生きてる死骸

いきてるしがい
製作国
アメリカ

ジャンル
ドラマ

ここが見どころ

恐怖劇流行の波にのったレジノルド・デンハムとエドワード・パーシー合作の舞台劇の映画化で、脚色には原作者の一人デンハムと「手紙」「嫉妬」「喝采」「肉弾鬼中隊(1934)」等のギャレット・フォートが当り、「医者の日記」「我が子よ、我が子よ」等のチャールズ・ヴィダーが監督した作品、撮影には古くは「熱砂の舞」「目覚め」等、近くは「追憶(1941)」の名手ジョージ・バーンズが当っている。出演者は、戦前は「海は桃色」「ある雨の午後」「歌へ陽気に」「消え行く灯」等で知られ、その後性格女優として躍進を続けているアイダ・ルピノ「風雲児アドヴァース」「パリの評判娘」等のハイス・ヘィラォード、チャールズ・ロォトン夫人で異状性格に名技を示す「フランケンシュタインの花嫁」「孤具ダビド物語」「描かれた人生」「幽霊西へ行く」「運命の饗宴」等のエルザ・ランチェスター、セルシ・B・デミルの門下で「海賊(1938)」等に出演し、今日ではコロムビアに活躍している「幽霊ニューヨークを歩く」等のイヴリン・キース、その他舞台女優のエディス・バレット、イソベル・エルソム、太い傍役のクライド・クック等である。

「生きてる死骸」のストーリー

英国のある寒村に、たった一軒ぽつりと立つさびしいエステュァリイ館には、その女主人で元女優だったフィスク夫人、話相手で家政婦のエレン・クリィド、下女リュシイの3人が住んでいた。エレンには、精神消耗の姉が2人、ロンドンに残してあるが、フィスク夫人はその2人を、この館に連れてくることを許した。エレンは喜んでロンドンへ出発した。その留守中に、エレンの遠い従兄に当たるアルバアト・フェザアが訪れて来た。フィスク夫人は、彼が小悪党で、銀行の金を消費していることを知り、却って興味を感じ、現在は信用していない古い館の中に隠した金を出して与えた。間もなくエレンは2人の姉を連れて帰って来た。が、狂気じみた彼女たちが家中を荒すので、フィスク夫人はたちまち嫌気がさし、エレンに対して、1日もはやくこの邸から連れだせと命ずる。エレンは、2人の姉が、この新しい住居をすっかり気に入っているのを見て、再びロンドンへ帰すに忍びずついに意を決し、2人を散歩に出し、下女のリュシイも外出している隙を狙って、ピアノを弾いている夫人を背後から締め殺す。そして人々には、夫人が旅行に出たといいふらした。ある雨の夜、突然にアルバアトがやってきた彼は官憲に追われているのである。エレンは快く思わなかったが、アルバアトのほうもフィスク夫人が居ないのを不審に思い、リュシイを色仕掛で手なづけ、絶えずエレンの行動を監視しはじめた。ある日、無人に乗じて彼はフィスク夫人のカマドをあけてみると、意外や、その扉口まで煉瓦で埋められていた。さらに、彼はエレンが、フィスク夫人の写筆で小切手を発行したことを知り、エレンが夫人を殺害したことを確信した。そこで、リュシイを説き伏せ、夫人のかつらと衣裳をまとわせ、夫人の幽霊をつくりあげ、エレンを失心させた。が、このときリュシイも真相を語るに至り、邸を脱れて官憲に急を告げた。アルバアトは、あわてて逃亡を企てたが捕われた。そしてエレンも、2人の姉を邸に残し、良心の呵責から脱れるため、自ら進んで官憲の許へ赴いた。

「生きてる死骸」のスタッフ・キャスト

スタッフ
キャスト役名

「生きてる死骸」のスペック

基本情報
ジャンル ドラマ
製作国 アメリカ
製作年 1941
製作会社 コロムビア映画
配給 セントラル映画社
レイティング

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映画専門家レビュー

今日は映画何の日?

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丹波哲郎(2006)

八甲田山 完全版

劇場版「八甲田山」ではカットされた、徳島大尉が案内人たちに「八甲田で見たことは一切口外してはならん」と言うシーンを追加した「八甲田山」完全版。映画の上映から5年後、昭和57年10月6日の日本テレビ「水曜ロードショー」で初放送された。2014年4月19日より、東京・恵比寿 東京都写真美術館にて開催された「山岳映画:特集上映-黎明期のドイツ映画から日本映画の名作まで-」にて35ミリニュープリントを上映。

天皇の世紀

幕末から明治維新の激動の時代を描いた大佛次郎の歴史小説を、1971年に朝日放送がドラマ化した全13話の作品を劇場公開。「七人の侍」の志村喬、「トラ・トラ・トラ!」の田村高廣など豪華キャストに加え、山本薩夫、今井正、三隅研次、篠田正浩などの巨匠たちが監督した大作。なお、作者他界により、原作は未完に終わった。
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MIFUNE:THE LAST SAMURAI

“世界のミフネ”こと俳優・三船敏郎の偉業とその波乱に満ちた生涯に迫るドキュメンタリー。香川京子、司葉子らの共演者を始め、スティーヴン・スピルバーグ、マーティン・スコセッシといった巨匠まで、三船に魅せられた人々の言葉からその魅力を解き明かす。監督は「収容所の長い日々/日系人と結婚した白人女性」でアカデミー賞短編ドキュメンタリー賞を受賞したスティーブン・オカザキ。

ゆずり葉の頃

一枚の画への想いを胸に軽井沢へ来た老母と周囲の人々が織りなす現代のメルヘン。監督・脚本は、故・岡本喜八監督夫人にして映画プロデューサーの中みね子(岡本みね子)。76歳にして挑んだ初監督作品。出演は八千草薫、風間トオル、岸部一徳、仲代達矢ほか。2014年10月31日より、鳥取県米子市ガイナックスシアターにて2週間先行公開。2015年5月全国公開。

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