ここが見どころ
恩赦なしの終身刑という厳しい刑を受けた囚人が、ふとしたことから演劇に目覚め、夢にまで見た仮出所を果たし、オフ・ブロードウェイの舞台に立つまでを描く。製作はビル・バダラート、エグゼクティヴ・プロデューサーはメル・パール。監督は「カリフォルニア・ドリーミング」のジョン・ハンコック。ジョンとドロシー・トリスタンが刑務所経験のあるリック・クラッチーの話を基に脚本を執筆、撮影はジャン・ウェインク、音楽はアンジェロ・バダラメンティが担当。出演はニック・ノルティ、レーン・スミスほか。
今すぐ見る
みんなのレビュー
「ウィーズ」のレビューを書く
「ウィーズ」のストーリー
サンクエンティン刑務所。音に聞こえた重犯罪者たちの行きつくところ。監房の扉が一斉に開き、囚人たちが無表情に行進していく。その中の1人が突然、叫び声と共に階下に投身する。しかし、死に切れない。強盗そのほかの常習犯で恩赦なしの終身刑のリー・アームステッター(ニック・ノルティ)だ。身から出た報いとはいえ、この絶望感から逃れるためにリーは図書館から本を借り、名作を次々と読破していった。3年後。文学的素養をいっぱいにつめこんだリーは、慰問公演の『ゴトーを待ちながら』を食い入るように見つめていた。そして、リーは自分でも戯曲を書こうと思い、「WEEDS」を書きあげる。これは自分たちの日常を綴ったもので、仲間の囚人から演技者をつのり、副所長の許可も出て無事に公演にこぎつける。そしてこの舞台を見た女性記者のリリアン(リタ・タガート)の尽力もあって、リーは夢にまでみた仮出所を承認される。リーはリリアンに愛を感じ、彼女もそれを受け入れるのだった。やがてリーはすでに出所しているかつての仲間を集め、劇団を結成。巡業用のトレーラー車を仕入れて勇躍、旅に出た。しかし、途中で彼の書いた「WEEDS」がジャン・ジュネの「通夜」の盗作だと指摘され、リーは戯曲の改編を余儀なくされた。また仲間が巡業先で万引きをしたり、リーの浮気がリリアンにばれたりと、なかなか順風満帆とはいかなかった。だが、劇の方は改編後、さらに評価があがり、NYのプロデューサーからオフ・ブロードウェイの舞台の話が来た。そして緊張の初日。リーは両親を呼びよせ、親孝行をし、場内の熱狂的な拍手を浴びるのだった。
「ウィーズ」のスペック
基本情報 | |
---|---|
ジャンル | ドラマ |
製作国 | アメリカ |
製作年 | 1987 |
公開年月日 | 1988年6月11日 |
上映時間 | 119分 |
製作会社 | キングゲイト・フィルム・プロ(DEG)作品 |
配給 | 松竹富士 |
レイティング | 一般映画 |
アスペクト比 | アメリカンビスタ(1:1.85) |
カラー/サイズ | カラー/ビスタ |
音量 | ドルビー |
「ウィーズ」のみんなのレビュー
「ウィーズ」のレビューを書く映画専門家レビュー
今日は映画何の日?
NEW今日誕生日の映画人 2/27
- 佐藤隆太(1980)
-
阪神タイガース THE MOVIE 猛虎神話集
日本のプロ野球球団「阪神タイガース」創設85周年を記念して制作された初の公式ドキュメンタリー。50年に渡る中継素材などを中心に8つの神話と称して伝説的なシーンをセレクト。レジェンドたちの蔵出し映像や新規インタビューを交え、タイガースの魅力に迫る。ナレーションを石坂浩二が担当、ナビゲーターを“ミスター阪神タイガース”掛布雅之が務める。 -
今日も嫌がらせ弁当
人気ブログから生まれたエッセイを原作に、不器用な母娘の実話を篠原涼子主演で映画化。八丈島に暮らすシングルマザーのかおりと、反抗期を迎えた高校生の娘・双葉。話しかけても返事すらしない娘へ逆襲しようと、かおりは双葉の嫌がる“キャラ弁”を作り続ける。共演は「累 かさね」の芳根京子、「輪違屋糸里 京女たちの幕末」の松井玲奈、「DTC 湯けむり純情篇 from HiGH&LOW」の佐藤寛太、「鋼の錬金術師」の佐藤隆太。監督・脚本は「ぼくたちと駐在さんの700日戦争」「レオン」の塚本連平。
NEW今日命日の映画人 2/27
-
該当する人物がいません