト | http://yuki-guni.jp/ |
コピーライト | Copyright (C) ドキュメンタリー映画「YUKIGUNI」. All Rights Reserved. |
映画専門家レビュー
今日は映画何の日?
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AI崩壊
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風の電話
岩手県大槌町に実在する電話ボックス“風の電話”をモチーフにしたヒューマンドラマ。大槌町で東日本大震災に遭い、家族を失った高校生のハルは、広島県に住む叔母の家に身を寄せている。ある日、叔母が倒れ、病院へ運ばれると、ハルは故郷を目指し旅に出る。監督は、「ライオンは今夜死ぬ」の諏訪敦彦。出演は、「ブラック校則」のモトーラ世理奈、「空母いぶき」の西島秀俊、「任侠学園」の西田敏行、「羊と鋼の森」の三浦友和。
NEW今日命日の映画人 1/28
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