無限の住人

むげんのじゅうにん
上映日
2017年4月29日

製作国
日本

上映時間
141分

ジャンル
時代劇 アクション

ここが見どころ

第1回文化庁メディア芸術祭マンガ部門優秀賞に輝いた同名コミックを、三池崇史監督、木村拓哉主演で映画化。無理矢理永遠の命を与えられた孤独な万次に、仇討の助っ人を依頼する凛。失った妹の面影を重ね凛を守ることにした彼は、凄絶な戦いに身を投じる。「武士の一分」以来10年ぶりの時代劇主演となる木村拓哉がかつて百人斬りと恐れられた不死身の男・万次を演じるほか、「湯を沸かすほどの熱い愛」の杉咲花、「ぼくは明日、昨日のきみとデートする」の福士蒼汰らが出演。

映画専門家レビュー

  • 映画評論家

    上島春彦

    監督のノーテンキが良い方向に出た。冗談に近い大殺陣が痛快なのだ。丹下左膳というより無用ノ介みたいな隻眼の浪人木村が仇討ちに加勢する、というのが物語のメインで、この人「体内に仕込まれたヘンな虫のため絶対死なないはず」という設定。まあこの世に「絶対」はない。瀕死のボロボロ状態を何度も経験し、要するに浪人が意外と弱いのがミソ。最終対決相手福士の仕官話というサブストーリーが良く、罠と復讐の波状攻撃がごっちゃに混ざるややこしい作りをスマートに演出する。

  • 映画評論家

    モルモット吉田

    原作は未読。丹下左膳を黒澤時代劇風にやるのかと思ったが、残虐描写も「用心棒」同様の手首切断ぐらいでは物足りない。無国籍風だけに戸田恵梨香の衣裳以外の官能不足も含め、ジャンゴ的なノリが三池映画ならもっと欲しくなる。主人公が自然治癒能力を持つせいか、簡単にやられてしまうが絶対絶命に陥らないと分かっている話に140分は長い。「湯で沸かす~」で好演した杉咲は甲高い声で叫んでいるばかりで、木村の一本調子の声と共に久々に〈声が悪い〉と思わせる映画を観た。

  • 映画評論家

    上野昴志

    まあ木村拓哉も、隻眼、顔に刀傷をつけてのチャンバラ・アクション、よく頑張っている。その周りを、仔犬のように、といっちゃ可愛そうだが、赤い着物で走り回っている杉咲花も、柄にあっている。だが、わたしが一番感心したのは、虚無僧姿で登場する市川海老蔵の声だ。歌舞伎役者だから当然と言われるかもしれぬが、この役のために声を作っているのだ。それに較べると、敵役の代表に扮した福士蒼汰の声は、地声のままか、いかにも弱い。ただ、人の数をやたら多くするのはどうかね?

「無限の住人」のストーリー

万次(木村拓哉)はかつて百人斬りと恐れられた伝説の男だったが、罠にかかり妹を失ってしまう。生きる意味をなくした万次は、謎の老婆により強引に永遠の命を与えられ、斬られても傷が再生する不死の身体となる。死なないため剣術の腕が鈍り、生きるに十分すぎる時間をただ孤独に過ごすだけだった。そんなある日、浅野凛(杉咲花)という一人の少女が現れる。統主・天津影久(福士蒼汰)が率いるただ勝つことだけを目的にしている剣客集団・逸刀流が無天一流の道場を襲撃し、凛は両親を惨殺されていた。凛は万次に仇討ちの助っ人を依頼。どことなく妹の面影がある凛を前に、万次は無限の命を使って用心棒として凛を守ろうと決心する。こうして万次は、凄絶な戦いに身を投じていく。

「無限の住人」のスタッフ・キャスト

スタッフ
キャスト役名

「無限の住人」のスペック

基本情報
ジャンル 時代劇 アクション
製作国 日本
製作年 2017
公開年月日 2017年4月29日
上映時間 141分
製作会社 映画「無限の住人」製作委員会(制作プロダクション:OLM/制作協力:楽映舎=東映京都撮影所)
配給 ワーナー・ブラザース映画
レイティング PG-12
アスペクト比 シネマ・スコープ(1:2.35)
カラー/サイズ カラー/シネスコ
公式サイト http://wwws.warnerbros.co.jp/mugen/
コピーライト (C)沙村広明/講談社 (C)2017映画「無限の住人」製作委員会

「無限の住人」のみんなのレビュー

「無限の住人」のレビューを書く



映画専門家レビュー

今日は映画何の日?

NEW今日命日の映画人 1/25

円谷英二(1970)

ゴジラ 60周年記念 デジタルリマスター版

日本怪獣特撮映画の金字塔“ゴジラ”。その第1作目の公開から60年をむかえ、初回上映状態を再現することを目標に7ヵ月かけて制作されたデジタルリマスター版。4Kスキャンされたデータを元に、ソフトウェアおよび手作業による1コマ1コマのごみ取り処理がなされた。また音声も違和感が生じないよう細心の注意が払われたノイズ除去が行われている。監督は本多猪四郎。特技監督は円谷英二。出演は宝田明、河内桃子、平田昭彦、志村喬ほか。

ネオ・ウルトラQ 特別上映 part.II

1966年に放送された伝説のテレビドラマ『ウルトラQ』。その後の「ウルトラマンシリーズ」の礎となった作品。2013年、円谷プロダクション×WOWOWの共同製作による“セカンドシーズン”として全12話のまったく新しいドラマシリーズ『ネオ・ウルトラQ』が最新鋭4Kカメラを導入し、石井岳龍、中井庸友、入江悠、田口清隆ら4人の気鋭のクリエイターたちにより制作された。WOWOWでの放映に続き、2013年より順次、劇場公開される。 TV放映された全12話の内3話に加え、モノクロ作品であったオリジナルの『ウルトラQ』をハリウッドのデジタル技術でHDリマスター&カラー化した『総天然色ウルトラQ』から、選んだ一話を加えた計4話構成で上映。