ここが見どころ
「餓ゆるアメリカ」「暁の耕地」と同じくリチャード・バーセルメスが主演するもので、ロバート・ゲスナー作の小説に基づき、ラルフ・ブロックと「世界は還る」の原作者シェリダン・ギブニーが共同脚色し「ヴィエナの夜」のアラン・クロスランドが監督にあたり、「フットライト・パレード」のジョージ・バーンズが撮影している。助演者は「恋の手ほどき(1933)」「群集の喚呼」のアン・ヴォーザーク、「巨人ジョーンズ」「地獄の市長」のダッドリー・ディグス、「世界は還る」のヘンリー・オニール、ロバート・バラット、アーサー・ホール、ダグラス・ダンプリル、シドニー・トーラー、「フットライト・パレード」のクレア・ダッド等。
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「異人種の争闘」のストーリー
スー族インディアンの酋長の息子ジョー・サンダー・ホースはワシントンの理蕃課長ディキンソンに見いだされアイオワ州山間の故郷を後にハスケル学院に入学し高等教育を受ける。卒業後彼は、シカゴの万国博覧会で得意の荒馬馴らしの曲技を演じている中、物好きな有閑令嬢レーマから恋される。父親ブラック・ポニイが大病との報に接して久しぶりに帰省したジョーは理蕃課のインディアン集落駐在官クイセンベリイの事務所でやはり、ハスケル学院出のインディアン娘リディアに会う。リディアはジョーに恋する。ジョーは父親が白人の医者カラインディアンなるが故にひどい差別待遇を受けているばかりでなく同族が絶えず白人から虐げられている事実を知って憤りその医者を殴り付ける。父親は間もなく死亡し、その葬儀の際ジョーの15になる妹が葬儀屋のシャンクスに暴行されたので、ジョーは起こってシャンクスを半殺しにする。かねてジョーの父の所有地を横領せんと企てていたクイセンベリイはジョーが白人の医者やシャンクスに暴力を振るったのを奇貸都市、ジョーを捕え監禁するが、リディアはその夜、牢屋の鍵を盗んでジョーを逃がす。ジョーはワシントンに赴きディキンソンに事情を訴えて救いを求めるが、情実が捉はれて調査が進渉せぬ内にシャンクスが遂に死亡するので、ジョーは傷害致死罪出鋼鈑に伏されることになり、調査委員会は自然立ち消えとなる。キィキンソンはクイセンベリイの指名したインディアン係りの判事を忌避知、連邦判事に事件を審理させる。クイセンベリイは自分立ちの悪事露見を怖れ、ジョーに取り唯一の証人であるその妹を誘拐するので、インディアン等は激昂知、白人たちを襲撃し、ジョーを牢獄から救いだす。ジョーはクイセンベリイの配下の1人を追及して妹の所在を知り、救い出しに赴くが、追って来たクイセンベリイのために射たれる。間もなく傷癒えたジョーは再び鋼鈑に伏されるが、妹の証言により彼の行為は正当防衛と判明し、無罪の判決を受け、悪役人共は免職され、ジョーはワシントンの理蕃課に勤務することとなって事件は落着する。
「異人種の争闘」のスペック
基本情報 | |
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ジャンル | ドラマ |
製作国 | アメリカ |
製作年 | 1934 |
製作会社 | ファースト・ナショナル映画 |
レイティング |
「異人種の争闘」のみんなのレビュー
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今日は映画何の日?
NEW今日誕生日の映画人 3/3
- ジェシカ・ビール(1982)
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世界にひとつのロマンティック
突然の事故で脳に釘が入ってしまったアリスは温厚な性格が一変し、衝動的な性格に。出逢ったばかりの政治家とセックスしてしまうが、政治家と奇病女子の恋愛は問題ばかりで…。カリテ・ファンタスティック!シネマコレクション2019参加作品。 -
記者たち 衝撃と畏怖の真実
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NEW今日命日の映画人 3/3
- 安井昌二(2014)
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小梅姐さん
「炭坑節」や「黒田節」など多くの民謡をヒットさせ、NHK紅白歌合戦でも美声を聞かせた芸者出身の歌手・赤坂小梅の生誕100周年を記念して製作されたドキュメンタリー。生まれ育った筑豊や芸者修行に励んだ北九州など彼女ゆかりの地を訪ね、数々の記録映像や関係者へのインタビューを交え、歌一筋に生きた彼女の生涯に迫る。監督は『ハイビジョンふるさと発~有明海に生きるカメラマンの物語~』などのドキュメンタリー番組を数多く手掛けた山本眸古。ナレーションを「悪名」の水谷八重子、作曲・音楽アドバイザーを「上方苦界草紙」の本條秀太郎が担当した。赤坂小梅。本名、向山コウメは明治39年(1906)年4月、福岡県川崎町に9人兄姉の末っ子として生まれる。16歳の時に自ら芸者を志し北九州の置屋「稲本」に。通常1年間の芸者修行を3ヶ月でこなし、1年で芸者デビュー、“梅若”を名乗る。昭和4(1929)年、九州一円の民謡研究のため小倉を訪れていた野口雨情、藤井清水らに認められ、レコードデビューを果たし、同6年に上京。同8年、コロムビアから発売した「ほんとにそうなら」が大ヒット。以来、端唄、舞踊小唄などを含め、多くの流行歌や民謡をレコーディングしヒットさせた。NHK紅白歌合戦にも4回出場、その豪放磊落な性格から多くの文化人や政・財界人などに愛され、大衆から支持された。酒豪でも知られ、恰幅のいい体型が特徴的だった彼女は昭和56(1981)年4月、75歳で引退。晩年は民謡の普及や福祉活動に勤しみ、平成4(1992)年1月17日死去。享年85歳であった。 -
楳図かずお恐怖劇場 まだらの少女
人の憎しみが生み出す蛇の呪いの恐怖を描いた中篇ホラー。監督は「恋する幼虫」の井口昇。楳図かずお原作の同名コミックを基に、「ホラ~番長 稀人」の小中千昭が脚色。撮影を「着信アリ2」の喜久村徳章が担当している。主演は、「Last Quarter 下弦の月」の中村有沙と「TRICK 劇場版」の成海璃子。尚、本作は「楳図かずお恐怖劇場」の中で、「ねがい」と2本立公開された。楳図かずおデビュー50周年作品。