アンクル・ジョー

あんくるじょー
上映日
1979年9月22日

製作国
アメリカ

ジャンル
ドラマ

ここが見どころ

突然の火災で最愛の妻と子を失い、奈落の底に転落したかつての人気トランペッターと、母に捨てられた足を病む6歳の少年の心の触れ合いを描く。製作総指揮はジーン・カークウッド、製作はアーウィン・ウィンクラーとロバート・チャートフ、監督はジョセフ・C・ハンライト、脚本はバート・ヤング、撮影はビル・バトラー、音楽はビル・コンティ、編集はドン・ジンマーマン、美術はビル・ケニーが各々担当。出演はバート・ヤング、ダグ・マッケオン、マッジ・シンクレア、ジェーソン・バーナード、バート・レムゼン、アラン・リッチなど。

「アンクル・ジョー」のストーリー

ジョー・シャノン(バート・ヤング)は60年代に一世を風靡したジャズ・トランペッターで、ドラマーのグース(ジェーソン・バーナード)などと組んだステージは常に超満員で、一時はハリウッドで映画音楽を手がけたりもした。しかし、公演中、ロサンゼルス郊外の自宅が火を噴き最愛の妻と息子を失ってから、彼の人生は暗転した。以来10年、ジョーは酒びたりとなり安クラブで無気力に演奏し、客の失笑をかっていた。そんなかつてのリーダーに対し、唯一救いの手をさしのべていたのが、今はジャズ酒場監獄を経営するグース(ジェーソン・バーナード)だ。ある日、そのグースの折角用意した仕事をオジャンにしてしまったジョーは、おんぼろキャデラックを飛ばし、一度情を交わしたことのある女の家へ憂さばらしに向かったが、その女の経営する小さな食堂に着いた彼を出迎えたのは、一発のショットガンの銃声だった。それは、彼女の6歳になる息子ロビー(ダグ・マッケオン)の仕業で、話を聞くと母親はロビーを置いて、若い男と駈け落ちしたということだった。翌朝、ロビーを連れにきた市の福祉委員と修道孤児院の代表を嫌ったロビーは、ジョーの車にもぐりこんで、逃げだしていた。2人は、サントペロの安ホテルで再会し、ロビーは、孤児院入りをすすめるジョーをアンクル・ジョーと呼んで離れようとしなかった。ロビーは、ジョーに、イリノイのおじさんのところに行くための旅費が必要だと言い、2人の奇妙な道行きが始まった。デパートからロビーが盗んだサンタクロースの衣装を着て、ジョーがトランペットを吹き、ロビーが金を集めるという商売を始める。そこを偶然通りかかったのが、グースと彼の妻マーガレット(マッジ・シンクレア)で、ジョーの姿を非難しながらも彼らは20ドルをめぐんだ。集まった金をロビーに渡し、別れを告げたジョーは、ロビーが嘘をついていたことを知る。ロビーは身寄りのない孤独な少年だった。行きつけのバーに行ったジョーは、彼の荷物からミニ・トランペットを持ち出して入ってきたロビーを、人が変ったように張り倒した。それは彼が亡き息子の誕生日に与えた悲痛な思い出の品だった。ホテルに戻ったジョーはロビーに孤児院入りを説得し、2人はついに別れる。気落ちしたジョーは自殺を考えて海岸に向かったが、気を取り直し、孤児院へ戻り、ロビーを脱走させた。折りしも2人が逃げこんだ映画館では、彼の作曲した映画音楽が流れている。その時、ジョーには新たな決心が生まれた。翌日、再起を賭けたグースの店での演奏は、何とか恰好がついた。しかし、ロビーの足の異常に気がついたマーガレットのすすめで病院で診察を受けたロビーは、進行性の骨ガンで切断しなけれぱならないと診断される。ロビーは、病室の子供たちのために、近づくクリスマス・パーティーへの賛助出演を約束した。しかし手術後のロビーの心はジョーに対して固く閉ざされていた。暗い気持ちでホテルに戻ったジョーは、ミニ・トランペットをロビーの枕辺にそっと置いて去った。子供たちが待つ病院に駆けつけ、往時の実力をしのばせる素晴しい音色で「聖しこの夜」を吹くジョーの前に、車椅子に乗ったロビーが、手にあのミニ・トランペットをしっかり持って現われるのだった。

「アンクル・ジョー」のスタッフ・キャスト

スタッフ
キャスト役名

「アンクル・ジョー」のスペック

基本情報
ジャンル ドラマ
製作国 アメリカ
製作年 1978
公開年月日 1979年9月22日
製作会社 チャートフ/ウィンクラー・プロ作品
配給 ユナイト映画
レイティング
アスペクト比 アメリカンビスタ(1:1.85)
カラー/サイズ カラー/ビスタ

「アンクル・ジョー」のみんなのレビュー

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映画専門家レビュー

今日は映画何の日?

NEW今日誕生日の映画人 12/8

和久井映見(1970)

さんかく窓の外側は夜

ヤマシタトモコの心霊ミステリー漫画を「おじいちゃん、死んじゃったって。」の森ガキ侑大監督が実写化。幽霊が見える三角は除霊師・冷川と共に除霊をすることに。二人は一年前に起きた連続殺人事件の調査にあたるが、発見した遺体には呪いがかけられていた。除霊師の冷川理人を「伊藤くん A to E」の岡田将生が、霊が見える特異体質を持つ三角康介を「走れ!T校バスケット部」の志尊淳が、呪いを操る女子高生ヒウラエリカを「響-HIBIKI-」の平手友梨奈が演じる。

小説の神様 君としか描けない物語

相沢沙呼による青春小説『小説の神様』を「HiGH&LOW」シリーズの久保茂昭監督が映画化。真っすぐで繊細な売れない高校生小説家・一也と、同級生の人気女流作家・詩凪。そんな2人が編集者から下されたミッションは、協力して大ベストセラーを生み出すことだった。出演は「センセイ君主」の佐藤大樹、「キングダム」の橋本環奈、「初恋 お父さん、チビがいなくなりました」の佐藤流司。
稲垣吾郎(1973)

ばるぼら

手塚治虫が1970年代に発表した大人向け漫画を、稲垣吾郎&二階堂ふみW主演で手塚眞監督が実写化。ある日、人気小説家・美倉洋介は酔払った少女ばるぼらに出会い、家に連れて帰る。大酒飲みで自堕落な彼女だったが、美倉は奇妙な魅力を感じ追い出せずにいた。共演は「柴公園」の渋川清彦、「いちごの唄」の石橋静河。第32回東京国際映画祭コンペティション部門正式招待作品。

海辺の映画館 キネマの玉手箱

大林宣彦監督が20年ぶりに出身地である広島県尾道でメインロケを敢行、戦争や映画の歴史を辿るファンタジー劇。尾道の海辺にある映画館が閉館の日を迎え、日本の戦争映画大特集のオールナイト興行を見ていた3人の若者がスクリーンの世界へタイムリープする。大林作品に多数出演する厚木拓郎と細山田隆人、「武蔵 -むさし-」に主演した細田善彦が銀幕の世界にタイムリープし移動劇団『桜隊』の運命を変えようとする3人の若者を、『桜隊』の看板女優を「野のなななのか」「花筐/HANAGATAMI」と近年の大林作品を支える常盤貴子が演じる。第32回東京国際映画祭Japan Now部門にてワールドプレミア上映、大林監督に特別功労賞が授与された。

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