デイアンドナイト(2019)

でいあんどないと DAY AND NIGHT
上映日
2019年1月26日

製作国
日本

上映時間
134分

ジャンル
ドラマ
  • 手に汗握る
  • 感動的な
  • 怖い
  • おしゃれな
  • 泣ける
  • 可愛い
  • 笑える
  • 重厚感のある
  • かっこいい
  • ほのぼのとした
  • セクシーな
  • スカッとする
  • 親子で楽しめそう
  • 考えさせられる
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ここが見どころ

俳優・山田孝之が初の全面プロデュースを手掛けたドラマ。父の自殺をきっかけに故郷に帰ってきた明石。父の遺した負債のため金策に走っていると、児童養護施設のオーナー・北村が手を差し伸べる。施設で働き始めた明石は、北村のもう一つの顔を知ってしまう。主演・企画・原案は、「栞」の阿部進之介。他に出演は、「きらきら眼鏡」の安藤政信、「3月のライオン」シリーズの清原果耶。監督は、「オー!ファーザー」の藤井道人。2019年1月19日より秋田先行公開。

映画専門家レビュー

  • 映画評論家

    北川れい子

    聞けば脚本が完成するまでに4年ほどかかったそうだが、結果として「万引き家族」の二番煎じに近い、〝窃盗家族〟になっている。いや、たとえ「万引き家族」が先行しなかったとしても、設定や背景、人物にムリヤリ感があり、ストーリーにおけるその方便が観ているこちらにストンと落ちてこない。家族のため、弱者のためなら犯罪も、というのだが、社会の不条理や不公正さを俎上に乗せるのなら、頭ごなしではなくもっと足元から描くべきだ。ガランとした田舎町が舞台なのも実感を欠く。

  • 映画評論家

    千浦僚

    流麗な映像と陰鬱な出来事、泥臭く愚直な世界認識の主人公たち。一貫してそういう映画をつくっている監督藤井道人をひそかに応援しているが、本作、これはいったんじゃないか。昨年の話題作のひとつ「空飛ぶタイヤ」と同様の自動車の欠陥告発、リコール隠し、大企業対町の小さな会社(ほとんど個人)というネタがあるが、本作のほうの弱者が犯罪で抗しようとすることのヒリヒリ感と毒と狂気、〝蟷螂の斧〟感は苦い。敗残に甘えるのでなくそれは観客に渡される。広く観られてほしい。

  • 映画評論家

    松崎健夫

    人間の二面性ともいえる善と悪の境界性が曖昧であることを、復讐の是非を問うことによって描いた本作は、あえて明確な答えを提示しない。ここで描かれているのは、醜聞に対する好奇の視線や血縁に依らない家族関係のあり方、あるいは格差社会の現実や現行法の限界など多岐にわたる。さらには、印象的に登場する風力発電の巨大な風車がエネルギー問題をも感じさせ、風車の回転の有無は物語とも同期させている。そして企画の背景は、役者にとって望ましい企画が少ない現状をも物語る。

「デイアンドナイト(2019)」のストーリー

海岸沿いに風車が並ぶ地方の街に、明石幸次(阿部進之介)が帰ってくる。父親が大手企業の不正を内部告発し、その数日後に自殺したのだ。明石は父親の遺した負債のために金策に走りながら、死の真相を探る。そんな明石のもとに、児童養護施設・風車の家のオーナーを務める北村(安藤政信)が現れ、自らの仕事に招き入れる。施設で働き始めた明石は、17歳の少女・奈々(清原果耶)と出会う。物心つく前から施設で暮らし、両親の愛情を知らずに育った奈々は、なぜか明石には心を開く。明石もまた、過酷な毎日のなかで、奈々と過ごす時間に安らぎを感じるようになる。ある夜、北村は廃工場に明石を呼び出し、黙って自分たちに付いてくるよう促す。北村の仲間たちと車で夜の街へと出掛けると、北村たちはそこで盗みを働き出す。驚きを隠せない明石に、北村は仲間たちと犯罪集団を率いていることを打ち明ける。北村は父親同然に孤児たちを養う一方、盗難車の違法販売、水商売の元締めなど、子供たちを生かすためなら犯罪をも厭わないという道徳観を持っていた。明石はそんな北村に魅せられていき、復讐心に駆られるまま、次第に善悪の境を見失っていく……。

