鉄壁の男

てっぺきのおとこ
製作国
アメリカ

ジャンル
ドラマ

ここが見どころ

「赤新聞」につぐジョージ・バンクロフトの主演映画。チャールス・ディッケンズの小説「ドンビイとその子」から構想をかりて「おしゃれ牧場」「砲煙」のグロヴァ・ジョーンズと「戦う隊商」「国境の狼群(1930)」のエドワード・E・パラモア・ジュニアが脚本を合作し「夜霧の女」「赤新聞」「戦争と貞操」のデイヴィッド・エーベルが撮影を担当したもので助演者は「アメリカの悲劇」「パリ選手」のフランセス・ディー、「影を売る男」「夜霧の女」のジュリエット・コンプトン、「赤新聞」の議ルバート・エメリイ、「トレスパサー」ノロバート・エイムス、「摩天楼の巨人」のデイヴィッド・デュランドその他である。

「鉄壁の男」のストーリー

ブロック・トランブルはニューイングランドの錚々たる一造船所の所長だった。彼は善良な男だったが、職務に対しては希にみる熱情家で造船にあらゆる心血を注いだ。船は彼の宗教であり、夢であり、また彼自身の表現でもあった。彼には一男一女があったが彼の妻は息子を産み落とす間もなく死んでしまったので彼は子供達の成長を唯一の楽しみにしていた。ことに息子に対する彼の期望は大きかった。自分の後継者!そんな期待に燃えながら息子を一人前の造船家にたたき上げるつもりだった。けれど息子は長ずるに従って父親の信条を疑うようになった。金や勢力が何になる。息子は日夜こうした疑惑に駆られながらある日突如この世を去ってしまった。ちょうどその頃、同じ造船業者で商売仇のジョー・ワーレンはブロックと競争することの不利を見てブロックと提携しようと言ってきたがブロックはすげなくハネつけた。ジョーはかつてはブロックの妻の求婚者であり、彼らはお互いに恋仇でもあったのである。息子の死、ブロックの悲嘆は大きかった。彼は殆ど絶望に近い気持ちを味わいながら鉄のような彼の意志さえぐらつきはじめた。しまいに彼は悶々の情に耐えがたく愛娘アンを残して単身ヨーロッパに出かけた。そこで彼は間もなくポーラという余り素性の良からぬ女に引っかかりしまいに結婚してしまった。息子の死、自分の夢の破壊、この寂しさを彼はせめてポーラに託して癒すほかなかった。やがて彼は新妻ポーラを伴って本国へ帰ってきた。見るとその留守中に彼の造船所は痛く衰微しそれに反してジョー側は旭日昇天の勢いだった、それにまた娘のアンまでがいつかジョーと恋仲となりジョーのもとに走っていた。これを見たブロックは憤怒に燃え再び彼の仕事に対する熱情は白熱化した。そして日ならずして彼の造船所は再びその勢力を盛り返して敵方のジョーを叩きつぶしてしまった。かくしてブロックは舊に倍する金と勢力を勝ち得る身となったが何かしら彼の心にやるせない空虚を感ずるのだった。ある日、彼は娘のアンがブロックのために惨敗したジョーを慰め励ましているのを目撃した。それがブロックの心に何とひびいたか。ブロックは初めて真の幸福は金でも勢力でも名誉でもなく娘の幸福にあることを知った。娘の幸福を祈りながら所員のあらゆる避難や嫌がらせを顧みず一時造船を停止してジョーに造船契約を譲り、その窮地を救ってやったのだった。

「鉄壁の男」のスタッフ・キャスト

スタッフ
キャスト役名

「鉄壁の男」のスペック

基本情報
ジャンル ドラマ
製作国 アメリカ
製作年 1931
製作会社 パラマウント映画
配給 パラマウント支社
レイティング

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映画専門家レビュー

今日は映画何の日?

