ここが見どころ
「宝島(1950)」「ロビン・フッド物語」につぐ、ウォルト・ディズニーの劇映画第3作(1953年)で、チャールズ・メイジャーの原作小説をテクニカラーで映画化した時代活劇。製作は「宝島(1950)」のパース・ピアース、監督は「極楽ホテル」のケン・アナキン、脚色は「宝島(1950)」のロウレンス・E・ワトキンが担当。「青い珊瑚礁」のジョフリー・アンスワースが撮影し、「封鎖作戦」のクリフトン・パーカーが作曲し、「エヴェレスト征服」のミュア・マシースンが演奏指揮に当った。主演は「哀愁のモンテカルロ」のリチャード・トッド、「絶壁の彼方」のグリニス・ジョンズで、ジェームズ・ロバートスン・ジャスティス(「愛欲の十字路」)、マイケル・ガフ、ジェーン・バレット(「捕われた心」)、ロザリー・クラッチリーらが助演する。
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「剣と薔薇」のストーリー
騎士道華かなりし1515年のロンドン。フィランスから来た選手を迎えて、ヘンリイ8世(ジェームズ・ロバートスン・ジャスティス)臨席の下に英仏対抗レスリング試合が催されたが、英国側は惨敗を喫した。このとき見物人の中から飛入りの名乗りをあげた青年騎士があった。国王のそばにいた勝気な王妹メリイ(グリニス・ジョンズ)は彼に興味を向けたが、まず親友のバッキンガム公爵(マイケル・ガフ)に出場をうながした。公爵がフランス選手に勝ったあと、更に王にすすめて公爵と先ほどの青年騎士と試合をさせた。青年騎士はみごと公爵を破り、こうして彼チャールズ・ブランドン(リチャード・トッド)は近衛兵の隊長に命ぜられた。メリイは全くブランドンに心を惹かれ、祕かに彼女に想いをよせていたバッキンガム公爵は、ブランドンを憎んだ。ヘンリイ8世はかねてからメリイを老いたフランス国王と政略結婚させようとして、彼女の拒絶にあっていた。ブランドンは、メリイと益々親しい仲となったが、彼女の身分をおもって、ひとり海外に行く決意をした。頂度そのとき、フランス王からの使いが到りヘンリイ8世との間に結婚のとりきめがなされた。メリイは激しく拒絶して、ブランドンとともにアメリカへ渡ろうとしたが、忽ち2人は近衛兵に逮捕された。怒ったヘンリイ8世は、ブランドンを死刑に処そうとしたが、メリイはフランス国王との結婚を承諾する交換条件にブランドンの助命を嘆願して、聞きとどけられた。彼女がパリに発ったあと、バッキンガム公爵はブランドンに刺客をさし向け、彼を殺した。フランス国王はメリイと結婚後、間もなく死に、バッキンガム公爵が、メリイを引きとりに来た。公爵は彼女を英国へ送りとどける途中、ブランドンの死を告げて結婚を申し込んだ。そこへ死んだはずのブランドンが突然、姿をあらわした。彼は公爵を閉じこめ、メリイとともにカレー港へ向かった。海岸でブランドンは、追って来た公爵と決闘してうち負かすが、命だけは助けて、メリイとともに英国へ渡った。ヘンリイ8世はブランドンに公爵位を与えて、2人の前途を祝った。
「剣と薔薇」のスペック
基本情報 | |
---|---|
ジャンル | ドラマ |
製作国 | アメリカ |
製作年 | 1953 |
製作会社 | ウォルト・ディズニイ・プロ映画 |
配給 | 日本RKOラジオ映画会社 |
レイティング | |
カラー/サイズ | カラー |
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