「デイアンドナイト(2019)」のスタッフ・キャスト

スタッフ
キャスト役名

「デイアンドナイト(2019)」のスペック

基本情報
ジャンル ドラマ
製作国 日本
製作年 2019
公開年月日 2019年1月26日
上映時間 134分
製作会社 (制作プロダクション:and pictures inc./制作協力:プラスディー=BABEL LABEL)
配給 日活
カラー/サイズ カラー
公式サイト https://day-and-night-movie.com/
コピーライト (C)「デイアンドナイト」製作委員会

「デイアンドナイト(2019)」のみんなのレビュー


映画専門家レビュー

今日は映画何の日?

NEW今日命日の映画人 1/26

エイブ・ヴィゴーダ(2016)

アンダーワールド(1996)

自分と父親を陥れた真犯人を見つけるため、正体不明の謎の男に接近する青年のパラノイアックな復讐劇を描いた異色サスペンス。本作の後「マッド・ドッグス」(日本では98年1月公開)で監督デビューも果たしたヴェテラン俳優ラリー・ビショップ(本作で助演も)の脚本を、「スター・ウォーズ」(美術監督としてアカデミー装飾部門最優秀賞を受賞)、『The Sender』(日本未公開、監督作)のロジャー・クリスチャンの監督で映画化。美術はアキ・カウリスマキ監督作品(「ラ・ヴィ・ド・ボエーム」ほか)でも知られるジョン・エブデン。出演は「ネオン・バイブル」のデニス・レアリー、「アンカーウーマン」のジョー・モントーニャ、「フューネラル」のアナベラ・シオラ、「ゴッドファーザー」のアベ・ヴィゴダ、「シリアル・ママ」のトレイシー・ローズほか。

シュガー・ヒル

ニューヨーク・ハーレムの暗黒街で、ドラッグ売買のトップにのし上がった2人の兄弟の葛藤を軸に展開する、愛と暴力に彩られたブラック・ムービー。監督はキューバ出身で、カンヌ国際映画祭で上映された「クロスオーバー・ドリーム」やテレビ映画「心臓が凍る瞬間」(日本では劇場公開)などの作品があるレオン・イチャソ。脚本はバリー・マイケル・クーパー。製作は「ラブ・クライム 官能の罠」のルディ・ラングレイスと、グレゴリー・ブラウン。エグゼクティヴ・プロデューサーは「ザ・コミットメンツ」のアーミヤン・バーンスタインとトム・ローゼンバーグ、マーク・エイブラハムズの共同。撮影は「ディープ・カバー」「カリフォルニア(1993)」のボージャン・バゼリ。音楽はテレンス・ブランチャードで、ジャズ、ファンク、ソウル、ラップ、ヒップホップ、ブラック・コンテンポラリー、アフリカン・ミュージックからゴスペルに至るまで、さまざまなブラック・ミュージックの挿入曲が全編に流れる。美術は「再会の時」のマイケル・ヘルミー、主人公兄弟の人物造形や作品世界の上でも重要な要素を占める衣装は、「ディック・トレイシー」のエドゥアルド・カストロで、ヴェルサーチ、ヨージ・ヤマモトなどのスーツが使用されている。主演は「ニュー・ジャック・シティ」「デモリションマン」「ドロップ・ゾーン」など出演作が相次ぐウェズリー・スナイプスと、「ストリーマーズ 若き兵士たちの物語」『ファイブ・ハートビーツ』(V)のマイケル・ライト。「クロウ 飛翔伝説」のアーニー・ハドソン、「ビバリーヒルズ・コップ3」のテレサ・ランドルらが共演。