NEW今日誕生日の映画人 12/7

香川照之(1965)

99.9 刑事専門弁護士 THE MOVIE

2016年、2018年に放送された人気ドラマの劇場版。99.9%逆転不可能と言われる事件で無罪を勝ち取ってきた型破りな弁護士・深山のもとに、15年前の天華村毒物ワイン事件に関する依頼が舞い込む。その事件には、謎の弁護士・南雲が関わっていた。出演は、「ナラタージュ」の松本潤、「七つの会議」の香川照之、「妖怪大戦争 ガーディアンズ」の杉咲花。監督は、「仮面病棟」の木村ひさし。

バケモン

17年に渡って落語家・笑福亭鶴瓶に密着、その素顔に迫ったドキュメンタリー。コロナ禍でテレビ番組の収録が中止になった2020年、鶴瓶は1時間を超える上方落語の最高傑作『らくだ』をひっさげ、全国ツアーを開始。そこから覗く芸人・鶴瓶の生き様とは。ナレーションを担当したのは、「七つの会議」の香川照之。鶴瓶と交流の深いテレビ番組の構成演出家・山根真吾が演出・構成・撮影・編集を担当。
ニコラス・ホルト(1989)

モンタナの目撃者

アカデミー賞受賞女優アンジェリーナ・ジョリーの『ソルト』以来11年ぶりのアクション映画。アンジーが人間には太刀打ちできない「大自然の脅威」と凄腕の「暗殺者」に行く手を阻まれながらも、少年を守るために戦う森林消防隊員ハンナを演じる。監督・脚本は「ボーダーライン」(2015)で初脚本を務め、監督デビュー作「ウインド・リバー」(2017)で第70回カンヌ国際映画祭ある視点部門監督賞を受賞したテイラー・シェリダン。「木を切り、火をおこす方法から教わった」と語るアンジェリーナ・ジョリーは、森林消防隊員のハンナを演じることは大自然でのサバイバルの連続だったと語る。過去に壮絶な事件を”目撃”したことで心に大きなトラウマを抱える森林消防隊員のハンナは、暗殺者による父の死を間近で“目撃”し、父が守り抜いた“秘密”のために暗殺者に追われる少年コナーとタッグを組む。背後に迫る凄腕の暗殺者、目前に立ちはだかる広大なモンタナの大自然に燃え盛る巨大な炎―2つの脅威に行く手を阻まれる極限状態で、少年を守り戦うサバイバルサスペンス。

トゥルー・ヒストリー・オブ・ザ・ケリー・ギャング

かつてミック・ジャガーが「太陽の果てに青春を」で、故ヒース・レジャーが「ケリー・ザ・ギャング」で演じたオーストラリアの伝説の義賊ネッド・ケリーの生涯を、「1917 命をかけた伝令」のジョージ・マッケイ主演で描くパンク精神あふれる反逆ムービー。豪アカデミー賞12部門のうち主要3部門で受賞、カルト・ムービーの巨匠ジョン・ウォーターズ監督が“2020映画ベスト10”に選出。1855年にアイルランド移民の長男として生まれたネッド・ケリーは窃盗や強盗を繰り返した無法者だが、現代でもオーストラリアに「ケリーのように勇敢に(as game as Ned Kelly)」という表現があるほど英雄として人気が高い。本作ではそんなネッド・ケリーを、悲惨な境遇から抜け出そうと苦悩し、怒り闘うひとりの若者として捉えたピーター・ケアリーのブッカー賞(イギリス最高の文学賞)受賞小説を原作に映画化。腐敗した権力に屈することを拒否し、兄弟や仲間たちと“ケリー・ギャング”を結成、国中にその名を轟かす反逆者となったネッドの姿を壮絶に描き出している。母親がネッドを売り渡すブッシュレンジャー(盗賊)のハリー・パワーにラッセル・クロウ、ネッドに屈折した想いを寄せ執拗に追い詰める警官のフィッツパトリックにニコラス・ホルト、ネッドの家族に横暴を尽くすオニール巡査部長にチャーリー・ハナムと豪華キャストが結集。「アサシン クリード」でハリウッドに進出したジャスティン・カーゼル監督が新たな伝説を誕生させた。

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