サム・ペキンパー 情熱と美学

さむぺきんぱーじょうねつとびがく PASSION & POETRY: THE BALLAD OF SAM PECKINPAH
上映日
2015年9月26日

製作国
ドイツ

上映時間
120分

ジャンル
ドラマ

ここが見どころ

「荒野のガンマン」「ワイルドバンチ」などの徹底したバイオレンス描写から『血まみれのサム』との異名を持ち、1984年に他界したサム・ペキンパー監督の生涯に迫るドキュメンタリー作品。独特な編集手法を用い新たな表現を求め後進に多大な影響を与えた一方、妥協を許さないその姿勢により商業主義のスタジオやプロデューサーらとの衝突を多く招いた彼の人物像を、家族やペキンパー作品の常連だったL・Q・ジョーンズをはじめとした関係者たちの証言から浮かび上がらせる。監督はサム・ペキンパーの伝記ともいえる書籍『PASSION & POETRY SAM PECKINPAH IN PICTURES』を著した映画史家・映画製作者のマイク・シーゲル。

映画専門家レビュー

  • 映画評論家

    篠儀直子

    強烈なスタイルを持つ映画監督には、最も有名な作品が実はキャリアのごく初期に撮られていたということが結構あって、この映画でもわれわれは、「ワイルドバンチ」のあとペキンパーが(注目すべき作品を送り出しつづけつつ)いろいろな意味で堕ちていくのを目の当たりにする。彼の作品に登場する男たちの運命にも似て、傍からはそれをどうしてやることもできない。製作期間が長いため、亡くなって久しい俳優たちの証言が聞けるのもうれしい。ナレーターとしてモンテ・ヘルマンも参加。

  • 映画評論家

    平田裕介

    ペキンパーの軌跡を追うのならば、河出書房新社から出ているガーナー・シモンズ(彼も本作に登場)の評伝を読めばいい。だが、いくら同書の中身が濃密で緻密であっても、ペキンパーを間近で見てきた家族、俳優、仕事仲間による〝声〟には敵わない。時に呆れ、時に笑いながら語る彼らの豊かな表情が、毀誉褒貶の激しかったことで知られる男の人物像に生々しさを与える。とことん人格破綻者でも、それが突き抜けていたり、天才であれば伝説にしてもらえると教えてくれる一本。

  • 映画評論家

    山口剛

    涙なしでは観られない敬愛のこもった追悼の映画だ。「ワイルドバンチ」の、ウィリアム・ホールデンもロバート・ライアンもウォーレン・オーツも、この映画であんなに元気に喋っているアーニー・ボーグナインも、みんなもういない。大西部もすでにない。亡びゆくものを描き続けた狂気の天才の最後の作品が二世歌手のビデオクリップだったとは!関係者のインタビューが主体で、映画のシーンはわずかだが、ファンなら眼を瞑れば直ちに名シーンの数々が眼に浮ぶだろう。

「サム・ペキンパー 情熱と美学」のストーリー

「荒野のガンマン」「ワイルドバンチ」「戦場のはらわた」などその壮絶なバイオレンス描写から『血まみれのサム』との異名を持つ映画監督、サム・ペキンパー。スローモーションや細かなカット割りといった独特な手法を用いた革新者である一方、妥協を許さず商業主義のスタジオやプロデューサーらとの衝突も呼んだ。家族や俳優・製作者といった関係者の証言から、厳格な家庭に育ち繊細な青年期を経て徹底した姿勢で作品制作に臨み薬物に苦しんだ男の戦いや愛を浮かび上がらせる。

「サム・ペキンパー 情熱と美学」のスタッフ・キャスト

スタッフ
キャスト役名

「サム・ペキンパー 情熱と美学」のスペック

基本情報
ジャンル ドラマ
製作国 ドイツ
製作年 2005
公開年月日 2015年9月26日
上映時間 120分
製作会社 El Dorado Prod., Manic Entertainment
配給 太秦
レイティング
アスペクト比 スタンダード(1:1.37)
カラー/サイズ カラー/スタンダード
公式サイト http://www.doc-peckinpah.com/
コピーライト (C)2005-2015 El Dorado Productions. All rights reserved.

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映画専門家レビュー

今日は映画何の日?

NEW今日誕生日の映画人 3/5

サラ・ジェシカ・パーカー(1965)

ローマ発、しあわせ行き

『SEX AND THE CITY』のサラ・ジェシカ・パーカーと「これが私の人生設計」のラウル・ボヴァが共演するロマンティック・コメディ。新宿シネマカリテの特集企画『カリテ・ファンタスティック!シネマコレクション2016』にて上映。

ケイト・レディが完璧(パーフェクト)な理由(ワケ)

ワーキングマザーの苦悩をコミカルに描いたアリソン・ピアソン原作の小説『ケイト・レディは負け犬じゃない』を、「プラダを着た悪魔」のアライン・ブロッシュ・マッケンナの脚本、「Emma エマ」のダグラス・マクグラスの監督で映画化。出演は、ドラマ『セックス・アンド・ザ・シティ』のサラ・ジェシカ・パーカー。
松山ケンイチ(1985)

BLUE/ブルー

ブレイブ 群青戦記

笠原真樹によるコミック『群青戦記グンジョーセンキ』を「亜人」の本広克行監督が実写化。スポーツ名門校の弓道部に所属する西野蒼は、自分に自信が持てず落ち込む毎日。そんなある日、校庭に一本の雷が落ち、学校の外の風景は見渡す限りの野原となってしまう。出演は「十二人の死にたい子どもたち」の新田真剣佑、「海辺の映画館 キネマの玉手箱」の山崎紘菜。

NEW今日命日の映画人 3/5

ジョン・ベルーシ(1982)

Oh!ベルーシ 絶体絶命

シカゴの辣腕記者と、ロッキー山脈に住むマスコミ嫌いの鳥類学者の恋を描くロマンチック・コメディ。製作はボブ・ラーソン、製作総指揮はスティーブン・スピルバーグと、「ブルース・ブラザース」のバーリン・ブリルスタインが担当。「歌え! ロレッタ 愛のために」のマイケル・アブテッドが監督。脚本はローレンス・カスダン、撮影はジョン・ベイリー、音楽はマイケル・スモールが各々担当している。出演はジョン・ベルーシ、ブレア・ブラウン、アレン・ゴーウィッツ、ライアム・ラッセルなど。

ネイバーズ(1982)

静かな生活が,隣人夫婦のために破壊されるという喜劇。製作はリチャード・D・ザナック、デイヴィッド・ブラウン、製作指揮はアーヴィング・ポール・レーザー、バーニー・ブリルスタイン、監督は「ふたりでスローダンスを」のジョン・G・アヴィルドセン。トーマス・バーガーの『危険な隣人』(早川書房刊)をラリー・ゲルバートが脚色。撮影はジェラルド・ハーシュフェルド、音楽はビル・コンティが各々担当。出演はジョン・ベルーシ、ダン・エイクロイド、キャスリン・ウォーカー、キャシー・モリアーティ、ローレン=マリー・テイラーなど。

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