生けるマリオネット

いけるまりおねっと
製作国
アメリカ

ジャンル
ミュージカル

ここが見どころ

「妾の弱点」「裏切る唇」のリリアン・ハーヴェイが出演するミュージカル映画で、「ブダペストの動物園」と同じくローランド・V・リーが監督に、リー・ガームスが撮影にあたったラスキー・プロ作品である。脚本は監督者リーが「山に住む女」のエドウィン・ジャスタス・メイヤーと共同して書き下ろし、ハーヴェイの相手役は「ブダペストの動物園」「空中レヴュー時代」のジーン・レイモンドが勤め「猟奇島」のレスリー・バンクスと「ゆりかごの唄」のジョージア・ケーンを始め、「昨日」のジェネヴァ・ミッチャル、マレイ・キンネル、ハリウェル・ホップス等が助演している他ポボレッカ一座の人形芝居を巧みに取り入れてある。

「生けるマリオネット」のストーリー

花のパリで古い歴史を誇るピッコリ操り人形も世を挙げての流行であるレヴューの人気に押され押されて昨今では奈落の一路を辿り、場末の小屋に追われ今は没落を待つという運命に落ちてしまった。この人形芝居の座頭のせがれトニイは何とかして操り人形を昔日の者になさんとそのころパリ随一と唄われた花形ダンサー、スザンヌの人形を作らして貰おうと彼女を劇場へ訪れたが、支配人バロンのために阻まれ一度は目的を達しえなかったが、結局彼の熱心さが奏効し彼はスザンヌの写生に成功した。その時既に若い2人の胸には恋が兆していたのであった。これを感付いた支配人バロンはスザンヌをトニイに奪われることを恐れ、一足先にスザンヌを説いて結婚の約束をしてしまった。裏切られた様な気のしたトニイはスザンヌの行状を責めた。これがため彼女の心は乱れて「サン・モリッツ」の空中編み渡りのシーンで身体の中心を失い墜落して、命より2番目の足を挫折してしまった。早々ダンサーとしての生命なしと見て取ったバロンはスザンヌとの婚約を破棄して姿を消してしまった。これに反しトニイはスザンヌをいたわり、フランス1の名医にかけ、ひたすら彼女の全快を祈るのであった。数ヶ月にしてスザンヌは全快したが、しかし彼女は再び舞台に戻ろうとはせず、操り人形師となり人形スザンヌに彼女の魂を打ち込み、それを通して彼女の芸術を紹介しつつ、トニイからの恋の表示を今かいまかと待っていた。純情で恋に疎いトニイは面と向かってスザンヌに切なる胸の裡を打つ明けるのであった。トニイのこの態度をもどかしく思ったスザンヌはトニイの一座を見限り、再び舞台へ返り咲きしようと決心した。丁度その時前支配人バロンが再び現われ、待ってましたとばかり彼女をパリの大レヴュー劇場へ売り込んだ。劇場主はそのシーズンのプログラムに錦上更に花を添える意味で人気のあるトニイ一座の操り人形芝居を契約しスザンヌと共演させようと図った。初日の晩が来た。しかしトニイを失ったスザンヌの心は晴れやかではなかった。関係者一同は大いに憂慮した。スザンヌの心を良く知っているバロンはスザンヌに対する愛欲のすべてを捨て開幕前にトニイとスザンヌの心を結ぶことに成功したので遂ににスザンヌの神技と電灯を誇る操り人形との完全な芸術的融合が成立し、期待通り空前の代成功を収めることができた。

「生けるマリオネット」のスタッフ・キャスト

スタッフ
キャスト役名

「生けるマリオネット」のスペック

基本情報
ジャンル ミュージカル
製作国 アメリカ
製作年 1933
製作会社 フォックス映画
レイティング

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映画専門家レビュー

今日は映画何の日?

NEW今日誕生日の映画人 12/1

エリカ・リバス(1974)

人生スイッチ

アルゼンチンで国内年間ランキング1位を獲得したオムニバス形式のブラック・コメディ。製作は、「オール・アバウト・マイ・マザー」のペドロ・アルモドバル。出演は、「瞳の奥の秘密」のリカルド・ダリン。第87回アカデミー賞外国語映画賞ノミネート、第67回カンヌ国際映画祭コンペティション部門正式出品作品。
ヴェイッコ・アールトネン(1955)

罪と罰(1983)

殺人を犯した青年の行動を乾いたタッチで描く作品。「白い花びら」のアキ・カウリスマキ、監督長編第1作。原作はロシアの文豪、ドストエフスキーの同名小説。出演はマルチ俳優として活躍するマルック・トイッカ、「愛しのタチアナ」までカウリスマキ作品の顔だったマッティ・ペロンパー、カウリスマキ作品の常連名脇役であるエスコ・ニッカリほか。1983年第1回フィンランド・ユッシ賞最優秀処女作品、最優秀脚本賞受賞。

ラヴィ・ド・ボエーム

パリを舞台に、3人の芸術家のボヘミアン生活を描く。監督・製作・脚本は「コントラクト・キラー」のアキ・カウリスマキ、原作はアンリ・ミュルジェールの小説『ボヘミアン生活の情景』(Scenes de la vie de boheme)、撮影はティモ・サルミネンが担当、音楽はセルジュ・レジアニが歌う「僕は飲む」、しのはらとしたけが歌う「雪の降る町を」などの既成曲を使用している。

NEW今日命日の映画人 12/1

シェリー・モリソン(2019)

無邪気な悪魔におもちゃが8つ

子供によって行われるショッキングな殺戮を描いたホラー。感化院の車が雪山で事故に遭い、護送されていた5人の問題児たちが脱走する。ロッジで冬を楽しく過ごそうとしていた大人たちに保護されるが、子供たちは彼らを残酷な方法で殺し始め…。【スタッフ&キャスト】監督:ショーン・マグレガー 脚本:ジョン・ダーレン 撮影:ポール・ヒップ/マイケル・シェア 出演:レイフ・ギャレット/ソレル・ブーク/ジーン・エヴァンス/シェリー・モリソン

愛のそよ風

『チェンジリング』のクリント・イーストウッドが初めて監督業だけに専念して制作したドラマ。不動産業を営む裕福な中年・フランクは、ある日ヒッピー風の少女・ブリージーと出会う。初めは自由に生きる彼女に苛立ちを覚えていたがフランクだったが…。【スタッフ&キャスト】監督:クリント・イーストウッド 製作:ロバート・デイリー 脚本:ジョー・ハイムズ 撮影:フランク・スタンリー 出演:ウィリアム・ホールデン/ケイ・レンツ/ロジャー・C・カーメル/シェリー・モリソン
マイケル・ライ(2019)

ルージュ(1987)

恋人を探すために現世へ戻ってきた美貌の幽霊の激しくも切ない恋を描くロマンチック・ファンタジー。監督はスタンリー・クワン。出演は、レスリー・チャン、アニタ・ムイ、アレックス・マンほか。2013年3月30日より、東京・シネマート六本木、大阪・シネマート心斎橋にて開催された「レスリー・チャン メモリアル」にてデジタル上映。

九龍の眼

悪質な爆弾犯人たちを追いつめる香港警察の刑事チェンの活躍を描くアクション。「ポリス・ストーリー 香港国際警察」の続篇で、監督・主演・原案・スタント監修は「サイクロンZ」のジャッキー・チェン(成龍)、製作総指揮はレイモンド・チョウ(鄒文懐)とレナード・ホウ(何冠昌)、製作はエドワード・タン、脚本はエドワード・タンとジャッキー・チェン、撮影はチョウ・イウゾウ(張耀祖)とリー・ヤウトン(李有棠)、音楽はマイケル・ライ(黎小田)が担当。出演はほかに「ポリス・ストーリー 香港国際警察」のマギー・チャン(張曼玉)、「プロジェクトA2 史上最大の標的」のタン・ピョウ(董驃)、「サイクロンZ」のクリスタル・コオ(郭錦恩)など。ビデオタイトル「ポリス・ストーリー2 九龍の眼」。